「日本最強の城スペシャル」第15弾!テーマは「城下町」

全国に行ってみたいお城がたくさんありすぎて、いくらあっても時間が足りない!という皆さん必見の番組! NHKの人気お城紹介番組「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」の最新回が2023年6月26日(月)にオンエア予定です! この記事では、最新回で取り上げられるだろうお城と、過去に取り上げられたお城をご紹介します。※2023年6月26日 最新回オンエア内容を追記


日本「最強の城」スペシャル」

「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」って?

2018年6月の第1弾から年に2回のペースで、これまで合計13回オンエアされてきたNHKの「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」。全国に3万以上あるというお城の中から城好きの方にアンケート調査を実施。行って楽しいおすすめのお城を、美しい映像や熱いトークで紹介する番組です。恵俊彰さんと赤木野々花さんをMCに、お城好きの著名人が「最も魅力的で行ってみたい」最強の城を決定します。


6月26日(月)にオンエア!紹介される城下町は?

この番組では毎回、全国各地のお城の“最強”ポイントを、謎と秘密に迫りながら徹底解剖。美しい写真を撮るためのビューポイント、戦国武将が知略を巡らせた恐るべき仕掛け、さらにアウトドアなど様々な切り口で名城の数々を紹介しています。最後に番組ゲストが協議して、その回の「最強の城」を決めていました。今まで14回放送されてきましたが、2023年6月26日(月)22:00~20:45にオンエア予定の今回は、少々趣向が変わるようです。

今回はテーマを決めていくつかお城を紹介、番組終了後、紹介されたお城の中から視聴者が「最強の城」と思われるお城に投票し、「そのテーマの最強の城」を決めます。そして今回のテーマは「城下町が魅力の名城」! 現在まで続く魅力的な城下町を有するお城がテーマとのことですが、すてきな城下町はたくさんありますよね! その中からどこが紹介されるのでしょうか? NHKの情報サイトでは、以下のお城の名前が挙がっていました。

加賀100万石300年の歴史が培った金沢城下町(石川県金沢市)

金沢城
刑部さんご投稿画像

賤ヶ岳合戦後、前田利家が入城して以来、明治維新まで前田家が加賀藩を治めました。約300年もの治世のおかげで、金沢城下町も大きく発展、優雅かつ絢爛豪華な文化が花開きます。
その風情は今も健在、特に江戸時代から続くひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街の3つの茶屋町は、一歩足を踏み入れればたちまちタイムスリップしたかのごとく錯覚するほどノスタルジック。着物をレンタルしてそぞろ歩きをするだけでも楽しい! かつて加賀藩士たちが住んでいた長町武家屋敷跡にもぜひ足を運びたいですね。

▼金沢城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

再起を図った毛利輝元が築城した萩城とともに築かれた萩城下町(山口県萩市)

萩城
朝田 辰兵衛さんご投稿画像

関ヶ原の戦いで敗れ大幅に石高を減らされた毛利輝元が移封、築城して以来、260年近く毛利家の居城となった萩城。天災や戦災等を免れたため、往時の姿をよくとどめています。
武家屋敷が連なる江戸屋横町や、白壁となまこ壁で有名な菊屋横町などの町並みが有名で、そこかしこで見られる夏みかんは、小幡高政(おばたたかまさ)が明治初期に生活苦に陥った士族を助けるため、空き地となった武家屋敷に積極的に栽培したのが始まり。
萩城下町は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」の構成資産)に含まれています。

▼萩城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

「江戸の台所」と称された要衝の地・川越城下町(埼玉県川越市)

川越城
ニコ・ロビンさんご投稿画像

江戸の北方に位置する要衝の地として、酒井重忠が初代藩主を務めて以来、老中や大老などの重臣が入って統治していた川越藩。水路陸路が整えられ、「江戸の台所」と呼ばれるほど物流の拠点としても大いに栄えました。
江戸時代から続く蔵造りの街並みは「小江戸」と名高く、多く残る大正時代の建物とあいまって、城下町にはノスタルジックな雰囲気が漂います。元「江戸の台所」にふさわしく、江戸時代からの特産品さつまいものスイーツやグルメも楽しめるのが嬉しいですね。縁結びにご利益のあるパワースポットとして有名な川越氷川神社も見逃せない!

▼川越城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

(おまけ)もしかしたら紹介されるかもしれない城下町予想!

NHKの番組紹介HPに名前はなかったものの、もしかして取り上げられるかもしれない城下町も予想してみました。

自然の恵みと文化を生かした名産品を満喫!小田原城下町(神奈川県小田原市)

小田原城
健吾さんご投稿画像

関東一円を支配した戦国大名・北条氏が五代に渡って当主を務めた小田原城。3代目氏康の時代に城下町が整えられ、江戸時代には東海道五十三次の宿場町としても栄えました。2020年には小田原駅直結の複合商業施設ミナカ小田原がオープンし、江戸情緒あふれる蔵造りや木造の店舗が再現されています。

もちろん、昔から残る城下町エリアも魅力的なスポットが満載! 北条氏ゆかりの寺社仏閣のほか、かまぼこや干物など銘品の店舗が軒を連ねる「小田原かまぼこ通り」など、たっぷり散策を楽しめます。お土産には小田原城をモチーフにした「小田原城最中」(最中工房 小田原種秀)がおすすめ!

▼お城好きライターのいなもとかおりさんが案内する小田原城下町の記事もご覧ください!

栄華を極めた朝倉氏の時代を再現!一乗谷城下町(福井県福井市)

一乗谷城
にのまるさん投稿画像

越前国の戦国大名・朝倉氏が、標高473mの山上に築いて拠点とした一乗谷城。その城下町は朝倉氏が滅亡した時に城と一緒に焼き尽くされましたが、発掘調査によって土の中からほぼ往時の姿のまま発掘され、平成17年(2005)には町並みがほぼ完全に復元されました。

その中でも見ものなのは、平成7年(1995)にオープンした「復原町並」。発掘調査で見つかった塀の石垣や建物の礎石をそのまま使用し、武家屋敷と町家からなる町並みを忠実に再現しています。当時の人々の生活の様子が鮮やかにイメージでき、まるでタイムスリップしたような気分を味わえます。また福井といえば、朝倉氏が栽培を奨励して広めた蕎麦が名物です。復元町並みの近くにもご当地グルメ「越前おろし蕎麦」を味わえるお店があるので、ぜひご賞味あれ!

▼城びと編集部員が一乗谷朝倉氏遺跡を訪れたレポートもご覧ください。

鉄壁の防御力を体感したら、歴史ある建物で一休み!熊本城下町(熊本県熊本市)

熊本城
トクさんご投稿画像

築城名人・加藤清正が築いた難攻不落の熊本城。現在の熊本駅と城との間に城下町が造られ、武家屋敷と町人町が混在していた城内町の「新町」と、複数の寺を中心に碁盤の目状に区割りされた「古町」で主に構成されています。古町のこうした区割りは一町一寺制と呼ばれ、戦いの際にそれぞれの寺を軍事拠点として利用するためのもの。町内の寺をめぐっていくと、清正が築いた城下町ならではの防御力を体感できることでしょう。

歴史スポットの散策に疲れたら、築100年を超える建物を利用したカフェ、レストラン、雑貨屋などが軒を連ねる古町の唐人町通りへ。お城好きの方たちには、地下1階が石垣に囲まれた古民家レストラン「ピュアリィレストラン」がおすすめです。

▼熊本城がロボットに!?「オシロボッツ熊本城」が気になる方はこちらの記事をご覧ください。

<放送情報>
日本最強の城▼城下町特集▼ あなたも絶対行きたくなる!魅力あふれる日本の城
NHK総合 2023年6月26日(月)22:00~22:45
司会:恵俊彰、赤木野々花アナウンサー
出演:高橋英樹、山本博(ロバート)、村井美樹、千田嘉博



第1弾~第14弾で紹介されたお城って?

番組では年2回のペースでさまざまな名城が紹介されてきました。じゃあ、第1~14弾ではどんなお城が紹介されて、どのお城が「最強の城」に選ばれたの? ここからは過去の放送を振り返っていきます。見た方も、見逃した方もぜひチェックしてみてください!

第1弾の最強の城は「高取城」!

2018年6月に放送された第一弾は、「写真好きがオススメする“思わずパチリ! フォトジェニックな城」「ミステリー好きがオススメする“油断大敵! トリック満載の城」「トレッキング好きがオススメする“天下の絶景! トレッキングに最高の城」という3つのテーマで選ばれた9つのお城から最強の城をセレクト。奈良県の「高取城」が最強の城に選ばれました! その時にエントリーされたお城をご紹介します!

まずは、「フォトジェニックな城」部門のお城3城をチェック!

彦根城  (滋賀県彦根市)

彦根城

彦根城は江戸時代までに建てられ、修復されながら現在まで残っている「現存12天守」の一つで、国宝のお城。日本100名城でもあります。入母屋破風や千鳥破風など多彩な破風と装飾性の高い華頭窓に注目。内部は隠し狭間が多数設けられた戦闘仕様です。

▼彦根城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼現存12天守について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼国宝のお城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼日本100名城って何?という方は、こちらの記事をチェック

◆彦根城へのアクセス

JR彦根駅から徒歩約15分

松本城 (長野県松本市)

alt

松本城も「現存12天守」の一つで、国宝のお城。日本100名城です。北アルプスを背景にした漆黒の天守の美しい姿でも知られますが、実は毎年黒漆を塗りかえているのです!

▼松本城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆松本城へのアクセス

JR篠ノ井線「松本駅」から徒歩約15分

丸亀城 (香川県丸亀市)

alt

現存12天守の一つで、日本100名城。あわせて60m以上になる四段の高石垣は、一番の見どころ。美しい曲線の高石垣は「扇の勾配」と呼ばれています。

▼丸亀城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼平成30年度の豪雨及び、台風被害で石垣が崩落した丸亀城の石垣修復プロジェクトについてはこちら(外部サイト)

◆丸亀城へのアクセス

JR丸亀駅から徒歩約10分

次は「トリック満載の城」部門から3城ご紹介します!

松山城(愛媛県松山市)

alt

松山城は、現存12天守の中では最も新しい天守。天守まではロープウェイやリフトを使って登ります。実戦的要素が随所に取り込まれた城です。日本100名城。

▼伊予松山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆松山城へのアクセス

JR予讃線「松山」駅から市内電車「道後温泉行き」で約10分「大街道」下車、徒歩約5分、松山城山ロープウェイで約2分、山頂駅から天守まで徒歩約10分。

会津若松城(福島県会津若松市)

alt

戊辰戦争の東北最後の戦いとなった会津若松城の戦い。新政府軍に対し籠城戦で戦い、城内への侵入を許さなかった会津魂は今でも語り継がれています。日本100名城。

▼会津若松城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼籠城戦ってそもそも勝てるの?と思った方は、こちらの記事もチェック

◆会津若松城へのアクセス

周遊バスのハイカラさん・あかべぇ「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約5分

山中城 (静岡県三島市)

alt

ワッフルのようなお城として知られる山中城。でも、この可愛らしいワッフル、実はとっても実践的な恐ろしい堀なのです!日本100名城。

▼山中城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼山中城は戦国末期に北条氏と豊臣秀吉の軍が戦った場所。この戦いに興味を持った方は、こちらの記事もチェック

◆山中城へのアクセス

JR三島駅から東海バス・元箱根港行きで約30分、「山中城跡バス停」下車、目の前が山中城駐車場

続いて「トレッキングに最高の城」部門から3城です!

