「日本最強の城スペシャル」第9弾放送決定!行ってみたいあの名城の秘密に迫る

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なかなか気軽にお城めぐりができずウズウズしている皆さんに朗報です。NHKの人気お城紹介番組「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」の第9弾が2021年9月20日に放送決定! 今回も全国から選りすぐりの名城をピックアップし、その知られざる素顔や魅力に迫って「最強の城」が決まります。この記事では、最新の第9弾で取り上げられるお城と、過去の第1弾から第8弾で取り上げられたお城をご紹介します。※2021年9月21日 第9弾の番組オンエア内容を更新


「日本最強の城スペシャル」第9弾

「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」って?

2018年6月の第1弾から年に2回のペースでオンエアされ、2021年9月20日に第9弾が放送予定のNHKの「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」。全国に3万以上あるという城の中から城好きの方にアンケート調査を実施。行って楽しいおすすめのお城を、美しい映像や熱いトークで紹介する番組です。恵俊彰さんと赤木野々花さんをMCに、お城好きの著名人(第1回は高橋英樹さん、石原良純さん、杉田かおるさん。第2回は高橋英樹さん、石原良純さん、小日向えりさん。第3回からは高橋英樹さん、春風亭昇太師匠、小日向えりさん。第8回は高橋英樹さん、石原良純さん、村井美樹さん、千田嘉博先生。第9回は高橋英樹さん、春風亭昇太師匠、村井美樹さん、山本彩さん、千田嘉博先生)が「最も魅力的で行ってみたい」最強の城を決定します。

第1弾~第8弾で紹介されたお城はこちら!放送回をクリックしていただくと、その回の解説に飛びます。

<紹介された城>彦根城、松本城、丸亀城、松山城、会津若松城、山中城、備中松山城、高取城、七尾城

<紹介された城>名古屋城、金沢城、白河小峰城、松江城、上田城、苗木城、高松城、肥前名護屋城

<紹介された城>大阪城、弘前城、明石城、岡城、滝山城、原城、五稜郭

<紹介された城>江戸城、丸岡城、広島城、能島城・来島城、津山城、金田城、竹田城

<紹介された城>福知山城、安土城、一乗谷城、黒井城、岐阜城、岩村城

<紹介された城>二条城、宇和島城、小田原城、知覧城、福岡城、仙台城

<紹介された城>和歌山城、福山城、小諸城、根城、熊本城

<紹介された城>犬山城、小倉城、岩櫃城、杉山城、岡山城、石垣山城

最新の第9弾で取り上げられるお城は?

この番組では毎回、思わず写真に撮りたくなる「フォトジェニックな城」、知恵と工夫で強力なディフェンスを作る「守りの仕掛けがユニークな城」、多くの謎に彩られた「ミステリアスな城」などのユニークな観点から、バラエティ豊かなお城をピックアップされますが、第9弾では全国の地方ごとにお城がエントリーされ、それぞれの特徴や魅力が紹介されました。

自由の気風あふれる南国の城・高知城(高知県高知市)

高知城

日本で唯一、本丸の建造物群(天守や御殿)がほぼ完全なまま現存している高知城。石垣から突き出るように作られた石樋(いしどい)など、雨が多い高知県ならではの工夫が見られる石垣も見どころです。そしてもちろん忘れてはいけないのが、全国で12しかない貴重な現存天守。この天守を侵入者から守るため、石落しや忍び返し(鉄串)などさまざまな仕掛けが施されているのです。

番組では本丸の撮影スポットや“隠されたトリック”に注目しながら、さらに「高知の人は豪快さを求める」という県民性が垣間見える高知城の特徴をクローズアップ。黒潮の波をかたどった本丸御殿の「うちわけ波の欄間」や、天守最上階の廻縁(まわりえん)に傷みやすくて高価な黒漆をあえて用いるなどはまさにその表れ! 高橋秀樹さんも「高知城の石垣の無骨さが好き」とその豪快さにゾッコンでした。

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お城の中に自衛隊の基地が?新発田城(新潟県新発田市)

新発田城

新発田川の水を巡らせた平城で、「浮舟城」「菖蒲(あやめ)城」などの別名を持つ新発田(しばた)城。11棟の櫓と5棟の門が並び、天守の代わりを果たしていた三階櫓は3つの鯱を配するという全国にも例がない独特の形です。敵の方向感覚をくらませるために3つの鯱を配したという説があり、スタジオでは出演者たちがいろんな自説を交わしていました。

また新発田城は、本丸の敷地の大部分が自衛隊の駐屯地となっているという点でも珍しいお城です。番組では普段非公開となっている駐屯地エリアに潜入! お城と装甲車が一緒に…まるで『戦国自衛隊』みたいに不思議な光景でした。

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他では見られない球型の巻石垣に注目!鳥取城(鳥取県鳥取市)

鳥取城

羽柴(豊臣)秀吉による兵糧攻めの舞台として有名な鳥取城。戦国時代から江戸時代にかけて何度も増改築が繰り返されたためさまざまな時期の遺構が残り、“城郭の博物館”とも呼ばれています。

なかでも番組が注目していたのは、形状がユニークな石垣。花崗岩がひな壇のように積み上げられた石垣には、高さ18mもの巨大な三階櫓が建っていたそうで、まるで古代遺跡のようにダイナミックかつ美しい! さらに目を引くのが、球型に積み上げられた半径6mの巻石垣。スタジオではこの形状の理由についてクイズを出題していました。①豪華に見せる ②登りにくくする ③石垣の崩れを防ぐ…答えは③! 石垣の下半分が崩れそうになったので、補強のために築かれたのです。

また番組では、旧藩主の別邸として鳥取城跡に建てられた白亜の洋館・仁風閣も併せて紹介されました。

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天然の要害という言葉にふさわしい関東屈指の堅城!鉢形城(埼玉県大里郡)

鉢形城

関東地方において有数の規模を誇り、後北条氏の北関東支配の拠点として重要な役割を担った鉢形(はちがた)城。豊臣秀吉による小田原攻めの際には1カ月間にも及ぶ籠城戦が繰り広げられました。現在は公園として整備されていて、番組では鉢形城の目の前に流れる荒川の河原でアウトドアを満喫する様子が映されていました。

特に番組で取り上げられたのは、天然の要害である鉢形城の守りの堅さ。高さ30mもの崖の上に城を建てることで、荒川と断崖絶壁によって敵の侵入を阻止。また、城の中に流れている川が堀の役目を果たしていたのです。自然で造られたお城は、散策をするような感覚で昔の姿を想像できて楽しいですよね。

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白亜の“出世城”はいろんな石垣の宝庫!岡崎城(愛知県岡崎市)

岡崎城

天下人・徳川家康が生まれた城であり、歴代城主の多くが徳川政権において重要な役職に出世したことから“出世城”とも呼ばれる岡崎城。昭和34年(1959)には白亜の美しい復興天守が築かれ、5階の展望室からは岡崎市内が一望できます。また、城内では野面積みをはじめいろんな種類の石垣を見ることができ、お城好きにはたまりません!

