愛知県南知多町の篠島で名古屋城築城の石丁場巡りをして矢穴石に興味を持ち、今回は名古屋城能楽堂前にある篠島の矢穴石をお目当てで行き、行きに利用した地下鉄 丸の内駅と帰りの名古屋城駅の間にある名古屋城の三の丸・二の丸にも立ち寄りました。
【三の丸 御園門跡の石垣】
2012年に行った時は、そんなに刻印があった覚えはありませんが、愛知県図書館前の御園門跡で特に東側の石垣に多くの刻印が見られました。
【三の丸 南西側・西側の土塁】
名古屋城の中でも高い土塁だと思われ、南西隅の土塁・切岸が高く圧巻です。
今回は初めて西側を見ましたが、こちらも土塁・切岸が高いです。熱田台地の崖を利用しているため高さがあると思います。
【三の丸 名古屋城能楽堂前 加藤清正像・篠島の矢穴石】
篠島の地元の方の話によると、名古屋の河村市長が篠島に来られた際、清正が名古屋城築城のため石垣の石を篠島で採石し船で運んだことを知り、海岸の矢穴石を見られ、名古屋城にぜひ置きたいと言われたそうです。
篠島の小山べた辺りに残る矢穴石が2012年に運び出され、今は清正像の前で展示されています。
篠島で見た矢穴石も見事でしたが、能楽堂前に展示されている矢穴石も見事で大きいです。
清正像もカッコよかったです。
【二の丸 大手二之門北側の石垣】
城巡りを初めた2008年以来、久しぶりに重要文化財の二の丸 大手二之門を見ようと行きましたが、その北側の忠霊碑横の石垣に刻印が多く見られ驚きました。
名古屋城の石垣は西国の20大名によって築かれましたが、大名の分担が書かれた丁場割図によると、この辺りは山内忠義(松平土佐守)が担当だったように書かれています。確かに土佐山内家の家紋「丸に三つ柏」が多いです。
時間都合で途中で切上げましたが、この辺りにはまだ刻印があるかもしれません。
また、ここから大手馬出跡を南側からレアなアングルで見ることができました。
何度も行っている名古屋城ですが、隈なく見れば、また新たな発見がありそうです。
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