備中松山城(岡山県高梁市)

備中松山城
(かみゆ歴史編集部提供)

山城唯一の現存12天守として知られる備中松山城。雲海に浮かぶ美しい姿でも知られますが、この姿を見るには条件が整う必要があります。日本100名城。

▼備中松山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼雲海に浮かぶ姿を見たい方は、こちらの記事もチェック

◆備中松山城へのアクセス

JR備中高梁駅隣接の複合施設内(高梁市図書館)にある高梁市観光案内所より『観光乗合タクシー』を運行

高取城 (奈良県高市郡高取町)

alt

司馬遼太郎が「大げさにいえば、最初にアンコール・ワットに入った人の気持ちがすこしわかるような一種のそらおそろしさを感じた」(司馬遼太郎『街道をゆく』(朝日新聞出版))と記した城。「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」の第一弾で見事「最強の城」に選ばれました。日本100名城。

▼高取城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆高取城へのアクセス

近鉄吉野線「壺坂山」駅から徒歩約90分。または、近鉄吉野線「壺坂山」駅から奈良交通バス「壷阪寺行き」で 20分、「壷阪寺前」下車、徒歩約1時間程度

七尾城(石川県七尾市)  

alt

七尾城は、山全体を使った巨大な山城。「七尾城の戦い」の舞台でもあり、城攻めの名手・上杉謙信が、攻め落とすまで約1年も苦戦するほど難攻不落のお城でした。日本100名城。

▼七尾城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆七尾城へのアクセス

JR「七尾駅」から市内循環バス「まりん号」で約15分、「古屋敷町」下車、七尾城史資料館から山頂の七尾城本丸跡まで、登山道を徒歩で約1時間。

第2弾は「松江城」が最強の城に!

2018年の年末に放送された「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル第2弾」では、「フォトジェニックな城編」「守りの仕掛けがユニークな堅城編」「デジタル技術で蘇った城編」の3部門から8つのお城がエントリー。「松江城」が最強のお城に選ばれました!

まずは「フォトジェニックな城編」の3つのお城からご紹介。

名古屋城(愛知県名古屋市)

名古屋城

2018年に将軍を迎える場所として造られた本丸御殿の全面公開で話題になった名古屋城。扇の勾配と呼ばれるゆるやかな曲線美の石垣が美しいです。日本100名城。

▼名古屋城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆名古屋城へのアクセス

名城線「市役所」下車、7番出口より徒歩約5分

金沢城(石川県金沢市) 

alt

加賀百万石の前田家のお城・金沢城。海鼠壁(なまこかべ)の幾何学模様のデザインや鉛瓦の白い屋根が美しいお城です。日本100名城。

▼金沢城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆金沢城へのアクセス

JR北陸本線・北陸新幹線「金沢」駅から北鉄バスで約15分、「兼六園下」下車、徒歩約5分。

白河小峰城(福島県白河市)

alt

築城名人・丹羽長重(にわながしげ)が江戸時代に築いた総石垣の城。天守の代用だった三重櫓は、平成3年に木造で忠実に再現されたもの。日本100名城。

▼白河小峰城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆白河小峰城へのアクセス

JR白河駅から徒歩約10分。

次は「守りの仕掛けがユニークな堅城編」の3つの城をご紹介。

松江城(島根県松江市)

alt

松江城は2015年に国宝指定された現存12天守。完成したのは、慶長16年(1611)。関ヶ原の戦いが終わっても、徳川方と豊臣方の対立が続いていたころのこと。いつ戦乱に巻き込まれるかわからないという状況のなか、実践的に造られたお城です。「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル第2弾」で、最強のお城に選ばれました。日本100名城。

▼松江城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆松江城へのアクセス

JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス約10分、松江城「大手前」下車
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩約20分
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)約5分、「県庁前下車」徒歩約5分

上田城(長野県上田市)

alt

徳川家の大軍を2度も退けたエピソードを持つ真田一族の城。現在の上田城は、徳川方によって徹底的に破壊された後再建されたものですが、巧みに地形を利用した造りは戦国時代のものが残っています。日本100名城。

▼上田城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼お城の鬼門除けについて知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆上田城へのアクセス

JR長野新幹線「上田」駅から徒歩約10分。

苗木城(岐阜県中津川市)

alt

天然の巨岩を利用した石垣が特徴的な苗木城。中山道と木曽川を一度におさえられる地点に築かれた要塞です。天守台には、当時の雰囲気を伝える掛け造りという工法で造られた展望台が。続日本100名城。

▼苗木城について知りたい方は、こちらの記事もチェック!


◆苗木城へのアクセス

JR中央本線「中津川」駅から北恵那交通バス「付知峡倉屋温泉」行きまたは「加子母総合事務所」行きで約15分「苗木」下車徒歩約20分 。

最後に「デジタル技術で甦った城編」から2城です。

高松城(香川県高松市)

alt

港町高松には明治時代に取り壊されるまで、海沿いに白く美しい城が建っていました。現在は埋め立てられてしまっていますが、当時の様子がVR(バーチャルリアリティ)で体験できます!日本100名城。

▼高松城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼お城のVRなどに興味がある方は、こちらの記事もチェック

◆高松城へのアクセス

JR高松駅下車して、徒歩5分。琴平電鉄 高松築港駅下車してすぐ。

肥前名護屋城(佐賀県唐津市) 

alt

豊臣秀吉が大陸への侵攻を目指し、わずか数カ月の間に築かれた肥前名護屋城。周囲には130以上もの諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人を超える人々が集ったといわれます。豊臣秀吉の死後に破壊され、今も壊された石垣が残っています。最近は、タブレットを使って楽しめる「バーチャル登城」も人気。日本100名城。

▼肥前名護屋城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

▼お城の壊し方に興味を持った方は、こちらの記事もチェック

◆肥前名護屋城へのアクセス

JR筑肥線「唐津」駅から徒歩約7分(600m)、昭和バス唐津大手口発「名護屋城博物館方面」行きで約40分「名護屋城博物館入口」下車、徒歩すぐ。

そして第3弾で取り上げられたお城は?

2019年5月3日、ゴールデンウィークの真っ最中に、第3弾が放送されました!今回は、「SNS映えする“フォトジェニックな城”」「新緑の季節にぴったり“アウトドア向けの城”」「徹底抗戦のため技巧が施された “守りの堅城”」という3つの切り口で全国のお城を徹底リサーチしたとのこと。第3弾で取り上げられたお城は?そして、「最強の城」に選ばれたお城は? オンエアで紹介されたお城を復習しておきましょう!

【フォトジェニックな城編】

大阪城(大阪府大阪市)

大阪城

豊臣秀吉が築いた大坂城の天守は、漆黒の5層天守で、鯱瓦や飾り瓦、壁面に刻まれた金色の彫刻、金銀で飾りたてられた奥御殿など、天下人にふさわしい絢爛豪華な城だったそう。その姿は「大坂夏の陣図屏風」に描かれたものを偲ぶのみですが、築城には約1年半を要し、秀吉が死ぬまでの15年間、拡張が続けられた巨大城郭だったといいます。日本100名城。

▼大阪城の蛸石って、どうやって運んだの?と思った方はこちらの記事もチェック!


弘前城(青森県弘前市) 

alt

桜の名所として知られる弘前城は現存12天守の一つです。実は現在、天守が引っ越して、天守台には天守が存在しません。日本100名城。

▼弘前城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆弘前城へのアクセス 

JR弘前駅からバスで「市役所前公園入口」下車、徒歩すぐ

明石城(兵庫県明石市)

明石城
(写真提供:一般社団法人 明石観光協会)

2019年に、築城400周年を迎えた明石城の城の魅力は、なんといっても現存する2基の三重櫓。そして、五重天守を構えられるほどの大きさを誇る天守台や、350mも続く高さ20mの石垣です。日本100名城。

▼明石城についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!

◆明石城へのアクセス

JR「明石駅」、山陽電鉄本線「山陽明石駅」より徒歩5分

【アウトドアにぴったりな城編】

岡城(大分県竹田市) 

alt

『荒城の月』のモチーフとして知られる天空の城・岡城。登城口から大手門を見上げるとヨーロッパの古城のようなお城で、「カマボコ石」とよばれる丸く加工した岩が城全体に用いられ、石垣や登城道の随所に曲線が多用されている珍しいデザインです。日本100名城。


滝山城(東京都八王子市)

滝山城

大規模な横堀や北条の城の特徴である馬出などが往時のまま残る関東随一の規模を誇る山城です。地元の方によるボランティア活動で丁寧に下草が刈られ、遺構がとても見やすいお城です。続日本100名城。

▼滝山城のボランティア活動について知りたい方は、こちらの記事もチェック!

◆滝山城へのアクセス

京王八王子駅・JR八王子駅北口から戸吹行き・秋川駅行き・戸吹スポーツ公園入口行きバスで「滝山城址下」下車、徒歩約15分


【守りの仕掛けがユニークな城編】

原城(長崎県南島原市)

原城

2018年6月にユネスコ世界文化遺産に登録されることが決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。島原の乱の舞台「原城」もその一つです。当時16歳の天草四郎を総大将として蜂起し、幕府軍12万人に対し3万人余が原城に籠城。守りが堅固で何度も攻撃を退けましたが、4ヵ月後に落城しました。続日本100名城。

▼原城についてもっと知りたい方は、こちらの記事もチェック!

◆原城へのアクセス

島原鉄道バス「原城前」停留所から徒歩10分

五稜郭(北海道函館市)

alt

五稜郭が築城されたのは、慶応2年(1866)。この年はペリー来航から13年後で、江戸幕府が崩壊する2年前のこと。西欧列強への対抗手段を迫られた幕府首脳が「ならば西欧で築かれている稜堡式城郭を採用しよう」として築かれた城でした。稜堡が五方向に飛び出ていることで射撃の死角をなくし、効率的な守備を可能にしています。日本100名城。

▼五稜郭について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆五稜郭へのアクセス 

JR函館駅から市電で「五稜郭公園前」下車、徒歩15分

そして「最強の城」に選ばれたのは…「岡城」!

岡城
(撮影:藪内成基)

スタジオの投票で決まる「最強の城」に選ばれたのは、岡城!
城びとでも記事を執筆いただいている藪内さんが、番組内で案内をされていたお城です。
曲線美や石垣を堪能しながら、トレッキングなどのアウトドアを楽しんでみては?

第4弾の最強の城は対馬の古代山城「金田城」!

2019年9月16日に第4弾が放送されました! 第4弾は、徳川将軍家の本拠地で現在は皇居でもある「江戸城」、現存12天守の「丸岡城」、村上海賊の村上氏が築いた水軍の城、多彩な表情の石垣が人気の「津山城」など、そうそうたる顔ぶれ(城ぶれ?)がズラリ!