番組では、城の中心部を守る深さ8m以上もの清海堀や、出撃しやすいよう橋でつなげられた区画などの構造をクローズアップしながら、質実剛健&いぶし銀の岡崎城を「倹約家で好戦的という家康の性格を象徴したようなお城」と指摘。ちなみに、岡崎城の紹介役として出演し、熱弁をふるっていたのは……岡崎城ゆかりの武将隊のあの方!?


各地方からのエントリーが出そろい、城好きの出演者たちが悩みに悩んで選んだ第9弾「最強の城」は…高知城でした!

高知城

評価ポイントは何と言っても、天守あり・門あり・御殿ありと本丸の建造物群が全国で現存していること。春風亭昇太師匠も「ここはすごい」と熱く推していました。


第1弾~第8弾で紹介されたお城って?

第9弾より以前にも、年2回のペースでさまざまな名城が紹介されてきました。じゃあ、第1~8弾ではどんなお城が紹介されて、どのお城が「最強の城」に選ばれたの?
ここからは過去の放送を振り返っていきます。見た方も、見逃した方もぜひチェック!

第1弾の最強の城は「高取城」!

2018年6月に放送された第一弾は、「写真好きがオススメする“思わずパチリ! フォトジェニックな城」「ミステリー好きがオススメする“油断大敵! トリック満載の城」「トレッキング好きがオススメする“天下の絶景! トレッキングに最高の城」という3つのテーマで選ばれた9つのお城から最強の城をセレクト。奈良県の「高取城」が最強の城に選ばれました! その時にエントリーされたお城をご紹介します!

まずは、「フォトジェニックな城」部門のお城3城をチェック!

彦根城  (滋賀県彦根市)

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彦根城は江戸時代までに建てられ、修復されながら現在まで残っている「現存12天守」の一つで、国宝のお城。日本100名城でもあります。入母屋破風や千鳥破風など多彩な破風と装飾性の高い華頭窓に注目。内部は隠し狭間が多数設けられた戦闘仕様です。

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◆彦根城へのアクセス

JR彦根駅から徒歩約15分

松本城 (長野県松本市)

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松本城も「現存12天守」の一つで、国宝のお城。日本100名城です。北アルプスを背景にした漆黒の天守の美しい姿でも知られますが、実は毎年黒漆を塗りかえているのです!

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◆松本城へのアクセス

JR篠ノ井線「松本駅」から徒歩約15分

丸亀城 (香川県丸亀市)

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現存12天守の一つで、日本100名城。あわせて60m以上になる四段の高石垣は、一番の見どころ。美しい曲線の高石垣は「扇の勾配」と呼ばれています。

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◆丸亀城へのアクセス

JR丸亀駅から徒歩約10分

次は「トリック満載の城」部門から3城ご紹介します!

松山城(愛媛県松山市)

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松山城は、現存12天守の中では最も新しい天守。天守まではロープウェイやリフトを使って登ります。実戦的要素が随所に取り込まれた城です。日本100名城。

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◆松山城へのアクセス

JR予讃線「松山」駅から市内電車「道後温泉行き」で約10分「大街道」下車、徒歩約5分、松山城山ロープウェイで約2分、山頂駅から天守まで徒歩約10分。

会津若松城(福島県会津若松市)

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戊辰戦争の東北最後の戦いとなった会津若松城の戦い。新政府軍に対し籠城戦で戦い、城内への侵入を許さなかった会津魂は今でも語り継がれています。日本100名城。

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◆会津若松城へのアクセス

周遊バスのハイカラさん・あかべぇ「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約5分

山中城 (静岡県三島市)

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ワッフルのようなお城として知られる山中城。でも、この可愛らしいワッフル、実はとっても実践的な恐ろしい堀なのです!日本100名城。

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▼山中城は戦国末期に北条氏と豊臣秀吉の軍が戦った場所。この戦いに興味を持った方は、こちらの記事もチェック

◆山中城へのアクセス

JR三島駅から東海バス・元箱根港行きで約30分、「山中城跡バス停」下車、目の前が山中城駐車場

続いて「トレッキングに最高の城」部門から3城です!

備中松山城(岡山県高梁市)

備中松山城
(かみゆ歴史編集部提供)

山城唯一の現存12天守として知られる備中松山城。雲海に浮かぶ美しい姿でも知られますが、この姿を見るには条件が整う必要があります。日本100名城。

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◆備中松山城へのアクセス

JR備中高梁駅隣接の複合施設内(高梁市図書館)にある高梁市観光案内所より『観光乗合タクシー』を運行

高取城 (奈良県高市郡高取町)

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司馬遼太郎が「大げさにいえば、最初にアンコール・ワットに入った人の気持ちがすこしわかるような一種のそらおそろしさを感じた」(司馬遼太郎『街道をゆく』(朝日新聞出版))と記した城。「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」の第一弾で見事「最強の城」に選ばれました。日本100名城。

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◆高取城へのアクセス

近鉄吉野線「壺坂山」駅から徒歩約90分。または、近鉄吉野線「壺坂山」駅から奈良交通バス「壷阪寺行き」で 20分、「壷阪寺前」下車、徒歩約1時間程度

七尾城(石川県七尾市)  

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七尾城は、山全体を使った巨大な山城。「七尾城の戦い」の舞台でもあり、城攻めの名手・上杉謙信が、攻め落とすまで約1年も苦戦するほど難攻不落のお城でした。日本100名城。

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◆七尾城へのアクセス

JR「七尾駅」から市内循環バス「まりん号」で約15分、「古屋敷町」下車、七尾城史資料館から山頂の七尾城本丸跡まで、登山道を徒歩で約1時間。

第2弾は「松江城」が最強の城に!

