2回目の和歌山城。前回は、年末の休城中のため天守閣に登城できなかったけど、今回は登城しました。東堀越しから天守閣は絶景でした
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2024/10/07 19:46
2024/08/25 09:30
いざ復興天守へ (2024/02/25 訪問)
和歌山城は天守と本丸御殿が別々になっています。いわゆる天守曲輪というやつで、いずれも本丸石垣の上に築かれていると思うのですが、御殿とは別の曲輪のようになっています。姫路城と同じ連立式天守となっており鉄筋コンクリートにより復興天守として再現されています。城域は最盛期の四分の一くらいになっているようですが、それでも十分な広さを誇ります。さすがは徳川御三家の城です。
「余呉くんのお城のホームページ」さんの縄張り図を見ると天守曲輪・本丸御殿・二の丸御殿・西の丸御殿とされている場所に主要な建造物が築かれていたようです。御殿が三つもありますが、実際はもっと多かったかもしれません。今回の訪問で心残りは南東の岡口門を訪問していないことです。和歌山城唯一の建造物の遺構なので次回への宿題にいたします。
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2024/08/24 16:26
また石ばかりの投稿に。 (2024/02/25 訪問)
和歌山城の駐車場は南側の不明門を通った先の西側にあります。不明門の前にある高石垣は御三家に相応しい見事なものですが、和泉砂岩を積んだもののようです。隅部は補強されているようですが崩れてこないのかな?
一般的にはこのクラスの巨城だと石垣に花崗岩を積んだ城が多いのですが、和歌山城は緑泥片岩や和泉砂岩(一部花崗斑岩を使用)をメインに使っているので雰囲気がやや異なります。この日は小雨が降っていますが、雨の日の緑泥片岩(紀州青石)はとても美しいです。
本丸周辺の石畳にも緑泥片岩を使ってあるようなので、足元にも注目したいです。城址巡りだと雨の日はハズレと思われがちですが、和歌山城に関しては決してそうとも言い切れません。ただ滑らないように足元には注意が必要です。
二回続けて石の話ばかりになってしまいました。
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2024/08/17 14:15
本丸を守る「桃(モモ)」の刻印 (2024/02/25 訪問)
徳川御三家の一つ、和歌山城の投稿です。鉄筋コンクリートで復元された天守閣も有りますが、この城の見どころは何と言っても、異なる種類の石材を使って築かれた石垣だと思います。名古屋城も砂岩や花崗岩など様々な石材を用いて築かれていますが、あまりにも石材が多種多様で、しかも混在して積まれているので、予備知識が無ければ、どこに何の石を使っているかを見分けることは不可能です。
しかし和歌山城は違います。主要部に雑賀崎周辺で取れる緑泥片岩(紀州青石)を使用し、周囲の郭や大手門周辺に加太や友ヶ島などで採取される和泉砂岩を使用しています。和泉砂岩は経年と共に風化して崩れてくるので大手門より先の一中門周辺では隅部を花崗班岩で修復してあります。異なる材質の組み合わせになりますが、色合いや形状を可能な限り合わせて有ります。和泉砂岩は隅部が崩れ、表面は剥離しているので一目でわかってしまうのですが、それでも修復者のこだわりや誠実さは十分に伝わってくるので、見ていて心地よいものがあります。研究者から城好愛好者を含む一般の人に至るまで城郭に対して重要なのは、この誠実さだと思います。
近年、城郭の復興や存続に対しても政治や活動家の思惑や駆け引きに巻き込まれるケースが多く、そこにマスコミや専門家までからんで状況が複雑化している感は有ります。個人的意見ですが、城址は可能な限り、本来のあるべき姿に戻すのが理想だと思います。
大手門は城址の北東に位置し鬼門に当たります。本丸御殿の鬼門の位置に一中門跡があり、周辺の石垣に厄除けの「桃」の刻印が有ります。地元のボランティアの方に教えていただきましたが、時々 専門家より詳しい方がいらっしゃいます(特定の城址限定で)。
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羽柴秀吉の命令で弟の秀長が築城を始め、その後、桑山重晴、浅野幸長によって拡張され、さらに徳川家康の十男・頼宣が御三家の格式にふさわしい大城郭へと拡張した。復元された連立式天守群も目を引くが、注目したいのは石垣。豊臣期・浅野期・徳川期で石の種類が異なり、工法も野面積・打込接・切込接へ変化している。
四季を通じて夜の和歌山城の魅力を創出するライトアップ「和歌山城~光の回廊~」の冬季版開催。また光の回廊開催を記念し、和歌山城初かつ和歌山最大となるドローンショー「WAKAYAMA LIGHTS 2024 presented by FeStA LuCe」等、点灯記念イベントも多数開催。開催期間:(ライトアップ)11月24日(日) ~ 2025年2月28日(金)17:00~23:00、(ドローンショー)11月24日(日)19:00~(約15分間)詳細はHPご参照
※ 内容は変更となる可能性があります、予めご了承くださいませ。
城地種類 | 梯郭式平山城 |
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築城年代 | 天正13年(1585) |
築城者 | 豊臣秀長 |
主要城主 | 豊臣氏、浅野氏、徳川氏 |
文化財史跡区分 | 国重要文化財(岡口門・続塀)、国史跡(和歌山城)、国名勝(西の丸庭園)、市文化財(追廻門) |
近年の主な復元・整備 | 浅野幸長、徳川頼宣 |
天守の現況・形態 | 連立式層塔型[3重3階/1605年築/焼失(落雷)]、連立式層塔型[3重3階/1850年再/焼失(空襲)]、連立式層塔型[3重3階/1958年再/RC造外観復元] |
主な関連施設 | 天守、櫓、門、橋、石碑、説明板 |
主な遺構 | 曲輪、石垣、横堀(水堀)、門、塀、庭園 |
住所 | 和歌山県和歌山市一番丁 |
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問い合わせ先 | 和歌山城管理事務所 |
問い合わせ先電話番号 | 073-435-1044 |