見ごたえあり。ハードスケジュールの中行けてよかった。JR遅延でヒヤヒヤしたけど見れて満足。
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2023/09/23 19:52
2023/09/22 18:24
「るの門」 (2023/09/19 訪問)
早朝4時起きで準備をしつつ城びとの投稿欄をひらいてみると「特別版 お城EXPO in 姫路」に行かれて城びとスタッフさんとお話しされた朝田さんのご投稿。シャンシャンさんのご投稿も続いています。イオさんのとことんシリーズも連載中で、特別公開に行かれたtodo94さんのご投稿も直前に。
と絶賛盛り上がり中の姫路城に行ってきました。
姫路駅に着いたのが午前10時少し前。
駅にあった模型でイメージをふくらませ、観光案内所でマンホールカードをもらってから徒歩で向かいました。
厳選24城スタンプ帳の押印と城カード購入を済ませ、昨年修理を終えて真っ白になった菱の門を抜けたら、人の流れに逆らい右へGO!
クイズに完敗したあの日から7か月。(スルーした日からは1年3か月)
ついに「るの門」に到着しました。
門の前には<まわれ右!>の大きな赤い矢印とともに『ここからは天守に行けません。菱の門にお戻りください。』の文字。
先刻承知。
天守に行きたいのではなくて、門そのものが目的なので菱の門には戻りません。
ドキドキしながら、「初・るの門」くぐりましたヽ(^o^)丿
この礎石、この刻印、この階段……!
いやというほど写真で確認した光景が目の前に。
小さな穴門ですが、私にとってはやっとたどり着いた凱旋門のような存在です。
すぐに報告したくてその場で投稿してしまいました^^;
しばし感動に浸ったあとは現場検証にとりかかります。
前回の敗因は、やはり『出口はこっち→』の案内板。
城内をさんざん歩きまわった最後の最後にこの案内板を見れば、「ぬ」の次が「を」であることに疑問をもったとしても、大概、素直に案内に従うでしょう。世界遺産がそう指示しているのだし、疲れているから無駄に歩きたくないし。
実際、「ぬの門」から出てくる人の流れを観察していると、ほんとうにみなさんもれなく「をの門跡」に流れていきます。中には「るの門」のほうを気にしている風な人もいましたが、誰ひとり進んだりはしていません。ルールをきちんと守る日本人、すばらしい!
そこで何だかちょっと試してみたくなって、「ぬの門」から10人くらいのグループが出てくるタイミングを見計らって、その方たちの視界に入るように「るの門」の方へ進んでみました。
すると、たちまちそのグループがばらけたのです。
「出口そっちじゃないよ。」
「こっちにも何かありそう。」
「あの人が行っているから行けるかも。」
「無理じゃね?」
「ちょっといってみようか。」
おそらく心の声はこんな感じです。
そして立ち止まった何人かの方が「るの門」へと向かってきました。
(やった!!!)
「るの門」はここに来るまでに通った10以上の門とまるで違う雰囲気の、石垣の石をくりぬいたような穴門です。
小学校低学年くらいの男の子が
「すごい!洞窟がある!!」
と叫んでいるのを聞いた時には、じわじわとこみ上げてくるものがありました。
この男の子、自分の足と目で見つけた「るの門」のことはきっと忘れないでしょう!
(但し「をの門跡」を見逃した可能性あり。)
こんなに感動的な「るの門」なのに、『天守には行けません』『出口ではありません』と前後をやんわりと塞いでいるのは、大勢の観光客が小さな「るの門」に押し寄せてしまうと滞留してしまうからなのでしょう。
……と思ったのですが、
敵に気づかれにくい門、抜け道として築かれた「るの門」です。そのことをリアルに体験させてくれるためにあえて「ここからは天守に行けない!」「出口はあっちだ!」という表示を出しているのだとしたら!?