■城のシンボル・天守が美しい城編■

徳川幕府の本拠地、江戸城(東京都千代田区)

江戸城

もと徳川将軍家の居城で、現在皇居となっている江戸城は日本最大の城郭です。長禄元年(1457)太田道灌から始まり、慶長時代に徳川家康の本格的築城で大きく変貌を遂げ、3代将軍家光の寛永時代まで、ほかに類をみないほど長きにわたり築城が続けられました。残念ながら明暦3年(1657)の大火で天守が焼失しましたが、天守台や桜田門、二重橋など見どころも多く東京観光の名所でもあります。中でも三重櫓の富士見櫓は「八方正面の櫓」と称されるほど、どの角度から見ても完璧な美しさを誇ります。

江戸城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆江戸城へのアクセス

地下鉄「大手町駅」から徒歩約5分


古式ゆかしい天守が印象的な丸岡城(福井県坂井市)

丸岡城

一向一揆対策として天正4年(1576)、柴田勝豊により築城されました。昭和23年(1948)の福井地震で天守は倒壊しますが、昭和30年(1955)に修復再建されます。修復にはできる限り元の部材が使われており、その後の調査で約7割の主要構造材が江戸時代からのものであることが確認されました。二重三階の天守は独立式望楼型で、重要文化財に指定されています。

丸岡城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆丸岡城へのアクセス

JR「福井駅」からバス乗車し「丸岡城」下車、徒歩すぐ


戦後復興とともに再建された広島城天守(広島県広島市)

広島城

昭和20年(1945)8月6日に起きた原子爆弾の投下によって倒壊、五重五階の大天守と二基の小天守をつなげた連結式天守をはじめ、門や櫓は焼失してしまいました。戦後、昭和28年(1953)に城跡が国の史跡指定を受け、昭和33年(1958)の広島復興大博覧会前に鉄筋コンクリート製の大天守が再建されています。別名「鯉城」で、広島東洋カープ球団の名前の由来になっています。

広島城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆広島城へのアクセス

市内電車「紙屋町東・西」電停から北へ徒歩約15分


■守りの仕掛けがユニークな城編■

「村上海賊」村上氏が築いた水軍城、能島城来島城(愛媛県今治市)

能島城
※能島城

能島城は、「日本最大の海賊」と称された村上海軍の一族である能島村上氏の拠点で、続日本100名城に選ばれています。周囲約1kmの島全体が能島城で、最大10ノット(時速約18km)の激しい潮流に守られた天然の要塞でした。
来島城は、村上海賊である来島村上氏の居城で、自然を生かして築かれた島城です。日本三大急潮の一つである来島海峡の要に位置し、やはり敵が容易には近づけない難攻不落の城でした。

能島城について知りたい方は、こちらの記事もチェック


◆能島城へのアクセス

能島城へ向かう船は定期便がないため、観光ツアーに参加するか個人で船をチャーター。ツアーの詳細はこちら→http://ehimesunsun.net/

◆来島城へのアクセス

「波止浜」港からフェリーで約5分


多彩な表情の石垣が見られる、津山城(岡山県津山市)

津山城

津山城には現存建物はありませんが、「一二三(ひふみ)段」と呼ばれる幾重にも折り重なった石垣が残っています。折が多い高石垣や桝形の城門、三の丸から本丸までの直径たった150mの間に5つも門を配置していることなどからも、固い守りが見て取れます。築城に13年もかかっているため、さまざまな石垣が見られるのも魅力。穴太衆が関わったといわれ、中でも最も古いと見られるのが本丸東側の石垣群です。平成17年(2005)に本丸備中櫓が復元されました。

津山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆津山城へのアクセス

JR「津山駅」から徒歩約10分


■絶景!天空の城編■

圧巻の石塁が連なる古代の城、金田城(長崎県対馬市)

金田城

平成29年(2017)に続日本100名城に選ばれた長崎県対馬にある金田城。築城はなんと天智天皇6年(667)。白村江の戦い後ということで、朝鮮半島に最も近い金田城は国防最前線。残された総延長約3km、最大高さ約7mの見事な石塁には当時の緊迫した状況が漂います。長崎県で初めて国指定特別史跡に指定された史跡。

金田城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

◆金田城へのアクセス

対馬空港から車で約15分


多くのドラマや映画のロケ地となっている天空の城、竹田城(兵庫県朝来市)

竹田城

雲海に浮かぶようにたつ山城、竹田城は、神秘的な城跡の姿から“天空の城”または“日本のマチュピチュ”と称され、『軍師官兵衛』や、『天と地と』など多くのドラマや映画のロケ地となっています。竹田城向かいにある朝来山の立雲峡は、竹田城の雲海が見られるスポットの一つ。中でも第一展望台からは城の全景が撮影できるのでおすすめです。スタジオで春風亭昇太師匠が「僕が見たいのは雲じゃない、竹田城なんだ!」と熱く語り、その素晴らしさを口にしたのは、ほぼ完存する江戸期より前の総石垣。遠くで見てよし、近くで見てよしのお城です。


◆竹田城へのアクセス

JR播但線「竹田駅」下車、徒歩約50分


エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第4弾「最強の城」は・・・金田城でした!

金田城、山頂、浅茅湾

金田城山頂からの見事な眺め 写真提供:藪内成基 

第1弾から番組ゲストを務めるほど城好きな高橋さんも知らなかった金田城。ほかのお城とは全くタイプの異なる古代のお城で、日本のお城の歴史の豊かさを体現しているのが選ばれた理由でした。1000年以上前の人が実際に積んだ石垣を眺めながら、そこに確かにいたであろう防人たちに思いをはせる・・・確かに、これは行きたくなりますね!


第5弾の最強の城は朝倉氏の本拠地「一乗谷城」!

2020年1月4日に放送された第5弾は、大河ドラマ『麒麟がくる』にちなみ、明智光秀ゆかりの城がズラリ。自らの居城とした福知山城から、主君の織田信長が手がけた安土城まで、光秀の生涯を振り返る中で欠かせない名城の数々をピックアップしました。

■フォトジェニックな城編■

明智光秀が築いた福知山城(京都府福知山市)

福知山城、明智光秀

フォトジェニックなお城として紹介された福知山城。織田信長を討ったことで知られる明智光秀は、どうしても主君を裏切った悪いイメージがありますが、福知山城では、光秀は神に祀られているのをご存知ですか? また、光秀はこの福知山城を重視したといわれます。それはなぜなのか? 詳しくは、NHK大河ドラマで時代考証を担当される小和田哲男先生の連載講座「城と光秀」の第11回「福知山城と明智秀満」をチェック! 明智秀満が気になった方は、あわせてこちらの「新発見された書状が注目を集めている明智秀満ってどんな人?」もどうぞ!

ちなみに番組では、小和田哲男先生が登場し、石垣に墓石が使われるのは不吉と思われるけれども、それを逆さにすることによって「穢れの逆転」で聖なるものになると解説をされていました。

織田信長の城・安土城(滋賀県近江八幡市)

安土城、明智光秀、織田信長

フォトジェニックなお城として登場したのは、織田信長が築いた城・安土城。知名度は抜群ですが、どのようなお城だったのかはあまり知らない…という方も多いのではないでしょうか? 信長は完成した安土城を民衆に開放して自由に見物させたほか、宣教師が帰国する際には提灯でライトアップして見送ったといいます。なんだか、とても現代的ですよね! 安土城についてもっと知りたいという方は、加藤理文先生の連載講座「織田信長の城・安土城」や「【日本100名城・安土城編】 築城からわずか6年で消えた織田信長の名城」の記事がおすすめです!

■守りの仕掛けがユニークな城編■

谷全体が一つのお城!朝倉氏の本拠地・一乗谷城(福井県福井市)

一乗谷城


若き日の光秀が身を寄せていた朝倉氏の本拠地だった一乗谷城。三方を山で囲まれ、北には足羽川を持つ谷に建つという、まさに谷全体で防御する天然の要塞です。詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック「【日本100名城・一乗谷城編】 庭園跡が物語る将軍家が頼った北陸の名門

また、番組では竪堀の恐ろしさが紹介されました! 堀についてはこちらの記事「堀にもいろいろな種類があるの?」もご用意しています♪

天上の要塞・黒井城(兵庫県丹波市)

黒井城、明智光秀

破竹の勢いで天下取りに近付いていった織田信長に敵対、明智光秀を敗戦に追いやった丹波の赤鬼・赤井直正をご存知ですか? 黒井城は、光秀が攻略に苦戦したという堅城。どのくらい手ごわいお城なのかは、とにかく歩いてみるのがおすすめです。こちらの記事「【続日本100名城・黒井城編】明智光秀を苦しめた「丹波の赤鬼」が守る山地の要塞」でチェック!

番組では、守りの仕掛けがユニークな城として紹介。千田先生が黒井城を見れば、なぜ光秀が本能寺の変を起こしたかが分かる!ともおっしゃっていました。

■アウトドアにおすすめの城編■

信長が安土城を拠点とする前に築いた城・岐阜城(岐阜県岐阜市)

岐阜城

アウトドアにおすすめのお城として登場! 織田信長と明智光秀が運命的な出会いをしたお城としても紹介されました。岐阜城は、金華山々頂の標高329m(比高308m)の山城部分と麓の居館部分に分かれていて、2007年から居館部分の本格的な発掘調査が進められています。詳しく知りたい方は「岐阜城信長居館のルーツは小牧山城か」をどうぞ。

また、岐阜城とか、安土城とか、織田信長ってお城を色々引っ越ししていますよね。どうして?と思った方はこちらの「織田信長はなんで居城を次々と変えたの?」もチェック!

雛壇状に積み上げられた石垣の城・岩村城(岐阜県恵那市)

岩村城、明智光秀

岐阜県東部を走る明知鉄道は、その名の通り武将・明智光秀ゆかりの地を走るローカル路線。岩村駅で下車すれば、城下町や日本100名城・岩村城が楽しめます。アウトドアにおすすめの城として紹介された岩村城の最大の見どころはなんといっても本丸に雛壇状に積み上げられた石段。なんと6段も積み上げられ、迫力満点です!詳しくは「名古屋から約1時間!明知鉄道で『半分、青い。』の舞台・城下町岩村と明智光秀ゆかりの城へ」を。

ちなみに、岩村城は日本三大山城なんです!そちらも気になる方は「お城にも「日本三大〇〇」というのはあるの?」もどうぞ!

エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第5弾「最強の城」は…一乗谷城でした!

一乗谷城


守りの仕掛けがユニークな城で紹介された一乗谷城 が今回の最強のお城!! 小日向えりさんのお気に入りのお城だそうで、紹介コーナーでのニコニコ顔が印象的でした。

第6弾の最強の城は「二条城」!

2020年7月24日に放送された第6弾でも、全国の個性豊かな城がズラリ。世界遺産の二条城や、現存12天守の一つである宇和島城など、これまで取り上げられなかったのが不思議な名城揃いです!

■フォトジェニックな城編■

徳川家の栄枯盛衰を見守った世界遺産・二条城(京都府京都市)

日本最強の城、二条城

天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため、徳川家康が慶長8年(1603)に築城した二条城。江戸幕府最後の将軍慶喜が二の丸御殿の大広間で大政奉還の意思を表明したエピソードでも有名で、まさに徳川家の栄枯盛衰を見守り続けたお城といって過言ではありません。

番組では、重要文化財の本丸御殿、国宝の二の丸御殿、色鮮やかな唐門など、徳川将軍家の威光を示す絢爛豪華な見どころだらけである、二条城の“知られざる素顔”をクローズアップしました。

▼二条城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

現存12天守に数えられる伊達家ゆかりの宇和島城(愛媛県宇和島市)

日本最強の城、宇和島城

築城名人として知られる藤堂高虎が中世城郭を改修して完成させ、伊達政宗の息子・秀宗が入封してから幕末まで伊達家が治めた宇和島城。現存12天守の1つに数えられる天守は伊達家が改修したもので、国重要文化財に指定されています。

天守といえば高くそびえて圧倒的な威圧感を放っているイメージがありますが、宇和島城の天守はこじんまり。番組で小日向えりさんが「ケーキを食べさせてもらうときのアーンの口みたいな玄関」と形容したように、女性が好みそうなキュートさが特徴的です。

▼宇和島城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

■守りの仕掛けがユニークな城編■

名将たちを苦しめた難攻不落の城・小田原城(神奈川県小田原市)

日本最強の城、小田原城


小田原北条氏が五代100年にわたり関東支配の拠点とした小田原城。総延長約9kmもの総構に大規模な空堀と土塁を築いて、上杉謙信や武田信玄ら名将たちの攻撃を跳ね返し続け、その守りの堅さから「難攻不落の城」と呼ばれています。

番組では、あの豊臣秀吉でさえも3カ月以上に渡る籠城戦で苦しめられた、巨大ディフェンスの全貌を余すところなく紹介。城びとのイベントやお城EXPOにもご登壇いただいている、小田原城天守閣の館長・諏訪間順さんも出演しました。

▼小田原城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

シラス台地の崖を活用した天然の要塞・知覧城(鹿児島県南九州市)

日本最強の城、知覧城


南九州のお城といえば、火砕流が堆積して出来上がった「シラス台地」を利用した独自の構造が特徴的。その中でも代表的なものが、薩摩藩が敷いた外城制で重要な存在を占めた知覧城。台地に刻まれた浸食谷を空堀とし、約40mの切り立った崖に曲輪を築いた天然の要塞です! 建築物こそ16世紀末の火災によって焼失しましたが、約41万平方mもの広大な城郭には遺構が今も良好に残っています。

番組では、一度ですべて回りきるのは大変な、まるで迷路のように複雑かつ不思議な城跡の様子をレポート。映像を追っているだけで「絶対攻められない…」という絶望的な気分になりました。

▼知覧城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

■デジタルで楽しむ英雄の城編■

九州最大級の規模を持つ巨大城郭・福岡城(福岡県福岡市)

福岡城、最強の城
(ニッポン城めぐり提供)


関ヶ原合戦の戦功で筑前に入国した黒田孝高・長政父子が築いた福岡城は、内郭部8万坪という九州最大級の規模を持つ巨大な城郭でした。天守台があるにも関わらず天守があったという確たる証拠がなく、研究が進んだ今でもその存否の意見が分かれているそうです。現存する南の丸多聞櫓は国の重要文化財に指定されています。現地では、タブレットで再現した福岡城を楽しめます!