2018年の年末に放送された「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル第2弾」では、「フォトジェニックな城編」「守りの仕掛けがユニークな堅城編」「デジタル技術で蘇った城編」の3部門から8つのお城がエントリー。「松江城」が最強のお城に選ばれました!

まずは「フォトジェニックな城編」の3つのお城からご紹介。

名古屋城(愛知県名古屋市)

名古屋城

2018年に将軍を迎える場所として造られた本丸御殿の全面公開で話題になった名古屋城。扇の勾配と呼ばれるゆるやかな曲線美の石垣が美しいです。日本100名城。

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◆名古屋城へのアクセス

名城線「市役所」下車、7番出口より徒歩約5分

金沢城(石川県金沢市) 

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加賀百万石の前田家のお城・金沢城。海鼠壁(なまこかべ)の幾何学模様のデザインや鉛瓦の白い屋根が美しいお城です。日本100名城。

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◆金沢城へのアクセス

JR北陸本線・北陸新幹線「金沢」駅から北鉄バスで約15分、「兼六園下」下車、徒歩約5分。

白河小峰城(福島県白河市)

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築城名人・丹羽長重(にわながしげ)が江戸時代に築いた総石垣の城。天守の代用だった三重櫓は、平成3年に木造で忠実に再現されたもの。日本100名城。

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◆白河小峰城へのアクセス

JR白河駅から徒歩約10分。

次は「守りの仕掛けがユニークな堅城編」の3つの城をご紹介。

松江城(島根県松江市)

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松江城は2015年に国宝指定された現存12天守。完成したのは、慶長16年(1611)。関ヶ原の戦いが終わっても、徳川方と豊臣方の対立が続いていたころのこと。いつ戦乱に巻き込まれるかわからないという状況のなか、実践的に造られたお城です。「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル第2弾」で、最強のお城に選ばれました。日本100名城。

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◆松江城へのアクセス

JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス約10分、松江城「大手前」下車
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩約20分
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)約5分、「県庁前下車」徒歩約5分

上田城(長野県上田市)

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徳川家の大軍を2度も退けたエピソードを持つ真田一族の城。現在の上田城は、徳川方によって徹底的に破壊された後再建されたものですが、巧みに地形を利用した造りは戦国時代のものが残っています。日本100名城。

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◆上田城へのアクセス

JR長野新幹線「上田」駅から徒歩約10分。

苗木城(岐阜県中津川市)

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天然の巨岩を利用した石垣が特徴的な苗木城。中山道と木曽川を一度におさえられる地点に築かれた要塞です。天守台には、当時の雰囲気を伝える掛け造りという工法で造られた展望台が。続日本100名城。

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◆苗木城へのアクセス

JR中央本線「中津川」駅から北恵那交通バス「付知峡倉屋温泉」行きまたは「加子母総合事務所」行きで約15分「苗木」下車徒歩約20分 。

最後に「デジタル技術で甦った城編」から2城です。

高松城(香川県高松市)

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港町高松には明治時代に取り壊されるまで、海沿いに白く美しい城が建っていました。現在は埋め立てられてしまっていますが、当時の様子がVR(バーチャルリアリティ)で体験できます!日本100名城。

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◆高松城へのアクセス

JR高松駅下車して、徒歩5分。琴平電鉄 高松築港駅下車してすぐ。

肥前名護屋城(佐賀県唐津市) 

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豊臣秀吉が大陸への侵攻を目指し、わずか数カ月の間に築かれた肥前名護屋城。周囲には130以上もの諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が集ったといわれます。豊臣秀吉の死後に破壊され、今も壊された石垣が残っています。最近は、タブレットを使って楽しめる「バーチャル登城」も人気。日本100名城。

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◆肥前名護屋城へのアクセス

JR筑肥線「唐津」駅から徒歩約7分(600m)、昭和バス唐津大手口発「名護屋城博物館方面」行きで約40分「名護屋城博物館入口」下車、徒歩すぐ。

そして第3弾で取り上げられたお城は?

2019年5月3日、ゴールデンウィークの真っ最中に、第3弾が放送されました!今回は、「SNS映えする“フォトジェニックな城”」「新緑の季節にぴったり“アウトドア向けの城”」「徹底抗戦のため技巧が施された “守りの堅城”」という3つの切り口で全国のお城を徹底リサーチしたとのこと。第3弾で取り上げられたお城は?そして、「最強の城」に選ばれたお城は? オンエアで紹介されたお城を復習しておきましょう!

【フォトジェニックな城編】

大阪城(大阪府大阪市)

大阪城

豊臣秀吉が築いた大坂城の天守は、漆黒の5層天守で、鯱瓦や飾り瓦、壁面に刻まれた金色の彫刻、金銀で飾りたてられた奥御殿など、天下人にふさわしい絢爛豪華な城だったそう。その姿は「大坂夏の陣図屏風」に描かれたものを偲ぶのみですが、築城には約1年半を要し、秀吉が死ぬまでの15年間、拡張が続けられた巨大城郭だったといいます。日本100名城。

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弘前城(青森県弘前市) 

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桜の名所として知られる弘前城は現存12天守の一つです。実は現在、天守が引っ越して、天守台には天守が存在しません。日本100名城。

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◆弘前城へのアクセス 

JR弘前駅からバスで「市役所前公園入口」下車、徒歩すぐ

明石城(兵庫県明石市)

明石城
(写真提供:一般社団法人 明石観光協会)

2019年に、築城400周年を迎えた明石城の城の魅力は、なんといっても現存する2基の三重櫓。そして、五重天守を構えられるほどの大きさを誇る天守台や、350mも続く高さ20mの石垣です。日本100名城。

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◆明石城へのアクセス

JR「明石駅」、山陽電鉄本線「山陽明石駅」より徒歩5分

【アウトドアにぴったりな城編】

岡城(大分県竹田市) 

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『荒城の月』のモチーフとして知られる天空の城・岡城。登城口から大手門を見上げるとヨーロッパの古城のようなお城で、「カマボコ石」とよばれる丸く加工した岩が城全体に用いられ、石垣や登城道の随所に曲線が多用されている珍しいデザインです。日本100名城。


滝山城(東京都八王子市)

滝山城

大規模な横堀や北条の城の特徴である馬出などが往時のまま残る関東随一の規模を誇る山城です。地元の方によるボランティア活動で丁寧に下草が刈られ、遺構がとても見やすいお城です。続日本100名城。

