ふしみじょう

伏見城

京都府京都市

別名 : 桃山城、指月城、木幡山城
旧国名 : 山城

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①	模擬天守(大天守・小天守)
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トク

⑳【関ケ原の26人】(11)鳥居元忠 (家康と元忠-伏見城の別れ) (2023/02/09 訪問)

(11人目)は「鳥居元忠」です。
元忠が最後まで守り抜き壮絶な討死をした「伏見城」を訪れてきました。

伏見城は最初1592年に豊臣秀吉が自らの隠居所として指月に築城します。しかし慶長の大地震(1596年)で倒壊。そして翌1597年に今度は1km東の木幡山に新たに城を築きますがそこで秀吉は病没。その後、徳川家康が入り五大老としての政務をここで行います。そして、この関ケ原の前哨戦である伏見城の戦いで焼失、1602年に家康によって再建されますが、1619年一国一城令で廃城となりました。模擬天守が北に1kmの旧桃山遊園地に建てられましたが、耐震化の問題で現在は外から見学できるのみで入城はできません。

私は、模擬天守(写真①-④)、木幡山の城跡(写真⑤⑥:現在は明治天皇御陵)、指月の城跡(写真⑨⑩:現在はマンション)を訪れ当時の様子を想像してきました。

鳥居元忠は家康とは今川家の人質時代から50年間も苦楽を共にしてきた側近中の側近です。上杉景勝に謀反の兆し有りとの知らせが入り、家康は1600年6月16日この伏見城から会津の上杉討伐へ出陣します。その隙に石田三成は挙兵、4万の軍勢で伏見城を囲みました。残された鳥居元忠はわずか1,800の軍勢で13日間籠城するもついに力尽き城は焼かれ討死します。そしてこの時の血染めの天井が、現在京都養源院にあるそうです。

上杉討伐へ出発の前日、家康は元忠と深夜まで酒を酌み交わし、これまでの親子2代に渡る忠義に感謝し、そしてわずかの兵しかこの伏見に残さぬ事を詫びました。しかしその時に元忠は、「殿が天下を取られるには多くの家臣が必要でございます。よってこの城に多くを残すは無駄でありますゆえ、私にかわまず一人でも多くの家臣をお連れ下さいませ」と答えたそうです。それを聞いた家康は元忠の手をぐっと握り涙ぐんで別れたとの事です。美しい話だな~と思いました。

私は木幡山の城跡に立ち(写真⑤)、ここにかつて五重の天守があった事を想像してみました。そして後ろを振り返り(写真⑥)、この眼下に小早川秀秋・島津義弘ら西軍4万の軍勢がいた事を想像してみました。この天守から同じようにこの軍勢を見下ろしながら、鳥居元忠はこれまで家康と過ごした50年間をどのように振り返っていたのでしょうか? そしてなぜ自ら捨て石となる覚悟を決め、散っていったのでしょうか?

【余談】大河ドラマ
「どうする家康」では「音尾琢真」さんが元忠を演じられています(父の忠吉は「イッセー尾形」さん)。家康と元忠のこの伏見城での美しい別れのシーンは果たしてあるのでしょうか?(私は密かに期待しています😊)。

次は(12人目)に続きます。
 

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ランフランコ

#23 桃山城 (2022/12/29 訪問)

立派は立派なんですが模擬天守なんでね・・・ ロケーションはとてもいいです。

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しんちゃん

模擬天守だけど (2022/03/30 訪問)

醍醐寺の帰りに

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カズサン

御香宮神社に移築大手門在り (2011/04/11 訪問)

 親鸞聖人750年御遠忌大法要を故郷因幡組門徒衆と西本願寺でご縁にお会いした翌日、五條坂の大谷本廟の納骨堂、仏堂をお参りし昼食を伏見区京町の魚三楼で豪華京料理ランチを因幡の門徒衆と一緒に美味しく頂く、食後の休憩時間を利用して近くの御香宮神社へ、表門が伏見城からの移築大手門との事でしたので寄って伏見城大手門の観察見学、「香」の良い水が湧き出たとの由緒が有る御香宮神社を併せて参拝見学。
 御香宮神社住所:京都市伏見区御香宮門前町174  探訪日平成23年4月11日
 
 伏見城は模擬天守閣小天守を中学校の修学旅行で見学が最初の登城、高校研修旅行、社会人に成って1,2度で新幹線で目を凝らして眺める事数知れず、数十年近くには行っていません、移築大手門を見学出来たのは大変ラッキーでした。
 

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城郭情報

分類・構造 梯郭式平山城
天守構造 型式不明(指月山)[階層不明/1594年築/倒壊(地震)]、望楼型(木幡山)[5重?/1597年築・1601年再/解体]、複合式望楼型[5重6階/1964年築/RC造模擬]
築城主 豊臣秀吉
築城年 文禄元年(1592)
主な改修者 徳川家康
主な城主 豊臣氏、徳川氏
廃城年 元和9年(1623)
遺構 曲輪、移築門、石垣、横堀
再建造物 模擬天守、石碑、説明板
住所 京都府京都市伏見区桃山町
問い合わせ先 京都市産業観光局観光部観光企画課
問い合わせ先電話番号 075-222-4130