▼福岡城のVRについて知りたい方は、こちらの記事もチェック

伊達政宗が青葉山に築城した仙台城(宮城県仙台市)

仙台城、最強の城
(ニッポン城めぐり提供)


伊達政宗が青葉山に築城したお城。本丸跡北壁の石垣や、本丸西の大堀切などから当時の城の様子が伺えます。桃山様式の豪壮華麗な大手門は戦災で焼失しましたが、現地では、仙台城VRゴー(https://honmarukaikan.com/vrgo/)で、仙台城の360度パノラマ映像が楽しめます。

エントリーが出そろい、城好き芸能人たちが悩みに悩んで選んだ第6弾「最強の城」は…二条城でした!

日本最強の城、二条城


第7弾の最強の城は、復興のシンボルとして元気を与える「熊本城」!

2021年1月3日に第7弾が放送されました! 第7弾は、徳川御三家の城「和歌山城」、築城当時の姿を約400年間残し続けている「熊本城」、白亜の5層天守がトレードマークの「福山城」など、そうそうたる顔ぶれ(城ぶれ?)がズラリ!

■フォトジェニックな城編■

徳川御三家の城・和歌山城(和歌山県和歌山市)

和歌山城

江戸幕府の8代将軍・徳川吉宗を輩出した徳川御三家の一つ、紀州藩紀州徳川家の居城である和歌山城。緑が茂る虎伏山(とらふすやま)にそびえる白亜の天守閣は、弘化3年(1846)の落雷で焼失した後、嘉永3年(1850)にほぼ元のまま再建されました。

番組では、大天守と小天守の組み合わせの美しさと、紀州青石と言われる緑かがった石を積み上げた石垣の美しさが紹介されていました。
棟は銅板で覆われていて、防水性に優れ、見た目も緑でおしゃれ! まさに「フォトジェニック」!

また、外側だけではなく、お殿様専用の廊下「御橋廊下」や「西之丸庭園」も紹介されていました。

「フォトジェニックな城」として撮影のおすすめのスポットとして紹介されたのは、
大天守・小天守が1枚の画像におさまる場所や、堀の水面に天守が映るところなど。
ちなみに、もっとも美しい撮影スポットは 和歌山城と御橋廊下と堀が1枚におさまるスポットとのこと!

▼和歌山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

白亜の5層天守が美しい福山城(広島県福山市)

福山城

江戸幕府から西国鎮護の拠点として重要視され、譜代大名の水野勝成が備後十万石の領主として入府し築いた福山城。
そのシンボルは何といっても、徳川御三家でさえ認められなかったという5層天守。
また、徳川将軍家から贈られた京都伏見城から移築された櫓が城の正面にあたる南側の目立つところに置かれていました。

近くから見上げても遠くから眺めても心に深く刻まれる、5層の天守が美しい白亜の城。高さおよそ26m。戦災で焼失したが昭和26年、今の姿によみがえりました。
駅チカで、新幹線からも眺めることができます!

殿様が眺望を楽しんだ月見櫓、殿様専用の湯殿なども番組では紹介されていました。

北の壁には築城当初、鉄板が一面に貼ってあって、真っ黒に見えていたとのこと。
現在、リニューアル工事真っ最中で、天守北側は黒い鉄板姿になって甦る予定!楽しみですね!

▼福山城は2019年の読者参加企画「Castle of the Year」にて20位にランクインしました!
【11~25位】お城ファンが選ぶ2019年の推し城は?「Castle of the Year」決定!

▼また、山陽新幹線の車内から見ることもできます!


■守りの仕掛けがユニークな城編■

千曲川沿いの絶壁に築かれた小諸城(長野県小諸市)

小諸城

浅間山のすそ野に広がる小諸市。かつて小諸は北国街道の重要な宿場町でした。
戦国時代に武田信玄の命により山本勘助らによって縄張りがされ、豊臣政権下で城主となった仙石秀久によって完成された小諸城。
城下町より低い位置に城を築いた全国でも珍しい「穴城(あなじろ)」で、実は知る人ぞ知る堅城でもあります。

城下町からくだっていくと、城の正門の大手門。そして大手門を抜けると、さらに低いところに「三の門」が。今は懐古園の名で親しまれています。
島崎藤村がこよなく愛した城とも紹介されていました。

番組では、無骨な石垣と深い空堀など、たくさんの見どころが紹介されていました。

城下町より低いからといって守りが弱い…わけではなく、浅間山の火砕流によってつくられた広大な傾斜地が、複雑にめぐっている深い谷を生み出したのです。
火砕流の堆積層なので、非常に脆く、また直角に近いので敵はなかなか登ってこれないところを攻撃‥!小諸城はこの谷を堀にした天然の要塞だったのです。
そして、城の背後は千曲川の流れが生み出した断崖絶壁。自然や立地を最大限に生かしたお城だったのです!

また、本丸にはひときわ大きな石垣があったことと、かつて金箔瓦が乗った3階だての天守が立っていて、権力のアピールにもなっていました。

▼小諸城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

東北独自の強烈な個性を持つ根城(青森県八戸市)

根城

八戸発祥の地で、建武元年(1334)に南部師行氏によって築城されたという根城(ねじょう)。
城の中心部、本丸には、半地下の構造になった竪穴式住居のような豊かな建物が。
寒さの厳しい冬は暖かく、夏は涼しい造りになっています。

本丸跡には、発掘調査の成果を元に安土桃山時代の様子が復元整備されています。

なんと城の広さは約18万平方メートル!川の流れで作られた標高20メートルほどの崖の先端につくられていました。
馬淵川と、天然の堀の役割の「西の沢」が、城を守っていたのです。根城も立地・特性を生かしてお城が作られていたのですね。

当時の馬は蹄鉄をはいていないので、馬の脚をいためないように、馬小屋は板張りになっていました。
上馬屋も現在復元整備されています。
また、主殿の広間も復元されており、合議制が取られていた雰囲気などが見て取れます。


▼根城について知りたい方は、こちらの記事もチェック


■元気になれる城編■

400年間そびえ続ける“第三の天守”を持つ熊本城(熊本県熊本市)

熊本城、宇土櫓
熊本城の宇土櫓(撮影:たつのりさん)

平成28年(2016)の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。それでも「復興のシンボル」として徐々に往時の姿を取り戻し、地元の人たちに生きるエネルギーを与えてくれています。番組冒頭では、石垣の工夫である「武者返し」についてクイズ形式で紹介されていました。背中が見えることで、よじ登る敵を攻撃しやすい…という構造なのです!石垣は、加藤清正が持てる技術の全てを使って作り上げたもの。実戦を想定し、いろいろな工夫が施されています。

熊本城の天守は明治10年(1877)の西南戦争で焼失していますが、宇土(うと)櫓は築城当時の姿を約400年間残し続けてきました。
天守のない時代も、その高さから大天守、小天守に次ぐ「第三の天守」と呼ばれて愛されてきた宇土櫓。
現存する最も城郭建築の一つといわれ、さらに宇土櫓を支える石垣は20mを超えています!難攻不落の熊本城の守りの要となっています。

日本有数の巨大な天守閣は、昭和35年、市民の力で再建されました。そして今年、復旧工事が完了する予定です。4月には天守閣の特別公開も予定されています!

▼熊本城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

負け知らずのパワースポット・金山城(群馬県太田市)

金山城
写真:たつのりさん

金山城は土造りのお城が多い関東地方では珍しい、石垣造りのお城。
山の中をどんどん進むと…見えてくるのが石造りの要塞。なんと積まれて高さは15mとも!まるで日本のマチュピチュ。

番組では、山城ガールむつみさんが金山城の「ユニークな仕掛け」を紹介していました。
カーブしている道は、遠近法のトリックを使って、通路を長く見せたりしている。それにとまどう敵を狙い撃ちするそうです!

ちなみに、10回以上城を攻められた歴史があるそうですが、上杉・武田に何度も攻められたのは、関東平野の入り口にたつからだそう。

また「日本のマチュピチュ」の名にふさわしい!? ミステリアスな場所も紹介されていました。
それは、石造りの池。城があるのは山のいただきで、水が湧き出る場所ではないが不思議なことに、池は満々と水を湛えています。
発掘調査をすると、なんと平安時代の雨ごいの儀式につかわれた土馬が見つかったそう。城ができる前から信仰されたことがわかる、パワースポットですね…!
また、山頂からははるか遠くに富士山が見えるという点も、「元気になれる」ポイント!

▼金山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

そして第7回目の最強の城に選ばれたのは…熊本城!

熊本城

社会的に大変な状況が続いた2020年。だからこそ、熊本地震で一部石垣が崩れるなどしてもなお、市民のシンボルとなっている「元気になれる城」熊本城が選ばれました。熊本地震で被災したものの、工事が進み、今年の4月には天守閣内部の特別公開も予定されています。

第8弾の最強の城は「犬山城」!

2021年3月30日に放送された第8弾では、現存天守を誇る国宝「犬山城」や白亜の天守が美しい「小倉城」、見る角度によって姿が異なる天守を持つ「岡山城」など、個性豊かなお城が取り上げられました。

フォトジェニックな城編

古式ゆかしい様式美が写真映えする現存12天守・犬山城(愛知県犬山市)

犬山城

現存12天守の一つに数えられ、東海圏で唯一の国宝天守を誇る犬山城。小牧・長久手の戦いや関ヶ原の戦いなどにおいて重要な拠点として使われた、歴史に名を残す名城でもあります。三重四階の天守は高さ約19mで、壮大さや豪華さよりも素朴な印象が勝ります。しかしよく観察すると、屋根には唐破風、最上階には華頭窓・廻縁・高欄など“飾り”の要素が満載! 古式ゆかしさの中にもスペシャルな美しさが感じられる、まさにフォトジェニックな城です。

番組では犬山城のフォトジェニックな魅力を写真に収めるコツとして「下はどっしり、上は華やかというギャップの良さが魅力の一つである姿を撮ること」などを提案。高橋英樹さんも「撮るときは必ず木曽川を入れてほしい」とオススメポイントを挙げていました。

▼犬山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

下の階より上の階が大きい?唐造りの天守がユニークな小倉城(福岡県北九州市)

小倉城

一般的な天守は下から上へと階の大きさが小さくなっていくものですが、小倉城の天守は最上階の5階が4階よりも大きく膨らんでいる! こうした構造は「唐造り(南蛮造り)」と呼ばれ、珍しい様式でした。小倉城の本丸は天保8年(1837)の火災で全焼し、現在見られる天守は昭和34年(1959)に再建されたもの。築城当時の姿そのままを保っている野面積みの石垣ともども、往時の雰囲気を今も感じさせてくれます。

番組ではそんな小倉城のダイナミックな姿を写すコツとして、「平面ではなく天守に向かって斜めから撮る」というテクニックを伝授。また、周囲を川と海で守られた水の城ならではの写し方として、紫川の川向かいからの景色や、池に映り込む姿まで撮れる小倉城庭園での撮影などが紹介されていました。

▼小倉城は山陽新幹線の車内から見ることもできます!