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◆滝山城へのアクセス

京王八王子駅・JR八王子駅北口から戸吹行き・秋川駅行き・戸吹スポーツ公園入口行きバスで「滝山城址下」下車、徒歩約15分


【守りの仕掛けがユニークな城編】

原城(長崎県南島原市)

原城

2018年6月にユネスコ世界文化遺産に登録されることが決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。島原の乱の舞台「原城」もその一つです。当時16歳の天草四郎を総大将として蜂起し、幕府軍12万人に対し3万人余が原城に籠城。守りが堅固で何度も攻撃を退けましたが、4ヵ月後に落城しました。続日本100名城。

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◆原城へのアクセス

島原鉄道バス「原城前」停留所から徒歩10分

五稜郭(北海道函館市)

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五稜郭が築城されたのは、慶応2年(1866)。この年はペリー来航から13年後で、江戸幕府が崩壊する2年前のこと。西欧列強への対抗手段を迫られた幕府首脳が「ならば西欧で築かれている稜堡式城郭を採用しよう」として築かれた城でした。稜堡が五方向に飛び出ていることで射撃の死角をなくし、効率的な守備を可能にしています。日本100名城。

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◆五稜郭へのアクセス 

JR函館駅から市電で「五稜郭公園前」下車、徒歩15分

そして「最強の城」に選ばれたのは…「岡城」!

岡城
(撮影:藪内成基)

スタジオの投票で決まる「最強の城」に選ばれたのは、岡城!
城びとでも記事を執筆いただいている藪内さんが、番組内で案内をされていたお城です。
曲線美や石垣を堪能しながら、トレッキングなどのアウトドアを楽しんでみては?

第4弾の最強の城は対馬の古代山城「金田城」!

2019年9月16日に第4弾が放送されました! 第4弾は、徳川将軍家の本拠地で現在は皇居でもある「江戸城」、現存12天守の「丸岡城」、村上海賊の村上氏が築いた水軍の城、多彩な表情の石垣が人気の「津山城」など、そうそうたる顔ぶれ(城ぶれ?)がズラリ!

■城のシンボル・天守が美しい城編■

徳川幕府の本拠地、江戸城(東京都千代田区)

江戸城

もと徳川将軍家の居城で、現在皇居となっている江戸城は日本最大の城郭です。長禄元年(1457)太田道灌から始まり、慶長時代に徳川家康の本格的築城で大きく変貌を遂げ、3代将軍家光の寛永時代まで、ほかに類をみないほど長きにわたり築城が続けられました。残念ながら明暦3年(1657)の大火で天守が焼失しましたが、天守台や桜田門、二重橋など見どころも多く東京観光の名所でもあります。中でも三重櫓の富士見櫓は「八方正面の櫓」と称されるほど、どの角度から見ても完璧な美しさを誇ります。

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◆江戸城へのアクセス

地下鉄「大手町駅」から徒歩約5分


古式ゆかしい天守が印象的な丸岡城(福井県坂井市)

丸岡城

一向一揆対策として天正4年(1576)、柴田勝豊により築城されました。昭和23年(1948)の福井地震で天守は倒壊しますが、昭和30年(1955)に修復再建されます。修復にはできる限り元の部材が使われており、その後の調査で約7割の主要構造材が江戸時代からのものであることが確認されました。二重三階の天守は独立式望楼型で、重要文化財に指定されています。

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◆丸岡城へのアクセス

JR「福井駅」からバス乗車し「丸岡城」下車、徒歩すぐ


戦後復興とともに再建された広島城天守(広島県広島市)

広島城

昭和20年(1945)8月6日に起きた原子爆弾の投下によって倒壊、五重五階の大天守と二基の小天守をつなげた連結式天守をはじめ、門や櫓は焼失してしまいました。戦後、昭和28年(1953)に城跡が国の史跡指定を受け、昭和33年(1958)の広島復興大博覧会前に鉄筋コンクリート製の大天守が再建されています。別名「鯉城」で、広島東洋カープ球団の名前の由来になっています。

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◆広島城へのアクセス

市内電車「紙屋町東・西」電停から北へ徒歩約15分


■守りの仕掛けがユニークな城編■

「村上海賊」村上氏が築いた水軍城、能島城来島城(愛媛県今治市)

能島城
※能島城

能島城は、「日本最大の海賊」と称された村上海軍の一族である能島村上氏の拠点で、続日本100名城に選ばれています。周囲約1kmの島全体が能島城で、最大10ノット(時速約18km)の激しい潮流に守られた天然の要塞でした。
来島城は、村上海賊である来島村上氏の居城で、自然を生かして築かれた島城です。日本三大急潮の一つである来島海峡の要に位置し、やはり敵が容易には近づけない難攻不落の城でした。

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◆能島城へのアクセス

能島城へ向かう船は定期便がないため、観光ツアーに参加するか個人で船をチャーター。ツアーの詳細はこちら→http://ehimesunsun.net/

◆来島城へのアクセス

「波止浜」港からフェリーで約5分


多彩な表情の石垣が見られる、津山城(岡山県津山市)

津山城

津山城には現存建物はありませんが、「一二三(ひふみ)段」と呼ばれる幾重にも折り重なった石垣が残っています。折が多い高石垣や桝形の城門、三の丸から本丸までの直径たった150mの間に5つも門を配置していることなどからも、固い守りが見て取れます。築城に13年もかかっているため、さまざまな石垣が見られるのも魅力。穴太衆が関わったといわれ、中でも最も古いと見られるのが本丸東側の石垣群です。平成17年(2005)に本丸備中櫓が復元されました。

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◆津山城へのアクセス

JR「津山駅」から徒歩約10分


■絶景!天空の城編■

圧巻の石塁が連なる古代の城、金田城(長崎県対馬市)

金田城

平成29年(2017)に続日本100名城に選ばれた長崎県対馬にある金田城。築城はなんと天智天皇6年(667)。白村江の戦い後ということで、朝鮮半島に最も近い金田城は国防最前線。残された総延長約3km、最大高さ約7mの見事な石塁には当時の緊迫した状況が漂います。長崎県で初めて国指定特別史跡に指定された史跡。

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◆金田城へのアクセス

対馬空港から車で約15分


多くのドラマや映画のロケ地となっている天空の城、竹田城(兵庫県朝来市)

竹田城

雲海に浮かぶようにたつ山城、竹田城は、神秘的な城跡の姿から“天空の城”または“日本のマチュピチュ”と称され、『軍師官兵衛』や、『天と地と』など多くのドラマや映画のロケ地となっています。竹田城向かいにある朝来山の立雲峡は、竹田城の雲海が見られるスポットの一つ。中でも第一展望台からは城の全景が撮影できるのでおすすめです。スタジオで春風亭昇太師匠が「僕が見たいのは雲じゃない、竹田城なんだ!」と熱く語り、その素晴らしさを口にしたのは、ほぼ完存する江戸期より前の総石垣。遠くで見てよし、近くで見てよしのお城です。


◆竹田城へのアクセス

JR播但線「竹田駅」下車、徒歩約50分


エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第4弾「最強の城」は・・・金田城でした!

