日本100名城 現存12天守

ひこねじょう

彦根城

滋賀県彦根市

別名 : 金亀城
旧国名 : 近江

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彦根城
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イオ

一日とことん彦根城(第四郭) (2021/10/03 訪問)

(続き)

築城に際して、北向きに流れていた芹川(善利川)を西向きに付け替えて大外堀とし、芹川と外堀の間の第四郭には足軽組屋敷を置いて、豊臣氏や西国大名への防衛に当たらせました。

外町と呼ばれる第四郭に足を踏み入れると、細い道が縦横に通っていますが、ところどころで喰い違っているのがわかります。そんな中を自転車を走らせると、四 つ辻に大きく張り出した建物があります。お目当ての辻番所のようです。土日祝日は10時から16時まで一般公開(無料)されているようなので、駐輪場に自転車を駐めて、隣接する旧磯島家住宅の玄関から辻󠄀番所内に入り、見張り窓から覗いてみると、通りを喰い違わせていることにより、まるで四 つ辻の真ん中に立っているかのように、二方向の通りを遠くまで見渡すことができます。これは面白い! ガイドさんの説明によると、見張番は交代制だったため、磯島家の主屋を経由せずに通りから直接出入りできるよう出入口が設けられているとのことで、実際に開けて見せてくれるなど、見応え満点でした。また、旧磯島家住宅は足軽屋敷といっても長屋ではなく庭付きの一戸建、中二階に厨子まで備えた立派な造りで、さすがに譜代筆頭・彦根藩ともなると違うもんだなぁ、と感心するばかりでした。

現地に来るまでは、辻番所と旧磯島家住宅の存在しか知りませんでしたが、案内板や旧磯島家住宅に置かれたパンフレットを見ると、周辺には同じ善利組の足軽組屋敷がいくつも現存しているようなので、それらもめぐってみました。それぞれ個人所有のため、外観のみで内覧はできませんが、土壁の防火壁の建物なども遺っていて、雰囲気があります。そして、大外堀代わりの芹川で足軽組屋敷もひとめぐり。ブラタモリで観て以来の念願をようやく果たすことができました。

…ということで、この日は彦根城をめぐり尽くすつもりで6時間あまり(昼食時間除く)かけてあちこち走り回りましたが、帰宅してから振り返ってみると、まだまだ見落としや下調べ不足がありましたので、来年あたりまた訪れることになりそうです(それはそれで嬉しい)。今度は桜か紅葉の頃に行きたいものですね。
 

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けいちゃん

彦根城 (2021/09/27 訪問)

天守もお庭も城下町も、さすがは彦根城でしたね^_^

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イオ

一日とことん彦根城(第三郭) (2021/10/03 訪問)

(続き)

中堀と外堀の間の第三郭には武家屋敷や町屋が配され、内町と呼ばれていました。現在でもあちこちに武家屋敷や城下町、外堀の痕跡が見られるようなので、自転車でめぐってみました。

旧池田屋敷長屋門
佐和口の東に位置する中級武家屋敷で、池田氏は伊賀者として召し抱えられたとされます。長屋門内部は無料公開(土日祝の9時~17時)されていて、馬屋があるとのことながら馬屋というより……トイレ? もしや「厠」を「厩」と見間違えた!? とも思いましたが、馬の排泄物が流れ込む仕組みになっているとのことで、やはり馬屋だったようです。説明板がなければわかりませんでしたが、珍しいものを見ることができました。

旧鈴木屋敷長屋門
中堀の南端付近に位置する中級武家屋敷で、鈴木氏は大津蔵奉行や書物奉行などを務めたようです。主屋などは取り壊されましたが、江戸末期に建てられた長屋門が現存しています。外観のみで内部は非公開です。

金亀会館
藩校弘道館の講堂を外堀南端の現在地に移築したもので、藩校唯一の現存建物です。保存・活用に向けて建物調査が実施されており、現在は外観のみで内部の見学はできません。

宗安寺
井伊直政が転封に伴って上野国から移した寺院で、夢京橋キャッスルロード沿いにあります。赤門と呼ばれる表門は佐和山城大手門の移築、本堂は長浜城の御殿を拝領して再建したものです。また、本尊の阿弥陀如来立像は、大坂夏の陣の際に淀君の念持仏を持ち出したものと伝わり、墓所には夏の陣の若江の戦いで井伊直孝隊との激戦の末に討死した木村重成の首塚があります。朝鮮通信使の彦根における宿所としても知られています。

城下町の屈折(どんつき)
城下町には道の屈折や斜交は定番ですが、彦根でも随所に見られます。この日は彦根幼稚園の西側、説明板が設けられた旧白壁町のどんつきに行ってみました。

外堀跡
彦根城の外堀は戦後のマラリア対策で埋め立てられて道路(昭和新道)となり、往時の姿はほとんど遺されていませんが、護国神社前(彦根観光センター裏手)に外堀跡(と説明板)が見られます。また、金亀会館の南にある外馬場公園は外堀を埋め立てたもので、金亀会館との間の水路は外堀の名残と思われます。外馬場公園から西に徒歩3分行くと、外堀の土塁(藪御土手)がなかなかの規模で遺っています。