【守りの仕掛けがユニークな城編】

真田氏ゆかりの鉄壁の山城・岩櫃城(群馬県吾妻郡)

岩櫃城

岩殿城(山梨県)、久能城(静岡県)と共に武田三堅城の一つに数えられ、戦国時代は真田家が支配していた岩櫃城。その最大の特徴は、群馬百名山に数えられる岩櫃山の険しい岩肌を活かした天然の要塞であること。まさに、とても急な城址への道のりでした。ひな壇状に配置された曲輪、深さ5mにもなる大きな堀や、竪堀、急斜面を利用した縄張り…。険しい岩々に守られた“天然の要塞”としての真骨頂は、実際に歩いてみることでより実感できるはずです。

番組ではそんな岩櫃城の鉄壁の守りを徹底分析。「北が山、南が高さ200mの岩壁、西が五条川に守られている…ならば弱点は東!」という敵方の心理を利用し、東側に秘密の砦を築いて攻撃したのだとか。

「築城の教科書」と称されるほど縄張りが巧みな土の迷宮・杉山城(埼玉県比企郡)

杉山城

杉山城は「比企城館跡群」として国史跡に指定されている戦国時代の山城。城主や築城年代については不明な点が多かったのですが、関東管領山内上杉氏と同族の扇谷上杉氏による関東一帯を巻き込んだ抗争の時期に築城され、短期間で廃城となったことなどが近年の発掘調査でわかってきました。

この杉山城、実は「築城の教科書」「関東戦国期城郭の最高傑作の一つ」と言われています。その評価ポイントは縄張りの巧みさ。鎌倉街道を見下ろす丘陵の尾根上に高低差を利用して配置された10の郭には、土塁や空堀、さらに横矢が仕掛けられる防御施設が各所に見られます。番組ではそれらの守りの仕掛けを紹介すると同時に、のちに造られた石垣の城に同じ仕掛けが多用されていることを指摘。千田先生も「城の楽しみ方のすべてが詰まっている」と太鼓判を押していました。


【ミステリアスな城編】

見る角度によって天守の表情が変わる漆黒のフォルム・岡山城(岡山県岡山市)

岡山城

豊臣秀吉から57万石を与えられた宇喜多秀家の居城で、岡山市のシンボルとして親しまれている岡山城。黒漆塗の下見板が特徴的な漆黒の天守は、烏の羽にたとえられ烏城(うじょう)とも呼ばれたそうです。

実はこの天守は、天守台が全国的にも珍しい不等辺五角形の形状のため、正面、斜め、裏側と見る角度によって“表情”が変わってくるのです! 番組では、なぜそんな複雑な造りにしたか?が話題となり、「堅い岩盤が不等辺五角形だったため、その形に合わせた」「城主が織田信長のファンだったから安土城へのオマージュ」などさまざまな推理が挙がっていました。

※岡山城天守閣は令和3年6月1日から大規模改修のため休館し、令和4年11月にリニューアルオープン予定

▼岡山城は山陽新幹線の車内から見ることもできます!

北条軍を戦意喪失させた伝説の一夜城・石垣山城(神奈川県小田原市)

石垣山城

豊臣秀吉が小田原征伐の本陣として、小田原城の西約3kmにある笠懸山の山頂に総石垣で築いた石垣山城。北条軍の戦意を喪失させるためわずか一夜で築いたという「一夜城伝説」が残っています。

でも、総石垣の城をわずか一夜で造るなんて不可能! 番組では“どうやって一夜のうちに城を築いたように見せかけたのか”というミステリーポイントに迫っていました。小田原城から見えないよう約80日間かけて城を築き、完成後に周囲の木を伐採し、あたかも急に築かれたかのように演出したのだとか! 千田先生が「大量の物資・技術・お金を動かして、時代や世の中を変えるんだ!という秀吉の天下統一の本質を表している城」とおっしゃっていましたが、納得です。

▼石垣山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

エントリーが出そろい、城好きの出演者たちが悩みに悩んで選んだ第8弾「最強の城」は…犬山城でした!

犬山城

どこから見てもキレイで、石垣も造形も城下町もイイ。千田先生も「自然を巧みに使った日本の城のエッセンスがこめられている城」と絶賛するほど、これから城好きになる方に真っ先にみていただきたい名城です!

第9弾の最強の城は「高知城」!

2021年9月20日に放送された第9弾では、日本で唯一、本丸の建造物群が現存している「高知城」や、さまざまな時期の遺構が残り“城郭の博物館”とも呼ばれる「鳥取城」など、個性豊かなお城が取り上げられました。

自由の気風あふれる南国の城・高知城(高知県高知市)

高知城

日本で唯一、本丸の建造物群(天守や御殿)がほぼ完全なまま現存している高知城。石垣から突き出るように作られた石樋(いしどい)など、雨が多い高知県ならではの工夫が見られる石垣も見どころです。そしてもちろん忘れてはいけないのが、全国で12しかない貴重な現存天守。この天守を侵入者から守るため、石落しや忍び返し(鉄串)などさまざまな仕掛けが施されているのです。

番組では本丸の撮影スポットや“隠されたトリック”に注目しながら、さらに「高知の人は豪快さを求める」という県民性が垣間見える高知城の特徴をクローズアップ。黒潮の波をかたどった本丸御殿の「うちわけ波の欄間」や、天守最上階の廻縁(まわりえん)に傷みやすくて高価な黒漆をあえて用いるなどはまさにその表れ! 高橋秀樹さんも「高知城の石垣の無骨さが好き」とその豪快さにゾッコンでした。

▼高知城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

お城の中に自衛隊の基地が?新発田城(新潟県新発田市)

新発田城

新発田川の水を巡らせた平城で、「浮舟城」「菖蒲(あやめ)城」などの別名を持つ新発田(しばた)城。11棟の櫓と5棟の門が並び、天守の代わりを果たしていた三階櫓は3つの鯱を配するという全国にも例がない独特の形です。敵の方向感覚をくらませるために3つの鯱を配したという説があり、スタジオでは出演者たちがいろんな自説を交わしていました。

また新発田城は、本丸の敷地の大部分が自衛隊の駐屯地となっているという点でも珍しいお城です。番組では普段非公開となっている駐屯地エリアに潜入! お城と装甲車が一緒に…まるで『戦国自衛隊』みたいに不思議な光景でした。

▼新発田城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

他では見られない球型の巻石垣に注目!鳥取城(鳥取県鳥取市)

鳥取城

羽柴(豊臣)秀吉による兵糧攻めの舞台として有名な鳥取城。戦国時代から江戸時代にかけて何度も増改築が繰り返されたためさまざまな時期の遺構が残り、“城郭の博物館”とも呼ばれています。

なかでも番組が注目していたのは、形状がユニークな石垣。花崗岩がひな壇のように積み上げられた石垣には、高さ18mもの巨大な三階櫓が建っていたそうで、まるで古代遺跡のようにダイナミックかつ美しい! さらに目を引くのが、球型に積み上げられた半径6mの巻石垣。スタジオではこの形状の理由についてクイズを出題していました。①豪華に見せる ②登りにくくする ③石垣の崩れを防ぐ…答えは③! 石垣の下半分が崩れそうになったので、補強のために築かれたのです。

また番組では、旧藩主の別邸として鳥取城跡に建てられた白亜の洋館・仁風閣も併せて紹介されました。

▼鳥取城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

天然の要害という言葉にふさわしい関東屈指の堅城!鉢形城(埼玉県大里郡)

鉢形城

関東地方において有数の規模を誇り、後北条氏の北関東支配の拠点として重要な役割を担った鉢形(はちがた)城。豊臣秀吉による小田原攻めの際には1カ月間にも及ぶ籠城戦が繰り広げられました。現在は公園として整備されていて、番組では鉢形城の目の前に流れる荒川の河原でアウトドアを満喫する様子が映されていました。

特に番組で取り上げられたのは、天然の要害である鉢形城の守りの堅さ。高さ30mもの崖の上に城を建てることで、荒川と断崖絶壁によって敵の侵入を阻止。また、城の中に流れている川が堀の役目を果たしていたのです。自然で造られたお城は、散策をするような感覚で昔の姿を想像できて楽しいですよね。

▼鉢形城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

白亜の“出世城”はいろんな石垣の宝庫!岡崎城(愛知県岡崎市)

岡崎城

天下人・徳川家康が生まれた城であり、歴代城主の多くが徳川政権において重要な役職に出世したことから“出世城”とも呼ばれる岡崎城。昭和34年(1959)には白亜の美しい復興天守が築かれ、5階の展望室からは岡崎市内が一望できます。また、城内では野面積みをはじめいろんな種類の石垣を見ることができ、お城好きにはたまりません!

番組では、城の中心部を守る深さ8m以上もの清海堀や、出撃しやすいよう橋でつなげられた区画などの構造をクローズアップしながら、質実剛健&いぶし銀の岡崎城を「倹約家で好戦的という家康の性格を象徴したようなお城」と指摘。ちなみに、岡崎城の紹介役として出演し、熱弁をふるっていたのは……岡崎城ゆかりの武将隊のあの方!?


各地方からのエントリーが出そろい、城好きの出演者たちが悩みに悩んで選んだ第9弾「最強の城」は…高知城でした!

高知城

評価ポイントは何と言っても、天守あり・門あり・御殿ありと本丸の建造物群が全国で現存していること。春風亭昇太師匠も「ここはすごい」と熱く推していました。

第10弾の最強の城は「米子城」!

2022年1月1日に放送された第10弾では、新春にふさわしく「城の絶景スポット」をテーマに、世界遺産「姫路城」の知られざる絶景や、豊かな自然とのコラボが見事な「大洲城」や「唐津城」などが取り上げられました。


朝焼けに浮かぶ白鷺の城・姫路城(兵庫県姫路市)

姫路城

現存12天守の一つにして世界遺産──今まで番組に取り上げられていないのが不思議な姫路城が、ついに「最強の城」に登場! 白漆喰総塗籠の天守の美しさに目を奪われますが、実は攻撃のための狭間が城内に約1000カ所存在するという、実戦を強く意識した城なのです。

番組では、姫路城で年に数回しか拝むことのできない知られざる絶景を紹介。朝焼けに浮かぶ大天守の最上階の窓を開くと、朝日が抜けて見える! 太陽が天守の向こう側から昇るときだけ見られる神々しい風景です。ちなみに、天守の窓のほとんどが格子窓なのに、最上階だけ格子がありません。その理由は、参勤交代で帰ってきた領主が領地に変わりがないか隅々まで見渡せるよう、開放的な窓になっているからだとか。

▼姫路城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

豪華絢爛な天守と摩天楼が競演!大坂城(大阪府大阪市)

大坂城

こちらも日本を代表するお城である大坂城。豊臣秀吉が築いた城として有名ですが、現在見られる城郭は、大坂の陣で落城後、徳川幕府によって建て直されたもの。豊臣と徳川の威容を示すために築かれただけあって、そのスケールは圧巻!

番組で紹介されたのは、市街地の中心に建つ大坂城ならではの夜の絶景。ライトアップされた豪華絢爛な天守と、高層ビルなど現代の建物が織りなす夜景の競演が素晴らしい! この最高の絶景を撮るベストスポットは、大阪市博物館。天守の最上階とほぼ同じ高さから撮影できます。

▼大坂城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

肱川と絶景のコラボ!大洲城(愛媛県大洲市)

大洲城

鎌倉時代末期に築かれ、小早川隆景や藤堂高虎ら諸大名の造営を経て近世城郭として整備された大洲城。老朽化のため明治21年(1888)に天守が解体されましたが、4つの櫓は解体を免れ国重要文化財に指定され、今も市民のシンボルとして愛されています。

そんな大洲城を象徴する光景といえば、河畔に望む肱川(ひじかわ)とのコラボ。肱川から大洲へと向かう多くの船が最初に目にするのが大洲城だったため、天守と櫓をひとまとめにしたり18もの破風を設けたりといった、天守が大きく華やかに見える工夫が施されたそうです。その後、交通の要衝に鉄橋が造られ、鉄橋を渡る鉄道と大洲城との夢の競演が実現!

▼大洲城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

玄界灘に浮かぶように築かれた海城・唐津城(佐賀県唐津市)

唐津城

豊臣秀吉の家臣・寺沢広高が、唐津湾に突出した満島の山上に築いた唐津城。大陸への玄関口だった唐津城は、海からの敵に備えて石垣でがっちり守りを固める必要があり、天守台には高さ10mもの石垣が張り巡らされています。

番組で紹介されたのは、トレードマークである“白亜の天守”の最上階から一望できる、約100万本の松が生い茂った「虹の松原」などの絶景。逆に、松原越しに眺める天守も格別!