金田城、山頂、浅茅湾

金田城山頂からの見事な眺め 写真提供:藪内成基 

第1弾から番組ゲストを務めるほど城好きな高橋さんも知らなかった金田城。ほかのお城とは全くタイプの異なる古代のお城で、日本のお城の歴史の豊かさを体現しているのが選ばれた理由でした。1000年以上前の人が実際に積んだ石垣を眺めながら、そこに確かにいたであろう防人たちに思いをはせる・・・確かに、これは行きたくなりますね!


第5弾の最強の城は朝倉氏の本拠地「一乗谷城」!

2020年1月4日に放送された第5弾は、大河ドラマ『麒麟がくる』にちなみ、明智光秀ゆかりの城がズラリ。自らの居城とした福知山城から、主君の織田信長が手がけた安土城まで、光秀の生涯を振り返る中で欠かせない名城の数々をピックアップしました。

■フォトジェニックな城編■

明智光秀が築いた福知山城(京都府福知山市)

福知山城、明智光秀

フォトジェニックなお城として紹介された福知山城。織田信長を討ったことで知られる明智光秀は、どうしても主君を裏切った悪いイメージがありますが、福知山城では、光秀は神に祀られているのをご存知ですか? また、光秀はこの福知山城を重視したといわれます。それはなぜなのか? 詳しくは、NHK大河ドラマで時代考証を担当される小和田哲男先生の連載講座「城と光秀」の第11回「福知山城と明智秀満」をチェック! 明智秀満が気になった方は、あわせてこちらの「新発見された書状が注目を集めている明智秀満ってどんな人?」もどうぞ!

ちなみに番組では、小和田哲男先生が登場し、石垣に墓石が使われるのは不吉と思われるけれども、それを逆さにすることによって「穢れの逆転」で聖なるものになると解説をされていました。

織田信長の城・安土城(滋賀県近江八幡市)

安土城、明智光秀、織田信長

フォトジェニックなお城として登場したのは、織田信長が築いた城・安土城。知名度は抜群ですが、どのようなお城だったのかはあまり知らない…という方も多いのではないでしょうか? 信長は完成した安土城を民衆に開放して自由に見物させたほか、宣教師が帰国する際には提灯でライトアップして見送ったといいます。なんだか、とても現代的ですよね! 安土城についてもっと知りたいという方は、加藤理文先生の連載講座「織田信長の城・安土城」や「【日本100名城・安土城編】 築城からわずか6年で消えた織田信長の名城」の記事がおすすめです!

■守りの仕掛けがユニークな城編■

谷全体が一つのお城!朝倉氏の本拠地・一乗谷城(福井県福井市)

一乗谷城


若き日の光秀が身を寄せていた朝倉氏の本拠地だった一乗谷城。三方を山で囲まれ、北には足羽川を持つ谷に建つという、まさに谷全体で防御する天然の要塞です。詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック「【日本100名城・一乗谷城編】 庭園跡が物語る将軍家が頼った北陸の名門

また、番組では竪堀の恐ろしさが紹介されました! 堀についてはこちらの記事「堀にもいろいろな種類があるの?」もご用意しています♪

天上の要塞・黒井城(兵庫県丹波市)

黒井城、明智光秀

破竹の勢いで天下取りに近付いていった織田信長に敵対、明智光秀を敗戦に追いやった丹波の赤鬼・赤井直正をご存知ですか? 黒井城は、光秀が攻略に苦戦したという堅城。どのくらい手ごわいお城なのかは、とにかく歩いてみるのがおすすめです。こちらの記事「【続日本100名城・黒井城編】明智光秀を苦しめた「丹波の赤鬼」が守る山地の要塞」でチェック!

番組では、守りの仕掛けがユニークな城として紹介。千田先生が黒井城を見れば、なぜ光秀が本能寺の変を起こしたかが分かる!ともおっしゃっていました。

■アウトドアにおすすめの城編■

信長が安土城を拠点とする前に築いた城・岐阜城(岐阜県岐阜市)

岐阜城

アウトドアにおすすめのお城として登場! 織田信長と明智光秀が運命的な出会いをしたお城としても紹介されました。岐阜城は、金華山々頂の標高329m(比高308m)の山城部分と麓の居館部分に分かれていて、2007年から居館部分の本格的な発掘調査が進められています。詳しく知りたい方は「岐阜城信長居館のルーツは小牧山城か」をどうぞ。

また、岐阜城とか、安土城とか、織田信長ってお城を色々引っ越ししていますよね。どうして?と思った方はこちらの「織田信長はなんで居城を次々と変えたの?」もチェック!

雛壇状に積み上げられた石垣の城・岩村城(岐阜県恵那市)

岩村城、明智光秀

岐阜県東部を走る明知鉄道は、その名の通り武将・明智光秀ゆかりの地を走るローカル路線。岩村駅で下車すれば、城下町や日本100名城・岩村城が楽しめます。アウトドアにおすすめの城として紹介された岩村城の最大の見どころはなんといっても本丸に雛壇状に積み上げられた石段。なんと6段も積み上げられ、迫力満点です!詳しくは「名古屋から約1時間!明知鉄道で『半分、青い。』の舞台・城下町岩村と明智光秀ゆかりの城へ」を。

ちなみに、岩村城は日本三大山城なんです!そちらも気になる方は「お城にも「日本三大〇〇」というのはあるの?」もどうぞ!

エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第5弾「最強の城」は…一乗谷城でした!

一乗谷城


守りの仕掛けがユニークな城で紹介された一乗谷城 が今回の最強のお城!! 小日向えりさんのお気に入りのお城だそうで、紹介コーナーでのニコニコ顔が印象的でした。

第6弾の最強の城は「二条城」!

