今年3月に訪問してお伝えした時、宇土櫓下の堀に規則正しい四角いかつ深い杭をともなった謎のコンクリート物体が出現していて、それが何だか解かりませんと言ってしまいました。しかし、今回訪れてみるとその謎が解けました! その時の写真⑤と同じ位置から見た現在の写真⑥を比較して見ていただければよく解ると思います。
深い杭の上には鉄骨が高く組まれ、その上には何と巨大なクレーンが載っていました。この四角い杭に鉄骨を組んでクレーンを載せるとは全く予想していませんでした。
このクレーンで残りの左側の鉄骨まで組み終わった後、今度は宇土櫓の資材(瓦・柱・梁など)を分解しながら持ち上げ解体、その後に石垣を一つずつこのクレーンで持ち上げ解体、そして亀裂が見つかった平左衛門丸の下の地中の亀裂部分を地下から補強。そして、石垣と宇土櫓を元のように再び耐震補強しながら戻し、周りの塀を昔のように新たに作る。最後に鉄骨を解体し、堀に土を入れコンクリートを隠す(コンクリートは根石がずれないよう耐震補強をかねて地中に残す)。そのような工程で進めるのではないかと思いました(以上の工程は私の推測です)。
この秋(遅くとも年内まで)には、素屋根による覆いがかけられ、外から見えないようになるそうです。予想図がありました(写真⑦)。石垣の石は一つ100~500kgもあるとの事、クレーンは確かに必要ですね(昔の人はよく持ち上げたものだ🤔)。
完了予定は10年後です
さらば宇土櫓
また逢う日まで・・・
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