▼唐津城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

雲海に浮かぶ“天空の城”竹田城(兵庫県朝来市)

竹田城

霧の濃い日に城跡が雲海に浮かんでいるように見えることから「天空の城」とも呼ばれている竹田城。山の麓には古くからの街道に沿って造られた城下町が見えますが、霧が出てくると近代的なものはすべて覆われ、古の時代の神々しさすら感じさせます。

番組では、早朝に撮影できるベストスポットとして、山頂の城跡に現存する石垣を紹介。朝日に照らされて鈍い光を放つ石垣は必見!

▼竹田城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

荘厳な名峰・大山に護られた米子城(鳥取県米子市)

米子城

戦国時代末期に吉川広家が海の防御を固めるため築いた米子城。当時の建物は現存していませんが、それを補って余りあるインパクトを与えてくれるのが、数段に渡って築き上げられた本丸の高石垣。山の傾斜の前に高い石垣が連続して立ちはだかります。

番組では、天守台から堪能できる360度のパノラマビューを紹介。眼下には中海が広がり、夕方になると真っ赤な夕日が幻想的! そして城の南東にそびえるのは名峰・大山。頂上に朝日が昇る“ダイヤモンド大山”は、年に2回しか見られない特別な絶景!

▼米子城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

難攻不落の山城が生んだ絶景!唐沢山城(栃木県佐野市)

唐沢山城

関東では珍しい、高石垣を堪能できるお城として知られる唐沢山城。上杉謙信や小田原北条氏の攻撃をたびたび受けたため、守りを固めるべく何度も城が改修され、標高240mの山全体に広がる巨大なお城になりました。

番組で紹介されたのは、眼下に広がる関東平野やその先に関東周辺の名峰が見える、山城ならではの絶景。かつて物見櫓があった天狗岩からは、富士山、浅間山、男体山など東西南北全方向の名峰を独り占め──これなら敵がどこから来てもすぐ分かる! この見晴らしのよさこそ唐沢山城の最大の防御と言えるでしょう。


今回紹介された7つの“絶景の城”から選ばれた第10弾「最強の城」は…米子城でした! 今回初めて審査を一任された恵俊彰さんは「ダイヤモンド大山がいいよね!」と荘厳な名峰を決め手に挙げていました。

米子城

第11弾の最強の城は「名古屋城」

2022年5月5日放送の第11弾では、初夏にふさわしい、知られざるお城の楽しみ方を伝授! サイクリングやキャンプなどアウトドア気分を絡めながら、彦根城など誰もが知る名城の新たな魅力に迫りました。

井伊氏が築いた国宝・彦根城(滋賀県彦根市)

彦根城

徳川譜代大名の井伊氏が代々城主を務め、国宝に指定されている彦根城。全国に12しかない現存天守の一つで、番組では破風に注目。屋根飾りが18も付いているのが特徴で、そのため小ぶりながらも豪華に見えるのだとか!

彦根城から望むことができる琵琶湖畔は、サイクリングコースとしても有名。そこで番組では、サイクリングでの彦根城めぐりをクローズアップ。自転車でまわると、地形の高低差が分かりやすいそうです。爽やかな風に吹かれながら周囲をぐるりと巡れば、徒歩とは違った城の表情や魅力を再発見できることでしょう。

▼彦根城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
現存12天守に登閣しよう【彦根城】城下町も残る井伊家の居城
▼破風について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック
超入門! お城セミナー 第93回【鑑賞】天守の装飾ってどんな種類があるの?
▼彦根城めぐりには城びとオリジナルの「はじめてのお城ガイドマップ」を!

安土・桃山様式の壮麗な城郭!島原城(長崎県島原市)

島原城

島原城は天守を中心に3棟の三重櫓・33棟の平櫓が建っていた巨大な城で、その壮麗さと相まって「4万石の大名にしては過分な城」と言われたほど。なかでも目を引くのは高さ33mの白亜の五層天守で、屋根飾りが付いていないのが特徴的。天守は日記などの資料に基づいて寸法を正確に復元したものです。

そんな島原城は、最近話題の「城泊」として、本丸跡に整備された駐車場でキャンピングカーによる宿泊を楽しむことができます! 番組では初夏の季節にピッタリな「城キャン」について紹介しました。

▼島原城の「城泊」について知りたい方は、こちらの記事もチェック
夢の「城泊」!全国「泊まれるお城」大調査!
▼再建天守について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック
超入門! お城セミナー 第67回【鑑賞】再建された天守で一番高いのは何城?

徳川の威信を懸けた御三家の居城・名古屋城(愛知県名古屋市)

名古屋城

徳川家康が天下普請を命じて築城し、徳川御三家である尾張徳川家の居城となった名古屋城。金鯱を載せた巨大な天守、絢爛豪華な本丸御殿、広大な二之丸庭園、高い石垣と深い堀など、まさに徳川の威信を懸けたスケール満点の名城といえます。

番組では、将軍の宿泊所としても使用された本丸御殿をクローズアップ。中国の皇帝の善き行いを描いた障壁画「帝鑑図」は、当時の将軍・徳川家光を称えるという尾張徳川家の思惑が伺えるのだとか。さらに「湯殿書院」という将軍専用のお風呂場(蒸し風呂)も! なお、本丸御殿は太平洋戦争の空襲で大部分が焼け落ちましたが、写真等の資料が多く残されていたので忠実に再現できたそうです。

番組では、襖や豪華絢爛な欄間についても言及されていました。故事などにちなんだ動物などが多く描かれているとのことで、訪れた際はぜひ見つけてみてくださいね。

▼名古屋城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
萩原さちこの城さんぽ 〜日本100名城・続日本100名城編〜 第13回 名古屋城 復元された本丸御殿の障壁画に酔う
▼名古屋城本丸御殿について知りたい方は、こちらの記事もチェック
いよいよお披露目!全面公開される御殿建築の最高峰「名古屋城本丸御殿」を最速レポート
▼空襲によるお城の被害について知りたい方は、こちらの記事もチェック
空襲・沖縄戦・原爆投下ー太平洋戦争で日本の城はどんな被害を受けたのか

風情豊かな城下町とセットで訪れたい!高山城(岐阜県高山市)

高山城
カズサンさんの投稿写真

豊臣秀吉に仕えていた金森長近が飛驒に入封し、標高686.6メートルの城山に築いた平山城。曲輪、堀、石垣、土塁などの遺構が残っています。また、長近が城と一緒に築いた城下町は今も良好に現存し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。番組では、「飛驒の小京都」とも呼ばれる風情あふれる城下町と併せて紹介しました。

▼現存する陣屋(藩の役所)について知りたい方は、こちらの記事もチェック
超入門! お城セミナー 第65回【歴史】お城を持てない大名はどんな所に住んでいたの?

城下町歩きも楽しめる、土造りの名城・佐倉城(千葉県佐倉市)

佐倉城

江戸の東方を固める要衝として、数々の譜代大名の居城となった佐倉城。石垣を使わずに土塁で曲輪や掘割を築造し、さらに中が見えないように生垣が設けられました。

番組では、自在に加工できる土の特性を生かした、土造りの城ならではの特徴をクローズアップ。その見事な造りに春風亭昇太師匠は「石垣いらないなと思う」、また高橋英樹さんは「天守跡のすぐそばにある堀が深くて、これはちょっと上がってこれない」と守りの堅さに脱帽していました。

▼佐倉城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
【千葉県のお城】戦国から江戸へ! 千葉氏から徳川家へ勢力図を変えたお城たち
これぞ定番!佐倉城下町散策コース〜ご当地グルメで身も心も佐倉に染まろう〜

武田信玄の強さの秘密は防御力にあり!躑躅ヶ崎館要害山城(山梨県甲府市)

躑躅ヶ崎館、要害山城
写真左:躑躅ヶ崎館。写真右:要害山城

戦国最強の武将の一人に数えられる武田信玄。彼が拠点にした躑躅ヶ崎館は「城」ではなく「館」でしたが、馬出しなどの施設で強い防御力を備えていました。さらに躑躅ヶ崎館の背後の山には、麓から山頂までの通路に枡形虎口や堀が連続する堅守の山城・要害山城が控え、緊急時に避難できるようにしていたのです。番組では随所に仕掛けられた鉄壁の守りを紹介しました。

また、スタジオでは武田神社についても言及して、「武田神社が堀に囲まれているのが要塞っぽい」との話も。ぜひ合わせて訪れたいですね。

▼躑躅ヶ崎館について知りたい方は、こちらの記事もチェック
逸話とゆかりの城で知る! 戦国武将 第9回【武田信玄・前編】父子の相克と龍虎相打つ川中島
訪城数日本一の夫婦ウモ&ちえぞーに聞く城旅のコツ ③戦国武将の城とゆかりの地をあるく 1泊2日で武田氏ゆかりの城をめぐろう!

藤堂高虎の大改修で堅守の城に変身!伊賀上野城(三重県伊賀市)

伊賀上野城

天正13年(1585)に筒井定次が築き、その後、大坂城の豊臣氏に対抗する拠点として、築城名人・藤堂高虎が大幅に改修した伊賀上野城。高虎は天守を五層に改修し、外郭には10棟の櫓と長さ約40mもの巨大な渡櫓を載せた東西の両大手門や御殿などを建てました。

そして伊賀といえば忍者! そんな忍者の里の城、伊賀上野城の最大の注目ポイントは、高さ約30mという日本有数の規模を誇る高石垣! 番組ではその驚異の防御力について解説していました。

▼伊賀上野城について知りたい方はこちらをチェック!
【日本100名城・伊賀上野城編】「築城の名手」に託された、時代の転換を象徴する大改修
▼高石垣について知りたい方はこちらをチェック!
超入門! お城セミナー 第34回 【鑑賞】日本一高い石垣ってどこ?

なお、この番組の放送時間はいつもは60分ですが、第11弾は90分でした。毎週水曜に佐藤二郎さんがMCを務めるNHK番組「歴史探偵」からVTRが届き、『幻の大坂城』についてヒントがいくつか出されました。大坂城の秘密は今後「歴史探偵」で紹介される…とのことで、楽しみですね。

新しいコーナーとして、視聴者から届いた動画を紹介するコーナーも。大阪城の前で踊る動画、スロバキア出身の方が松本城に訪れる動画など…これまでとは違う「お城の楽しみ方」「外国の方がお城を楽しむ様子」が紹介されました。日本のお城の魅力は、どんどん広がっていきますね!

そして今回紹介された中から選ばれた第11弾「最強の城」は…名古屋城! 高橋英樹さんは「やっぱりあの御殿!」と豪華な本丸御殿を決め手に挙げていました。2018年に復元工事が完成し、煌びやかな姿を現代に現した名古屋城本丸御殿、ぜひチェックしてみてくださいね。

第12弾の最強の城は「中城城」!

2022年12月30日(金)に放送された第12弾のテーマは「意外な城の楽しみ方を徹底伝授!」。国宝天守がそびえる松江城にタイムスリップする方法など、誰もが知る名城の知られざる楽しみ方が紹介されました。

番組恒例、冒頭クイズ!「名古屋城で江戸時代から飼われている動物は?」➡「鹿」!

城びと
ヒロケンさん投稿画像

船で400年前にタイムスリップ!松江城(島根県松江市)

松江城

全国に現存する12天守の一つで、国宝にも指定されている松江城。関ヶ原の戦いで功績を挙げて出雲国を治めた堀尾氏が慶長16年(1611)に完成させ、千鳥が羽を広げたような形の入母屋破風が東西南北の四方に乗っていることから別名「千鳥城」とも呼ばれています。

日本海、中海、宍道湖につながる水運の要所中の要所だった松江城は、船で堀を回るのがおすすめ。堀川遊覧船は全長3.7kmを50分かけて回ります。木を敷いて杭を打ち込んで石垣の沈み込みを防いでいる水堀の石垣や、江戸時代から残る松が沿道に並ぶ武家屋敷など、江戸時代にタイムスリップした気分を味わえます。北惣門橋など橋の下をくぐるとき、天井が下がる仕掛けも面白い! さらに、水上から眺める四季折々の松江城の美しさも必見です!

