1城目の鳥取城が案外スルッと2時間ほどで廻れた(山下ノ丸だけ)ので急げば間に合うとやってきた。
湊山公園駐車場に停め、”城山の池”横から登る。(案内板によると登城口は数か所あるようだ。)
ちなみに駐車場がある登り口は、こことテニスコート側らしい。
地元の人の散策路にもなっているようで、キツイ坂でもなく気持ちよく登れる。
前方に石垣が見えたと思った矢先、登り石垣が現れた。
(自宅に帰りついてから調べたら、2015年に発掘調査で確認されたという。 オドロキ!!)
そこにある案内説明を読むと、登り石垣が確認されている城に鳥取城は含まれていない。
午前中の鳥取城の??は解消された訳だが、それならあれはなんと呼ぶものなのか。
内膳丸は二段ほどの低い段差で構成されて伸びる細長い曲輪で、段部分に石垣の平入り門跡がある。
番所曲輪を抜け腰曲輪に出ると、美濃岩村城の六段石垣に似た四段の石垣が圧倒してくる。
小天守台(四重櫓台)よりも高くするために補強の必要があったのだろう。
この石垣は時期や石の産地が異なるようで多彩な積み方を見ることができる。
小天守台(四重櫓台)は幕末に補修されたものらしい。
不思議なことに小天守台(四重櫓台)の隅の天端に石が一つ置かれている。
「忘れ石」といって明治時代の写真にも写っているそうだ。
天守があった時は当然存在せず(だと、思う)、その後置かれたわけだろうから何かのオマジナイの
意味があるのだろうか。 鬼門の方角ではないし。
天守から向かって大山の方向にあるので、大山の神に捧げものを置く台の役目か? ナンテネ。
腰曲輪を回り込み本丸枡形虎口へ。 かなり大きな門があったと想像できる枡形である。
外枡形との組み合わせのようにも見えるのだが…。 読み過ぎかなー。
水の手御門の先は別の登り口に出るようだが、今日はパス。
天守台からは360度絶景パノラマ展望で、中海を監視できる絶好のポイントだったのがわかる。
南東にはうっすらと雪化粧の大山、北西には境水道大橋の曲線美がかすんで見える。
石垣とパノラマに十分満足して二の丸方面(テニスコート側)へ下った。
そこそこ広い駐車スペースがありタクシーの運転手さんが休憩していた。
ここにも石垣があるが大きな樹木が根を張り崩したため、無残な枡形となっている。
内膳丸の崖を見上げながら鳥取大学附属病院の間の道を歩いて駐車場に戻る。
車を停めた駐車場には、この道を通って行ったんだっけ、 と 途中で気が付くマヌケぶり。
あとで知ったのだが、近くに旧小原家長屋門があるらしい。 事前調査が不十分だった。
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