2020年7月24日に放送された第6弾でも、全国の個性豊かな城がズラリ。世界遺産の二条城や、現存12天守の一つである宇和島城など、これまで取り上げられなかったのが不思議な名城揃いです!

■フォトジェニックな城編■

徳川家の栄枯盛衰を見守った世界遺産・二条城(京都府京都市)

日本最強の城、二条城

天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため、徳川家康が慶長8年(1603)に築城した二条城。江戸幕府最後の将軍慶喜が二の丸御殿の大広間で大政奉還の意思を表明したエピソードでも有名で、まさに徳川家の栄枯盛衰を見守り続けたお城といって過言ではありません。

番組では、重要文化財の本丸御殿、国宝の二の丸御殿、色鮮やかな唐門など、徳川将軍家の威光を示す絢爛豪華な見どころだらけである、二条城の“知られざる素顔”をクローズアップしました。

▼二条城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

現存12天守に数えられる伊達家ゆかりの宇和島城(愛媛県宇和島市)

日本最強の城、宇和島城

築城名人として知られる藤堂高虎が中世城郭を改修して完成させ、伊達政宗の息子・秀宗が入封してから幕末まで伊達家が治めた宇和島城。現存12天守の1つに数えられる天守は伊達家が改修したもので、国重要文化財に指定されています。

天守といえば高くそびえて圧倒的な威圧感を放っているイメージがありますが、宇和島城の天守はこじんまり。番組で小日向えりさんが「ケーキを食べさせてもらうときのアーンの口みたいな玄関」と形容したように、女性が好みそうなキュートさが特徴的です。

▼宇和島城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

■守りの仕掛けがユニークな城編■

名将たちを苦しめた難攻不落の城・小田原城(神奈川県小田原市)

日本最強の城、小田原城


小田原北条氏が五代100年にわたり関東支配の拠点とした小田原城。総延長約9kmもの総構に大規模な空堀と土塁を築いて、上杉謙信や武田信玄ら名将たちの攻撃を跳ね返し続け、その守りの堅さから「難攻不落の城」と呼ばれています。

番組では、あの豊臣秀吉でさえも3カ月以上に渡る籠城戦で苦しめられた、巨大ディフェンスの全貌を余すところなく紹介。城びとのイベントやお城EXPOにもご登壇いただいている、小田原城天守閣の館長・諏訪間順さんも出演しました。

▼小田原城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

シラス台地の崖を活用した天然の要塞・知覧城(鹿児島県南九州市)

日本最強の城、知覧城


南九州のお城といえば、火砕流が堆積して出来上がった「シラス台地」を利用した独自の構造が特徴的。その中でも代表的なものが、薩摩藩が敷いた外城制で重要な存在を占めた知覧城。台地に刻まれた浸食谷を空堀とし、約40mの切り立った崖に曲輪を築いた天然の要塞です! 建築物こそ16世紀末の火災によって焼失しましたが、約41万平方mもの広大な城郭には遺構が今も良好に残っています。

番組では、一度ですべて回りきるのは大変な、まるで迷路のように複雑かつ不思議な城跡の様子をレポート。映像を追っているだけで「絶対攻められない…」という絶望的な気分になりました。

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■デジタルで楽しむ英雄の城編■

九州最大級の規模を持つ巨大城郭・福岡城(福岡県福岡市)

福岡城、最強の城
(ニッポン城めぐり提供)


関ヶ原合戦の戦功で筑前に入国した黒田孝高・長政父子が築いた福岡城は、内郭部8万坪という九州最大級の規模を持つ巨大な城郭でした。天守台があるにも関わらず天守があったという確たる証拠がなく、研究が進んだ今でもその存否の意見が分かれているそうです。現存する南の丸多聞櫓は国の重要文化財に指定されています。現地では、タブレットで再現した福岡城を楽しめます!

▼福岡城のVRについて知りたい方は、こちらの記事もチェック

伊達政宗が青葉山に築城した仙台城(宮城県仙台市)

仙台城、最強の城
(ニッポン城めぐり提供)


伊達政宗が青葉山に築城したお城。本丸跡北壁の石垣や、本丸西の大堀切などから当時の城の様子が伺えます。桃山様式の豪壮華麗な大手門は戦災で焼失しましたが、現地では、仙台城VRゴー(https://honmarukaikan.com/vrgo/)で、仙台城の360度パノラマ映像が楽しめます。

エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第6弾「最強の城」は…二条城でした!

日本最強の城、二条城


第7弾の最強の城は、復興のシンボルとして元気を与える「熊本城」!

2021年1月3日に第7弾が放送されました! 第7弾は、徳川御三家の城「和歌山城」、築城当時の姿を約400年間残し続けている「熊本城」、白亜の5層天守がトレードマークの「福山城」など、そうそうたる顔ぶれ(城ぶれ?)がズラリ!

■フォトジェニックな城編■

徳川御三家の城・和歌山城(和歌山県和歌山市)

和歌山城

江戸幕府の8代将軍・徳川吉宗を輩出した徳川御三家の一つ、紀州藩紀州徳川家の居城である和歌山城。緑が茂る虎伏山(とらふすやま)にそびえる白亜の天守閣は、弘化3年(1846)の落雷で焼失した後、嘉永3年(1850)にほぼ元のまま再建されました。

番組では、大天守と小天守の組み合わせの美しさと、紀州青石と言われる緑かがった石を積み上げた石垣の美しさが紹介されていました。
棟は銅板で覆われていて、防水性に優れ、見た目も緑でおしゃれ! まさに「フォトジェニック」!

また、外側だけではなく、お殿様専用の廊下「御橋廊下」や「西之丸庭園」も紹介されていました。

「フォトジェニックな城」として撮影のおすすめのスポットとして紹介されたのは、
大天守・小天守が1枚の画像におさまる場所や、堀の水面に天守が映るところなど。
ちなみに、もっとも美しい撮影スポットは 和歌山城と御橋廊下と堀が1枚におさまるスポットとのこと!

▼和歌山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

白亜の5層天守が美しい福山城(広島県福山市)

福山城

江戸幕府から西国鎮護の拠点として重要視され、譜代大名の水野勝成が備後十万石の領主として入府し築いた福山城。
そのシンボルは何といっても、徳川御三家でさえ認められなかったという5層天守。
また、徳川将軍家から贈られた京都伏見城から移築された櫓が城の正面にあたる南側の目立つところに置かれていました。

近くから見上げても遠くから眺めても心に深く刻まれる、5層の天守が美しい白亜の城。高さおよそ26m。戦災で焼失したが昭和26年、今の姿によみがえりました。
駅チカで、新幹線からも眺めることができます!