▼松江城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・63年ぶりの国宝! 松江城天守の独創的な構造とは
・ご当地武将隊のお城ちょこっとガイド 井戸がすごいど!戦うお城・松江城(まつえ時代案内人・島根県松江市)

復旧工事中だからこそ見られる・熊本城(熊本県熊本市)

松江城

築城名人として名高い加藤清正が築いた熊本城。2016年の熊本地震で石垣や建造物の一部が倒壊・破損したため、元の姿に戻すべく復旧工事を進行中。2021年3月に天守が復旧しましたが、お城全体の完全復旧は2037年までかかる見込みだそうです。復旧したての天守の瓦は漆喰でついているため白く、まさに清正が築いた当初の瓦と同じ色だそうです。

そんな復旧工事中の今しかないのが、工事用および観光用に作られた特別見学通路・空中回廊。全長350m・高さ6mの通路で、この通路からしか見られないものや角度がたくさんあります。
古い石垣に新しい石垣を付け足した「二様の石垣」は有名。武者返しの曲線もはっきり見て取れます。また、熊本城の鉄壁の守りを一望のもとに見て取れるのも、空中回廊ならでは。普通に歩いているだけでは石垣が高く迫り先が見通せませんが、空中回廊からは道が何度も折り曲げられている様子が一目瞭然です。
400年前からたたずむ宇土櫓も見逃せません。地震で壁がはげ落ちるなど大きな被害をうけましたが、これから時間をかけて修復していく予定だそうです。

▼熊本城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・熊本城の「いま」
・超入門! お城セミナー 第33回【武将】加藤清正はどんな城を造ったの?

日本海を望む山城・村上城(新潟県村上市)

松江城

標高135mの臥牛山(がぎゅうさん)に築かれた城で、建造物こそ残っていませんが、竪堀・虎口・石垣などが良好に現存し、国史跡に指定されています。本丸跡から眺められる日本海はまさに絶景!

番組では、急こう配の斜面に造られた長大な竪堀のほか、敵の動きを堀と土の城壁でくいとめ登ってくるところを上から攻撃する様や、2段に積まれた高いところは8mもある石垣などを紹介し、堅固な守りのお城であったことを示しています。途中に作られた水たまりは、急斜面を登ってきた馬の体のほてりを冷ますためのもの。「当時の馬は現代のロープウェイ」とは春風亭昇太師匠の談です。
日本海と三面川を守りとして築かれた村上城は水運の拠点でもあり、川からとれる鮭を特産品として城下がとても潤ったそうです。

▼村上城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・萩原さちこの城さんぽ 〜日本100名城・続日本100名城編〜 第28回 村上城 近世の石垣が圧巻!中世の竪堀に驚愕!
・お城の現場より〜発掘・復元最前線 第23回【村上城】明らかになる黒門の実態

本土より200年前に築かれていた石垣のお城!中城城(沖縄県中頭郡)

松江城

お城から絶景の海を眺めるなら、沖縄も外せません。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録されている中城城は、東側に中城湾や太平洋、西側に宜野湾市や東シナ海、北側に勝連半島や読谷方面、南側に与那原や知念半島を見渡すことができる景勝地! 中城城からは本島のなんと2/3が見られるそうです。琉球石灰岩で積まれ、美しい曲線を織りなす城壁も必見です。

本土に石垣の城が出現する200年も前に築かれていた中城城。さらに2022年には14世紀の石垣が発掘されました。これだけ早く石垣のお城ができたのは、海外との交易の要であったからだと言われています。さまざまな物品とともに、最新の築城技術ももたらされ、それを土地に合うように工夫して取り入れていった結果が中城城だそうです。千田先生も「東アジアで最先端のお城」と称えます。
また、城内には祭祀の場である「御嶽(うたき)」があったり、夏至の日の光が城内に入るように計算されていたり、本土とは異なる視点のお城である点にも大きく注目したいですね。

▼中城城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
【日本100名城・中城城編】近世城郭より100年以上前!石垣を備えたグスクの代表格
・超入門! お城セミナー 第27回【構造】沖縄のグスクが「城じゃない」って本当!?

豊かな自然と絶景に癒やされる…でも天然の要害!芥川城(大阪府高槻市)

松江城

大阪府高槻市には、平城と山城の“2つの芥川城”があります。山城の芥川城は、芥川に囲まれた三好山の天然の要害を利用して築かれ、近畿一体を支配した「天下人」の三好長慶も城主を務めました。近年、主郭部周辺の木々が伐採されたことで眺望が広がり、高槻の市街地だけでなく大阪の中心部まで見渡せます。

天然の堀として芥川城を守る芥川は清流で、オオサンショウウオやホタルも見られます。恵まれた自然を生かし、狭い土の橋や、大きな岩を利用したトラップ、土塁の上からの伏兵による攻撃など、山城らしいしかけが施されていました。
山頂からは大阪平野を一望することができたので、京の都と西国を結ぶ大きな街道を見張るのに適していました。

▼芥川山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・【続日本100名城 芥川山城(芥川城)編】戦国時代末期の特徴が残る!「天下人」三好長慶の居城
・理文先生のお城がっこう 歴史編 第27回 畿内と周辺の城1 

海からの敵に備えた驚異の防御!松前城(北海道松前郡)

松江城

江戸幕府が外国船に対する警備強化のため松前藩に築城を命じ、福山館を修築することで安政元年(1854)に完成した松前城。北海道唯一の日本式城郭であり、日本における最後期のお城でもあります。こうした築城の目的もあって、海側の防御に重きを置かれています。

多くの大砲を備えていた松前城ですが、石垣には大砲の砲撃を受けた跡があります。攻撃したのは外国船ではなく、土方歳三。戊辰戦争時、北面の山側は守りが薄いと見抜いた土方は、山側から攻め入って、鉄壁の守りを誇った松前城を落としました。
番組では、「時代的に不要であった天守を築いた理由は何か」という話で盛り上がりました。スタジオの意見は「造りたかったから」。シンプルにして真理かもしれません。

▼松前城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・お城の現場より〜発掘・復元最前線 第6回【松前城】復元整備が進む松前氏の城
・明治維新150周年企画「維新の舞台と城」第10回前編 【松前城】虚を突かれて落城した最北の近世城郭

豊臣秀吉の侵攻に備えた巨大な山城・八王子城(東京都八王子市)

松江城

戦国時代末期に北条氏照が築城し、関東屈指の山城として名高い八王子城。後北条氏の支城としては最大の規模を誇りましたが、豊臣秀吉の小田原征伐の一環で攻められ、わずか1日で落城しました。

番組では八王子城の巨大さを解説。これほど大きいお城を築けた理由として、千田先生は北条氏の「お城は武士だけではなく領民も守る」という考え方を紹介。このような考えで領政を行ったので、戦うときも領民みんなで戦うという風になったそうです。

▼八王子城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・【東京都のお城】皇居にお台場、渋谷まで!おでかけ先は城だらけ!?

以上、7城から最強の城に選ばれたのは、「中城城」! 歴史や景観、城壁の美しさすべてをひっくるめて「最強」となりました。

第13弾の最強の城は「駿府城」!

2023年1月3日(水)に放送された第13弾のテーマは「徳川家康の城」。江戸幕府の権威を示す有名な城から、謎めいた穴場の城まで、NHK大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康ゆかりの個性的な名城が紹介されました。

番組恒例、冒頭クイズ!「江戸城でお正月に食べられていた祝い膳は?」➡「うさぎのお吸い物」!

フォトスポットは白亜の櫓!名古屋城(愛知県名古屋市)

名古屋城

関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が、大坂の豊臣方への備えとして慶長15年(1610)から天下普請で築城した名古屋城。金鯱を頂く五重の層塔型天守、他の城郭だと天守に匹敵する巨大な隅櫓、障壁画や豪華な飾金具をしつらえた本丸御殿など、当時最新の築城技術が注ぎこまれました。まさに“近世城郭の到達点”で、豊臣方だけでなく外様大名へ睨みを利かせるには十分のスケールです。

番組では、天守に負けず劣らず素晴らしいフォトスポットとして、東西隅櫓、西南隅櫓、西北隅櫓の3つの櫓が紹介されました。漆喰で塗られた白亜の壁が美しく、破風や出窓などデザインが統一されていながら、形の異なる破風を重ねるなどの細かな違いがあるのもおしゃれどころ。

▼名古屋城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・萩原さちこの城さんぽ 〜日本100名城・続日本100名城編〜 第13回 名古屋城 復元された本丸御殿の障壁画に酔う
・いよいよお披露目!全面公開される御殿建築の最高峰「名古屋城本丸御殿」を最速レポート
・前田慶次の自腹でお城めぐり【第1回】凸名古屋城(前編) ~武将隊の聖地~

将軍の居城は刻印パラダイス!江戸城(東京都千代田区)

江戸城

室町時代後期の智将・太田道灌が築き、関東に拠点を移した徳川家康が居城とした江戸城。道灌による江戸城は小規模なものでしたが、征夷大将軍となった慶長8年(1603)から家康は天下普請による本格的な拡張・改修に着手。五重の層塔型天守がそびえて総構えは周囲約16kmにも及ぶ、徳川幕府の威厳を天下に示す一大城郭へと変容させたのです。

番組では、石垣の「刻印」に注目。天下普請で全国の大名が築城に関わった関係上、使う石に所有マークが必要になります。そのマークが「刻印」。最大規模を誇った江戸城、現代の街中に刻印が刻まれた石を見ることができます。石垣をこよなく愛するライターのいなもとかおりさんが、街中の刻印ポイントとして、日比谷公園・虎ノ門駅・清水門を紹介。

▼江戸城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・江戸城のすべて(萩原さちこ) 
・超入門! お城セミナー 第49回【歴史】「日本一」と言われる江戸城。いったい何が「日本一」だったの?

駿河湾を一望する絶景は必見!久能山城(久能城)(静岡県静岡市)

久能山城
にのまるさん投稿画像

久能山城(久能城)は古くは南北朝時代に起源を持ち、駿河国に侵攻した武田信玄が本格的な城郭を築きました。武田氏が滅亡した天正10年(1582)、駿河国一帯が徳川氏の領有するところとなり、久能山城も家康の支配下に。家康は久能山城が要害の堅城であることに着目し、近くにあった駿府城の本丸と位置付けていたと伝えられています。

現在は家康を祀る東照宮となっている久能山。遺言により、家康は亡くなった日の夜にはこの地に運ばれ、埋葬されました。番組では高低差110mの急こう配な石段を登りながら風景を堪能。一の門まで行くと、晴れれば伊豆半島までが見渡せる駿河湾の絶景が広がります。途中途中で平地(ひらち)があるのは、もとは山寺だったころの名残りだそう。

▼久能山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・徳川家康が葬られた久能山東照宮(静岡)はお城だった? 「久能山」の歴史をたどる 

巨岩の山に神秘の石垣!大給城(愛知県豊田市)

alt
イシテルさん投稿画像

現在の愛知県豊田市松平町にある松平氏館跡、松平城跡、大給城、高月院の4カ所が「松平氏遺跡」として、平成12年(2000)に国の史跡に指定されました。大給松平氏の祖である松平乗元は、大給城(おぎゅうじょう)を拠点として領土を拡大していきます。松平宗家とはじめ対立していましたが、徳川家康と和睦した後は、有力武将として活躍したそうです。

番組では、あちこちにある大きな花崗岩を利用した防御性に着目。また、山城にとって死活問題になる水の確保の重要性を物語る水の手曲輪も紹介されました。ひときわ大きな岩は物見台として使われたと考えられ、家康の領地である三河を一望できます。
巨岩と石垣が点在する独特の雰囲気を持つ大給城に、スタジオでも「秘密基地のようなお城」とラブコールがかかりました。なぜ大給城に行ったのか聞かれたお城好き気象予報士の久保井朝美さんは、「そこに城があるから」と名言で応答。

