城びと未掲載の富士見城を訪問しました。
この城は小諸城の支城として築かれたとのことであり、小諸城の城名を借りました。
徳川、上杉、北条が争った時には、徳川家臣の柴田康忠が城主を務めたこともあるようです。
写真をご覧頂ければおわかりのとおり、主郭を中心に初期の石垣が築かれており、高石垣の技術が未発達であったため、複数の段差をつけた形で築かれています。
この城の場所は飯綱山高原の一角(歴史地区)にあり(小諸高原美術館の裏手にあたります)、小高い丘の上にあります。
遺構としては、上記の石垣の外に、堀切や土塁などが確認でき、野戦築城としては十分な供えができているように思います。
アクセスは、小諸インターから車で5分程度であり、小諸高原美術館の駐車場等が利用できます。
これほどまでに遺構が残っているのに、あまり知られることがなかったことが不思議な感じがします。
なお、訪問したのは4月末でしたが、城は小諸八重紅枝垂桜に囲まれており、本当に美しい風景でした。
皆様も是非訪問して下さい。
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