殿様が眺望を楽しんだ月見櫓、殿様専用の湯殿なども番組では紹介されていました。

北の壁には築城当初、鉄板が一面に貼ってあって、真っ黒に見えていたとのこと。
現在、リニューアル工事真っ最中で、天守北側は黒い鉄板姿になって甦る予定!楽しみですね!

▼福山城は2019年の読者参加企画「Castle of the Year」にて20位にランクインしました!
【11~25位】お城ファンが選ぶ2019年の推し城は?「Castle of the Year」決定!

▼また、山陽新幹線の車内から見ることもできます!


■守りの仕掛けがユニークな城編■

千曲川沿いの絶壁に築かれた小諸城(長野県小諸市)

小諸城

浅間山のすそ野に広がる小諸市。かつて小諸は北国街道の重要な宿場町でした。
戦国時代に武田信玄の命により山本勘助らによって縄張りがされ、豊臣政権下で城主となった仙石秀久によって完成された小諸城。
城下町より低い位置に城を築いた全国でも珍しい「穴城(あなじろ)」で、実は知る人ぞ知る堅城でもあります。

城下町からくだっていくと、城の正門の大手門。そして大手門を抜けると、さらに低いところに「三の門」が。今は懐古園の名で親しまれています。
島崎藤村がこよなく愛した城とも紹介されていました。

番組では、無骨な石垣と深い空堀など、たくさんの見どころが紹介されていました。

城下町より低いからといって守りが弱い…わけではなく、浅間山の火砕流によってつくられた広大な傾斜地が、複雑にめぐっている深い谷を生み出したのです。
火砕流の堆積層なので、非常に脆く、また直角に近いので敵はなかなか登ってこれないところを攻撃‥!小諸城はこの谷を堀にした天然の要塞だったのです。
そして、城の背後は千曲川の流れが生み出した断崖絶壁。自然や立地を最大限に生かしたお城だったのです!

また、本丸にはひときわ大きな石垣があったことと、かつて金箔瓦が乗った3階だての天守が立っていて、権力のアピールにもなっていました。

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東北独自の強烈な個性を持つ根城(青森県八戸市)

根城

八戸発祥の地で、建武元年(1334)に南部師行氏によって築城されたという根城(ねじょう)。
城の中心部、本丸には、半地下の構造になった竪穴式住居のような豊かな建物が。
寒さの厳しい冬は暖かく、夏は涼しい造りになっています。

本丸跡には、発掘調査の成果を元に安土桃山時代の様子が復元整備されています。

なんと城の広さは約18万平方メートル!川の流れで作られた標高20メートルほどの崖の先端につくられていました。
馬淵川と、天然の堀の役割の「西の沢」が、城を守っていたのです。根城も立地・特性を生かしてお城が作られていたのですね。

当時の馬は蹄鉄をはいていないので、馬の脚をいためないように、馬小屋は板張りになっていました。
上馬屋も現在復元整備されています。
また、主殿の広間も復元されており、合議制が取られていた雰囲気などが見て取れます。


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■元気になれる城編■

400年間そびえ続ける“第三の天守”を持つ熊本城(熊本県熊本市)

熊本城、宇土櫓
熊本城の宇土櫓(撮影:たつのりさん)

平成28年(2016)の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。それでも「復興のシンボル」として徐々に往時の姿を取り戻し、地元の人たちに生きるエネルギーを与えてくれています。番組冒頭では、石垣の工夫である「武者返し」についてクイズ形式で紹介されていました。背中が見えることで、よじ登る敵を攻撃しやすい…という構造なのです!石垣は、加藤清正が持てる技術の全てを使って作り上げたもの。実戦を想定し、いろいろな工夫が施されています。

熊本城の天守は明治10年(1877)の西南戦争で焼失していますが、宇土(うと)櫓は築城当時の姿を約400年間残し続けてきました。
天守のない時代も、その高さから大天守、小天守に次ぐ「第三の天守」と呼ばれて愛されてきた宇土櫓。
現存する最も城郭建築の一つといわれ、さらに宇土櫓を支える石垣は20mを超えています!難攻不落の熊本城の守りの要となっています。

日本有数の巨大な天守閣は、昭和35年、市民の力で再建されました。そして今年、復旧工事が完了する予定です。4月には天守閣の特別公開も予定されています!

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負け知らずのパワースポット・金山城(群馬県太田市)

金山城
写真:たつのりさん

金山城は土造りのお城が多い関東地方では珍しい、石垣造りのお城。
山の中をどんどん進むと…見えてくるのが石造りの要塞。なんと積まれて高さは15mとも!まるで日本のマチュピチュ。

番組では、山城ガールむつみさんが金山城の「ユニークな仕掛け」を紹介していました。
カーブしている道は、遠近法のトリックを使って、通路を長く見せたりしている。それにとまどう敵を狙い撃ちするそうです!

ちなみに、10回以上城を攻められた歴史があるそうですが、上杉・武田に何度も攻められたのは、関東平野の入り口にたつからだそう。

また「日本のマチュピチュ」の名にふさわしい!? ミステリアスな場所も紹介されていました。
それは、石造りの池。城があるのは山のいただきで、水が湧き出る場所ではないが不思議なことに、池は満々と水を湛えています。
発掘調査をすると、なんと平安時代の雨ごいの儀式につかわれた土馬が見つかったそう。城ができる前から信仰されたことがわかる、パワースポットですね…!
また、山頂からははるか遠くに富士山が見えるという点も、「元気になれる」ポイント!

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そして第7回目の最強の城に選ばれたのは…熊本城!

熊本城

社会的に大変な状況が続いた2020年。だからこそ、熊本地震で一部石垣が崩れるなどしてもなお、市民のシンボルとなっている「元気になれる城」熊本城が選ばれました。熊本地震で被災したものの、工事が進み、今年の4月には天守閣内部の特別公開も予定されています。

第8弾の最強の城は「犬山城」!