訪れる者に、今なお巧妙な手口で仕掛けてくる姫路城。すごすぎる……。
<夏の特別公開へつづく>
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2023/09/22 08:10
「姫路の消えた歴史書」 (2023/09/18 訪問)
「特別版 お城EXPO in 姫路」の関連イベントとして紹介されていた姫路城下町周遊型謎解きイベント「姫路の消えた歴史書」は、松丸亮吾さん率いる謎解きクリエイター集団RIDDLERが企画した謎解きイベントで、「今夜はナゾトレ」をいつも観ている子どもが松丸くんの謎解きイベントをやってみたいというので挑戦してみました。
まずは姫路市内各所で無料配布されている謎解きキットを入手し、お試し問題を解いて「守鎮」と名乗る人物とLINEでやり取りしながら謎を解いていきます。謎を解くと謎解きキットのMAP上で行くべき場所が示され、そこに行ってまた謎を解く…を繰り返して姫路城下町を周遊しつつ謎を解き明かすというイベントです。自力では解けない謎もいくつかありましたが、守鎮に「むずかしい」とLINEすればヒントがもられるので詰まってしまうことはないと思います。
私の場合、イーグレひめじ4階の姫路市国際交流センターで謎解きキットを入手し、姫路城内の某所 → 姫路駅前の観光案内所 → アクリエひめじとたどって謎を解き、最後の難問も(ヒントをもらって)解いてCLEAR! …と思ったら、最後に「まだ手伝う?」の選択肢が表示され、希望すれば追加の謎解きに挑戦することもできます。子どもは俄然やる気だったので、お城EXPOを退城した後に追加の謎を解くため姫路城下町を歩き回りました。そして日が傾きはじめた頃に全ての謎を解き明かし、CLEAR GOLD! 頭を悩ますだけでなく歩き疲れもしましたが、子どもの楽しそうな様子が見られたのが何よりでした。
謎解きそれ自体もよく考えられていますが、城下町をあちこち歩いて姫路の歴史に触れ、関心を持つ機会になるという意味でもいいイベントだなぁ、とも。ただ、追加の謎解きにも挑戦するとなると城下町を広く移動することになるので、徒歩よりレンタサイクルがおすすめです。先日の堀めぐりでのルートと重なる箇所も多かったので、堀めぐりしながら謎解きというのも一石二鳥で良いかもしれません。11月末まで開催されていますので、謎解きに興味のある方はぜひ挑戦してみて下さい。
「姫路の消えた歴史書」特設サイト(https://st.riddler.co.jp/himeji_castle_2023/)
また、お城EXPO入城者には入城口で限定ミッション「歴史書の謎」が配布されていました。こちらもなかなか手強く、最後の謎はヒントに頼って何とかクリアカードを入手できました。本編の最後の難問も自力では解けませんでしたし、謎解きは嫌いじゃないんですが……下手の横好きというやつですかね(笑)
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2023/09/21 08:29
特別版 お城EXPO in 姫路 (2023/09/18 訪問)
「特別版 お城EXPO in 姫路」3日目に行きました。もともとは一人で行くつもりでしたが、堀めぐりは7月にしてしまったし、どうしようかと考えていると、子どもが「松丸くんの謎解きイベントをやってみたい」「くまモンにも会いたい」というので、家族で行くことに。
姫路に着いてまずは謎解きイベントに挑戦し、昼食(まねきのえきそば)を摂ってからアクリエひめじへ。アクリエひめじに至るスロープ脇の植込みには姫路城外堀の石垣石が展示されていました。説明板によれば敷地内には他にも7箇所に石垣石が設置されているそうで、全部探してみたいのは山々なれど、家族に呆れられるので我慢我慢…。すぐ近くまで来ていたんだから、先日の外堀めぐりの時に存在を知っていればなぁ…。
入城すると、当日パンフレットと一緒に受け取った謎解きイベントのお城EXPO限定ミッションに挑戦しつつ、まずは親子向けとされる「姫路城の基礎知識&お城クイズ」に参加しました。城びとの連載やテレビなどでいつも拝見してはいるものの、実際に加藤理文先生にお目にかかるのは初めてだ…と感慨深い私に対し、子どもの注目はマスコット役で登場したしろまるひめ。「モチ」とも呼ばれるひこにゃんに劣らぬもちもちっぷりに加えて、意外に横幅があるため狭い通路を歩くときはカニ歩きになるなど愛嬌たっぷりでした。本題のお城クイズ(三択)は全問正解(うち1問は自信なし)できましたが、三国堀には池田輝政が改修した際の石垣の継ぎ目があるとの解説には、何度も目にしていながら見えていなかったことを痛感。それなりにわかっているつもりでも、こうして講義を受けると新たに知ることはいくらでもあるものですね。帰宅して過去に撮った写真を見直してみても、しっかり石垣の継ぎ目が確認できました。
続いては、くまモンのイベントステージへ。くまモンも写真や映像では何度も目にしてはいるものの、実際に見るのは初めてでしたが、一口にゆるキャラと言っても、ひこにゃんやしろまるひめはゆったりした動きであるのに対して、くまモンはステージ上を所狭しと駆け回り、飛び跳ねるわ、横になるわ、客席に降りて行くわとアクティブ&パワフルで、なるほどこれは人気があるのもわかるな、と頷かされました。お城EXPOのステージということで、くまモンは陣羽織を身にまとい、熊本城クイズなども出題され、ステージ後には子どもが「熊本城に行きたい」と言い出すほどでした(私も行きたい)。さすがは熊本県の営業部長、いい仕事をしてるな~。
