ロの渡櫓を通って乾小天守を目指します。この渡櫓は天守曲輪の中では一番長い渡櫓で一重目の中央に大きな軒唐破風が付いています。特別公開では二階を渡って移動したので軒唐破風を見ることは出来ませんでしたが二階の内庭側には24連の素木の格子窓が連なっていて内側から見ても壮観でした。情報は案内板より・・
ロの渡櫓の床には「釿(ちょうな)」削りの板が残されています。釿は古い時代から使われてきた古い工具で、釿で削られた板は見た目がデコボコしています。築城当時の物ではないかと考えられていて、あえて残してあるのが素晴らしい。
3つの小天守の中でも乾小天守は格別です。花頭窓で飾られた外観は大天守に次ぐ存在感ですが、そこからの眺望は素晴らしかった。
東小天守・西小天守と渡櫓を良く見渡し、大天守がすぐ近くに見えます。まさに来た甲斐があったというものです。
特別拝観の中で一番印象に残った場所で、眺望に関しては大天守以上ではないかと思います。訪れる人も少なかったのでゆっくり見れました。
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