2021年3月30日に放送された第8弾では、現存天守を誇る国宝「犬山城」や白亜の天守が美しい「小倉城」、見る角度によって姿が異なる天守を持つ「岡山城」など、個性豊かなお城が取り上げられました。

フォトジェニックな城編

古式ゆかしい様式美が写真映えする現存12天守・犬山城(愛知県犬山市)

犬山城

現存12天守の一つに数えられ、東海圏で唯一の国宝天守を誇る犬山城。小牧・長久手の戦いや関ヶ原の戦いなどにおいて重要な拠点として使われた、歴史に名を残す名城でもあります。三重四階の天守は高さ約19mで、壮大さや豪華さよりも素朴な印象が勝ります。しかしよく観察すると、屋根には唐破風、最上階には華頭窓・廻縁・高欄など“飾り”の要素が満載! 古式ゆかしさの中にもスペシャルな美しさが感じられる、まさにフォトジェニックな城です。

番組では犬山城のフォトジェニックな魅力を写真に収めるコツとして「下はどっしり、上は華やかというギャップの良さが魅力の一つである姿を撮ること」などを提案。高橋英樹さんも「撮るときは必ず木曽川を入れてほしい」とオススメポイントを挙げていました。

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下の階より上の階が大きい?唐造りの天守がユニークな小倉城(福岡県北九州市)

小倉城

一般的な天守は下から上へと階の大きさが小さくなっていくものですが、小倉城の天守は最上階の5階が4階よりも大きく膨らんでいる! こうした構造は「唐造り(南蛮造り)」と呼ばれ、珍しい様式でした。小倉城の本丸は天保8年(1837)の火災で全焼し、現在見られる天守は昭和34年(1959)に再建されたもの。築城当時の姿そのままを保っている野面積みの石垣ともども、往時の雰囲気を今も感じさせてくれます。

番組ではそんな小倉城のダイナミックな姿を写すコツとして、「平面ではなく天守に向かって斜めから撮る」というテクニックを伝授。また、周囲を川と海で守られた水の城ならではの写し方として、紫川の川向かいからの景色や、池に映り込む姿まで撮れる小倉城庭園での撮影などが紹介されていました。

▼小倉城は山陽新幹線の車内から見ることもできます!


【守りの仕掛けがユニークな城編】

真田氏ゆかりの鉄壁の山城・岩櫃城(群馬県吾妻郡)

岩櫃城

岩殿城(山梨県)、久能城(静岡県)と共に武田三堅城の一つに数えられ、戦国時代は真田家が支配していた岩櫃城。その最大の特徴は、群馬百名山に数えられる岩櫃山の険しい岩肌を活かした天然の要塞であること。まさに、とても急な城址への道のりでした。ひな壇状に配置された曲輪、深さ5mにもなる大きな堀や、竪堀、急斜面を利用した縄張り…。険しい岩々に守られた“天然の要塞”としての真骨頂は、実際に歩いてみることでより実感できるはずです。

番組ではそんな岩櫃城の鉄壁の守りを徹底分析。「北が山、南が高さ200mの岩壁、西が五条川に守られている…ならば弱点は東!」という敵方の心理を利用し、東側に秘密の砦を築いて攻撃したのだとか。

「築城の教科書」と称されるほど縄張りが巧みな土の迷宮・杉山城(埼玉県比企郡)

杉山城

杉山城は「比企城館跡群」として国史跡に指定されている戦国時代の山城。城主や築城年代については不明な点が多かったのですが、関東管領山内上杉氏と同族の扇谷上杉氏による関東一帯を巻き込んだ抗争の時期に築城され、短期間で廃城となったことなどが近年の発掘調査でわかってきました。

この杉山城、実は「築城の教科書」「関東戦国期城郭の最高傑作の一つ」と言われています。その評価ポイントは縄張りの巧みさ。鎌倉街道を見下ろす丘陵の尾根上に高低差を利用して配置された10の郭には、土塁や空堀、さらに横矢が仕掛けられる防御施設が各所に見られます。番組ではそれらの守りの仕掛けを紹介すると同時に、のちに造られた石垣の城に同じ仕掛けが多用されていることを指摘。千田先生も「城の楽しみ方のすべてが詰まっている」と太鼓判を押していました。


【ミステリアスな城編】

見る角度によって天守の表情が変わる漆黒のフォルム・岡山城(岡山県岡山市)

岡山城

豊臣秀吉から57万石を与えられた宇喜多秀家の居城で、岡山市のシンボルとして親しまれている岡山城。黒漆塗の下見板が特徴的な漆黒の天守は、烏の羽にたとえられ烏城(うじょう)とも呼ばれたそうです。

実はこの天守は、天守台が全国的にも珍しい不等辺五角形の形状のため、正面、斜め、裏側と見る角度によって“表情”が変わってくるのです! 番組では、なぜそんな複雑な造りにしたか?が話題となり、「堅い岩盤が不等辺五角形だったため、その形に合わせた」「城主が織田信長のファンだったから安土城へのオマージュ」などさまざまな推理が挙がっていました。

※岡山城天守閣は令和3年6月1日から大規模改修のため休館し、令和4年11月にリニューアルオープン予定

▼岡山城は山陽新幹線の車内から見ることもできます!

北条軍を戦意喪失させた伝説の一夜城・石垣山城(神奈川県小田原市)

石垣山城

豊臣秀吉が小田原征伐の本陣として、小田原城の西約3kmにある笠懸山の山頂に総石垣で築いた石垣山城。北条軍の戦意を喪失させるためわずか一夜で築いたという「一夜城伝説」が残っています。

でも、総石垣の城をわずか一夜で造るなんて不可能! 番組では“どうやって一夜のうちに城を築いたように見せかけたのか”というミステリーポイントに迫っていました。小田原城から見えないよう約80日間かけて城を築き、完成後に周囲の木を伐採し、あたかも急に築かれたかのように演出したのだとか! 千田先生が「大量の物資・技術・お金を動かして、時代や世の中を変えるんだ!という秀吉の天下統一の本質を表している城」とおっしゃっていましたが、納得です。

▼石垣山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

エントリーが出そろい、城好きの出演者たちが悩みに悩んで選んだ第8弾「最強の城」は…犬山城でした!

犬山城

どこから見てもキレイで、石垣も造形も城下町もイイ。千田先生も「自然を巧みに使った日本の城のエッセンスがこめられている城」と絶賛するほど、これから城好きになる方に真っ先にみていただきたい名城です!

「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」で紹介されたお城は、タイトル通り「行ってみたくなる」お城ばかりです。ぜひ、お休みの日などに訪れてみてはいかがでしょうか?


執筆/城びと編集部
※クレジットのない城の写真提供元:ニッポン城めぐり

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