くまモンの後は、子どもと家内が広島城のワークショップ「しろうニャハットを作ろう!」に行っている間に、城めぐり観光情報ゾーンへ。まずニッポン城めぐりでガラポンを回し(姫路城だけに千姫…はすでに居るので、越前北ノ庄城天守を)、その隣の城びとブースに行きました。お目当ては(朝田さんと同じく)「お城かるた」の進捗確認。サンプルくらいは出来ているのかしらん、と思いきや、当初想定していた箱のサイズに収まらないため見直し中とのことでした。100名城だと読み札+絵札で200枚必要ですし、百人一首サイズになりますもんね。
そして、城めぐり観光情報ゾーンや「姫路城世界遺産登録30周年記念展示」をひとめぐりしたところでワークショップを終えた子どもと合流し、お城模型展や大甲冑展を見学して(姫路城下町スクールサミットを忘れてた…)、お城EXPOはここまで。その後は謎解きイベントの続きで姫路城下町を歩き回り、姫路駅の播州うまいもん処で夕食(姫路おでんと姫路玉子焼き)を摂って姫路を後にしました。一人で来た時のように好き勝手に見てまわれない不自由はあるものの、ゆるキャラにクイズにワークショップと子どもにも楽しめる企画がたくさんあって、お城EXPOは家族で来ても楽しいですね。
…最後にお詫びと訂正?を。先日の外堀跡発掘調査現地説明会の投稿で「発掘調査の成果は「特別版 お城EXPO in 姫路」の「姫路城世界遺産登録30周年記念展示」でも紹介される」と書きましたが、見当たりませんでした。どこで聞いた(見た)話だったか今となっては確認できませんが、お城EXPOと同日から来年3月末まで開催されている姫路市埋蔵文化財センター主催の「姫路城世界遺産登録30周年記念展 姫路城」で紹介されているのかもしれません(未確認ですが)。発掘調査現地説明会も埋蔵文化財センターの企画でしたしね。いずれにせよ誤った情報を流してしまい申し訳ございませんでした。
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黒田重隆の居城を羽柴秀吉が改修し、関ヶ原合戦後に池田輝政がさらに大改修を行って連立式天守を完成。そして本多忠政が西の丸などを造築し、現在の姿になった。渡櫓で結ばれた4つの天守のうち、大天守は平成の大修理によって白漆喰が塗り替えられ、白鷺城と呼ばれた往時の美しさを甦らせた。
姫路城世界遺産登録30周年を記念し、姫路城に特化した展示を開催。城郭技術が飛躍的に変わっていく中で生まれた姫路城独自の創意を、主に城郭の構造から紹介する内容で、展示解説やシンポジウム、史跡見学会など、専門家による興味深い関連イベントも多く予定されています。期間・枚数限定の開催記念御城印の配布もあり。詳しくはHP参照。開催期間:9月16日(土)から令和6年3月31日(日)10:00~17:00(入館は16:30まで) 観覧料:無料
中秋の名月の日に姫路城三の丸広場で観月会を開催。今年は姫路城世界遺産登録30周年記念事業として行われ、30周年を祝う郷土芸能などのステージや、恒例の茶席・地酒のおもてなしを実施します。開催日時:9月29日(金)17:00〜21:00(雨天の場合9月30日に順延)参加料:無料
2023年12月に世界文化遺産登録30周年を迎える姫路城で、普段は非公開であるエリアの6棟「乾小天守」「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「東小天守」「折廻り櫓」を特別に公開。6棟の同時公開は14年ぶりであり貴重な機会です。また期間中は昭和9年頃のデザインを復刻した観覧券を配布します。開催日時:8月11日(金)~9月24日(日)9:00〜17:00(最終受付)観覧料:500円(入城料が別途必要)
※ 内容は変更となる可能性があります、予めご了承くださいませ。
城地種類 | 梯郭式平山城 |
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築城年代 | 正平元年〔南朝〕/貞和2年〔北朝〕(1346) |
築城者 | 赤松貞範 |
主要城主 | 池田氏、本多氏、酒井氏 |
文化財史跡区分 | 世界遺産(姫路城)、国宝(大小天守・渡櫓等8棟)、国重要文化財(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)、特別史跡(姫路城跡) |
近年の主な復元・整備 | 黒田孝高、池田輝政 |
天守の現況・形態 | 型式不明[3重/1580年築/解体]、連立式望楼型[5重6階地下1階/1609築/現存] |
主な関連施設 | 石碑、説明板 |
主な遺構 | 曲輪、天守、櫓、門、塀、石垣、横堀(水堀)、土塁、庭園 |
住所 | 兵庫県姫路市本町68 |
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問い合わせ先 | 姫路城管理事務所 |
問い合わせ先電話番号 | 079-285-1146 |