おまけ・近江ちゃんぽん
まだ近江ちゃんぽんを食べたことがなかったので、近江ちゃんぽんの元となった彦根チャンポン発祥の店、「麺類をかべ本店」で昼食にしました。どう見てもスナックそのままの店内に入り、チャンポンとミニチャーハンのセットを注文。和風だしのスープはガツンとくるようなインパクトはありませんが、野菜と相まってほのかな甘みのある優しい味わいで、いくらでも食べられます。大盛にすれば良かった…。彦根のちゃんぽんは「をかべ」が発祥ながら、店によってそれぞれ特色があるようですので、当面は彦根での昼食はちゃんぽん食べ比べになりそうです。

腹ごしらえも済んだので、城めぐり再開。昭和新道(外堀跡)を越えて、第四郭の足軽組屋敷に向かいます(続く)。
 

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イオ

一日とことん彦根城(第二郭) (2021/10/03 訪問)

(続き)

内堀と中堀の間の第二郭には、藩校弘道館や重臣の武家屋敷、藩主の下屋敷と庭園が配され、中堀には長橋口、船町口、京橋口、佐和口の4つの虎口が設けられていました。

さて、大手門橋から内堀沿いに北へ。以降の移動はそこそこ距離もあるので、車に積んできた折りたたみ自転車です。米蔵跡の水門や山崎御門を内堀越しに眺めながら北端の長橋口に向かいましたが、未整備で近づけませんでした(山崎曲輪から内堀越しに門跡の石垣を見ることができます)。

西に向かい船町口を出ると、幅の広い中堀が北と南東方向に広がっています。第二郭の中堀側は犬走のある石垣が続いていて、中濠東西通り沿いの説明板のあたりからは中堀越しに天守を仰ぐことができます。

南部の京橋口から中堀を渡って第二郭に戻ると、京橋口御門の両側にあった多聞櫓に続く雁木が見られます。雁木を横目に進んだ先には旧西郷屋敷の長屋門が続いています。旧西郷屋敷は現在は裁判所になっていますが、何の気なしにのぞき込んでみると、長屋門の内側には「交通事件受付」や「執行官室」の表記が。長屋門は非公開ですが、裁判所の庁舎の一部として活用されているんでしょうか?

内堀の鉢巻腰巻石垣を眺めつつ東側に回り、馬屋はスルーして東部の佐和口へ。これまで何度も通っていながら意識していませんでしたが、櫓門の礎石がしっかり遺っています。

そして、第二郭の締めくくりに玄宮園と楽々園へ。何度も訪れているので今回はさらっと流しましたが、玄宮園から仰ぐ天守はやはり絵になりますし、楽々園も保存修理を終えて公開される日が楽しみです。さらに少し足を延ばして金亀公園へ。金亀公園からは山崎曲輪の石垣や、楽々園と玄宮園の東側に回って裏手の石垣を見ることができます。

これで第二郭もひとめぐり。続いては、城下と外堀めぐりです(続く)。
 

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概要

徳川四天王の一人・井伊直政は関ヶ原合戦後に与えられた佐和山城を取り壊し、新たな城を築こうとするが準備中に死去。嫡子直継の代に天下普請で彦根山に完成したものが現在の彦根城。多彩な屋根が目を引く三重三階の天守は国宝で、中国の離宮を模して作庭された回遊式庭園の玄宮園も国の名勝に指定されている。

イベント情報

  • 2021年04月13日(火)~2021年12月31日(金)

    彦根城

    彦根城太鼓門櫓公開の再開および太鼓門櫓記念符・ひこにゃん誕生15周年記念入城記念符の頒布開始

    安全性確保の工事のため平成29年7月から公開が中止されていた彦根城太鼓門櫓が、ついに公開再開! 櫓内には附櫓および多聞櫓にあった「現存12天守」「彦根城の古写真」が移設展示されます。公開を記念して4月13日(火)から「太鼓門櫓記念符」が頒布。さらに同日より「ひこにゃん誕生15周年記念入城記念符」の頒布も開始! 各記念符の販売場所は彦根城運営管理センター事務所、税込価格はそれぞれ300円(太鼓門櫓)と500円(ひこにゃん)。※システムの都合上12月31日終了としていますが、実際は終了日は決まっていません。

    • 会場名彦根城
    • 住所滋賀県彦根市金亀町1−1

※ 内容は変更となる可能性があります、予めご了承くださいませ。

城郭情報

城地種類 連郭式平山城
築城年代 元和8年(1622)
築城者 井伊直継
主要城主 井伊氏
文化財史跡区分 国宝(天守等2棟)、国重要文化財(櫓、門、馬屋等5棟)、国特別史跡(彦根城跡)
天守の現況・形態 複合式望楼型[3重3階地下1階/1606年築/現存]
主な関連施設 御殿、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、櫓、門、天守、石垣、土塁、横堀(水堀)、塀
住所 滋賀県彦根市金亀町
問い合わせ先 彦根市教育委員会文化財課
問い合わせ先電話番号 0749-26-5833