▼大給城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第11回 大給(おぎゅう)城[愛知県豊田市]

都人に「見せるお城」二条城(京都府京都市)

二条城

天皇の住む京都御所の守護と将軍が上洛した際の宿泊所とするため、徳川家康が慶長8年(1603)に築城した二条城。3代将軍家光の時代に大規模な改修が行われ、壮麗な城に天皇を迎えることによって幕府の支配が安定したものであることを広く知らしめました。国宝の二の丸御殿など絢爛たる桃山文化の遺構が良好に残り、世界遺産にも指定されています。

番組では、「これまでの武将とは違う存在」という印象付けを狙った家康の仕掛けのポイントを紹介。なかでも広い道幅の堀川通りは、野蛮と思われている武将でもこんなすごいことができる!と嫁入り行列などのイベントを都の人々に見せつけるために、広く作ったそうです。

▼二条城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・明治維新150周年企画「維新の舞台と城」第1回【二条城】徳川政権の始まりと終わりを見届ける

まだまだ発掘中!駿府城(静岡県静岡市)

駿府城

駿河国を領国の一つとして治めた徳川家康は、天正13年(1585)から居城として駿府城の築城を始め、天正17年(1589)に完成。その後、豊臣秀吉の命令で関東に移封しますが、将軍職を秀忠に譲った翌慶長11年(1606)に駿府を「大御所政治」の拠点と定めて再び帰還。その際、駿府城は天下普請によって拡張・修築され、輪郭式の壮大な城郭へと生まれ変わりました。

発掘調査が進んでおり、番組では成果の一つである天守台の大きさに着目。なんと江戸城よりも大きかったそうです。駿府城が位置するのは、東海道のど真ん中で、江戸と京都を行きかう途中で、日本一の富士山を背景にそびえたつ巨大なお城という視覚的効果も狙っていたのでしょう。

▼駿府城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・理文先生のお城NEWS解説 第3回 石塁に囲まれた浜松城天守曲輪 1
・【レポート】駿府城跡天守台発掘調査現場見学会

情緒あふれる城下町を持つ馬出しのお城!篠山城(兵庫県丹波篠山市)

alt

豊臣氏との戦いを見据えて徳川家康が築いた、軍事上極めて重要な役割を担った篠山城(ささやまじょう)。築城の名手である藤堂高虎が縄張奉行を務め、堅固な高石垣が築かれ、すべての出入り口に馬出しを設けるというあまりにも強力な造りで、天守不要となりました。天下普請で1年足らずで完成。

番組では特に江戸時代の風情を残す城下町を紹介。商家群は半分以上が江戸時代のものだとか!

▼篠山城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
・【日本100名城・篠山城編】強固過ぎて天守が築かれなかった!?豊臣勢力を分断する恐ろしい城

名水の地に築かれた伏見城(京都府京都市)

伏見城
しんちゃんさん投稿画像

太閤となった豊臣秀吉が隠居をするため文禄3年(1594)に築いた伏見城。秀吉亡き後、豊臣秀頼の大老という名目で徳川家康が入城。大坂の豊臣家に対する前線基地として活用し、関ヶ原の戦いに勝利し天下を制した家康は伏見城で征夷大将軍の位を受けます。家光の将軍宣下が実施された元和9年(1623)に廃城となり、天守は二条城に移築されました。

番組では、伏見北堀公園の堀などの遺構とともに、名酒の産地であることも紹介されていました。

▼伏見城について知りたい方は、こちらの記事もチェック
城に眠る伝説と謎 第4夜 【伏見城】 壮絶!血染めの天井板に隠された京都・伏見城の悲劇!

番組では、お城の紹介のほかに、徳川家19代目当主の徳川家広さんによる家康お城クイズ「名古屋城築くのにかかる値段は、現在の貨幣価値換算にするといくら?」や、春風亭昇太師匠による丸馬出し解説などもありました。

気になる最強の城は……駿府城! 現在もまだまだ発掘中で新たな発見が期待される点などがポイントでした。

第14弾の最強の城は「都於郡城」!

2023年5月2日(火)に放送された第14弾のテーマは「初夏にふさわしい城の楽しみ方を伝授」。写真撮影やトレッキングにおすすめのお城、さらに大河ドラマ『どうする家康』にちなんで徳川家ゆかりのお城も紹介されました。

昔ながらの工法で天守を復元!白石城(宮城県白石市)

白石城

フォトジェニックな美しい城として紹介されたのが白石城。仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦いから明治維新までの260数年間、伊達家の重臣・片倉氏の居城でした。元和元年(1615)の一国一城令によって各藩は領内の支城を破却しましたが、仙台の伊達家は領域の南を守る白石城の存続を特別に認められました。

白石城は明治時代に解体されましたが、平成7年(1995)に天守(三階櫓)を忠実に復元。1階は東西九間×南北六間、3階は東西五間×南北三間の広さで、高さは石垣天端から16.7mという、戦後の木造復元天守としては日本最大級のスケール! 国産の木材を用い、昔ながらの工法で再現されていて、眺めていると当時の時代にタイムスリップしそう。番組では、花頭窓が紹介されました。花頭窓があるということは、文化的素地があることや、それを作れる職人を抱えていることなどの証だったそうです。

▼白石城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

雲海に浮かぶ天空の城・越前大野城(福井県大野市)

越前大野城
画像提供:公益社団法人福井県観光連盟

もう1つ、フォトジェニックな美しい城として紹介されたのが越前大野城。天正4年(1576)頃、織田信長から大野郡の3分の2を与えられた金森長近が4年の歳月をかけて築城。本丸に望楼付き2層3階の大天守・2層2階の小天守・天狗櫓などを置き、麓に二の丸、三の丸がありました。自然石をそのまま積み上げた野面積みの石垣も見ものです。番組でも高橋英樹さんが絶賛されていました。

また、大野市は周囲を山に囲まれているため発生した霧が溜まりやすく、標高249mの亀山の上にある越前大野城が雲の上に浮かんでいるように見えることも! 名水100選に選ばれるほどお水がおいしいので、おそばや日本酒、和菓子もおいしい!

▼越前大野城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

安土城よりも前に本格的な石垣が!観音寺城(滋賀県近江八幡市)

観音寺城

トレッキングにピッタリなお城として紹介されるのは、近江国守護・佐々木六角氏の居城だった観音寺城。標高432.6mの繖山(きぬがさやま)を中心に各所に曲輪を配した広大な山城で、曲輪の数が1000にも達するというとんでもないスケール!

観音寺城には、そのスケール以外にも大きな特徴がもう1つあります。それは、総石垣の城の先駆けとして有名な安土城(滋賀県近江八幡市)よりも前に、本格的な石垣が多用されていること。山頂部の本丸跡をはじめ、山中の至る所で立派な石垣を見ることができます。番組でも「石垣の迷宮」として、神秘的な石垣の風景が紹介されました。頂上から湖東平野を一望できる絶景も必見です!

▼観音寺城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

貴重な登り石垣と“洲本八景”の絶景は必見!洲本城(兵庫県洲本市)

洲本城

“トレッキングにピッタリなお城”の2つめとしてオーシャンビュー石垣要塞として紹介されたのが、三好氏の重臣・安宅氏が築いた洲本城。豊臣秀吉に淡路領主を任じられた仙石秀久が居城し、その後入城した脇坂安治が今に残る総石垣の城に改修。この際に、全国でも数例しかない登り石垣も築かれました。

現在見られる天守は昭和3年(1928)に築造されたもので、鉄筋コンクリートで建設された模擬天守としては日本最古のもの。天守台からは洲本市街のみならず大阪湾も一望でき、“洲本八景”の1つに数えられています。

▼洲本城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

南九州独特の自然を生かしたダイナミックな山城!都於郡(とのこおり)城(宮崎県西都市)

都於郡城
カズサンさん投稿画像

南国の自然を楽しめるお城として紹介されたのが、南北朝時代の築城以来、約240年にわたって日向国を治めた伊東氏の居城だった都於郡城。標高約100mの台地に築かれ、廻りは急峻な断崖に囲まれ、三財川が外堀の役割を果たしていました。その様子は遠くから眺めると舟が浮いているように見えたところから、「浮舟城」とも呼ばれています。

都於郡城は、火砕流の堆積でできた九州南部特有のシラス台地を生かした造りが特徴的。深さ10m・長さ100mにも及ぶ空堀や、急勾配に立ち上がる切岸など、ダイナミックな見どころが満載です! 番組を見るだけでも、壮大な空堀を実感できました。いくつもの台地が立ちはだかる壁となり、迷宮をつくりあげています。

▼都於郡城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

お城好き気象予報士・久保井朝美さんによる「城と花」のコーナーでは、松本城の牡丹や唐津城の藤、和歌山城のつつじが紹介されました。

若き家康が天下統一の足がかりとした「出世城」浜松城(静岡県浜松市)

浜松城

徳川家ゆかりのお城として紹介されたのは、元亀元年(1570)に徳川家康が武田信玄の侵攻に備えて築き、駿遠経営の拠点とした浜松城。家康は29歳から45歳までの17年間をここで過ごし、三方ヶ原の合戦や小牧・長久手の戦いなど家康にとって代表的な戦いの多くは浜松在城時の出来事。いわば天下統一への足がかりとなった、家康にとって重要な意味を持つお城と言えます。

なお、家康が駿府城(静岡県静岡市)に移った後は、徳川家と縁の深い譜代大名が歴代城主を務めました。その中には幕府の要職に登用された者も多いことから、「出世城」と呼ばれるようになったのです。番組では、家康の名残がある「家康スポット」として富士見櫓があった場所や、引間城跡を紹介。

▼浜松城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

徳川御三家の威容を今も感じさせる水戸城(茨城県水戸市)

水戸城

徳川家ゆかりのお城として紹介された2城目は、徳川御三家・水戸徳川家が居城とした水戸城。日本最大級の土造りの城で、慶長14年(1609)に家康の11男・徳川頼房が水戸に封じられた際に三の丸や外堀を整備拡張。さらに二の丸には御殿を造営し、「三階物見」と呼ばれる櫓を建設しました。

現在は土塁や堀、三の丸に造られた藩校弘道館や薬医門などが残り、かつての面影を現代に伝えています。また2020年2月には大手門が復元され、水戸徳川家の居城としての威容を感じさせます。番組では特に巨大な3つの堀が紹介されました。

▼水戸城について知りたい方は、こちらの記事もチェック

気になる最強の城は……都於郡城! 自然を存分に生かした珍しいお城の形態で、じっくり歩いて楽しめることがポイントでした。
「あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル」で紹介されたお城は、タイトル通り「行ってみたくなる」お城ばかりです。ぜひ、お休みの日などに訪れてみてはいかがでしょうか?

【過去の放送回リスト】

放送回をクリックしていただくと、その回の解説に飛びます。

<紹介された城>彦根城、松本城、丸亀城、松山城、会津若松城、山中城、備中松山城、高取城、七尾城

<紹介された城>名古屋城、金沢城、白河小峰城、松江城、上田城、苗木城、高松城、肥前名護屋城

<紹介された城>大阪城、弘前城、明石城、岡城、滝山城、原城、五稜郭

<紹介された城>江戸城、丸岡城、広島城、能島城・来島城、津山城、金田城、竹田城

<紹介された城>福知山城、安土城、一乗谷城、黒井城、岐阜城、岩村城

<紹介された城>二条城、宇和島城、小田原城、知覧城、福岡城、仙台城

<紹介された城>和歌山城、福山城、小諸城、根城、熊本城

<紹介された城>犬山城、小倉城、岩櫃城、杉山城、岡山城、石垣山城



<紹介された城>松江城、熊本城、村上城、中城城、松前城、芥川城、八王子城

執筆/城びと編集部
※クレジットのない城の写真提供元:ニッポン城めぐり

関連書籍・商品など