昨年12月の最終週に訪れた最後の城が、栃木県佐野市の唐沢山城。
足尾山地南の旗川と秋山川からなる三方を山に囲まれた扇状地の東側、比高約200mの唐沢山一帯に築かれた城。
南側は東山道が通り、嘗ては関所が置かれていた要衝。
平安末期から佐野庄を統治した佐野氏の城で、築城時期は不明ながら1471年には存在していた記録が見られるとのこと。
戦国末期の佐野氏は、当主宗綱が若くして亡くなり後継者問題が浮上。それに乗じて1585年頃から北条氏忠が、小田原征伐の後には豊臣家臣の富田氏が佐野氏を継ぎ、この時代に石垣の城へと発展。1602年に佐野信吉が南の春日岡(佐野城)へ移り、唐沢山城は廃城となります。
現在は県立の自然公園に指定され、城郭主要部には唐沢山神社の社殿や社務所などが建つ続100名城の城跡。
訪問時は年末年始の交通規制が敷かれており、自動車は一方通行となるため要注意。
天狗岩や蔵屋敷からは関東平野が一望でき、籠城戦では敵軍の様子に加えて援軍の動きも確認できたでしょうか。
神社の雰囲気と近代の改変を強く感じたが、土塁が多く残り、実は石垣も蔵屋敷の南東面など広範囲の隠れた場所に点在。
東尾根の二重堀切も尾根部は破壊されているが南側に2本の竪堀を確認でき、堀と石垣とそしてネコが印象的。
南東尾根の千騎口やクランク状堀切・屈曲した土橋は断念したものの、滞在時間は2時間を越えた、私の城郭巡りの223城目でした。
+ 続きを読む









