祝・明石城築城400周年!注目の2019年はイベントが盛りだくさん

日本100名城のひとつに選ばれた、兵庫県明石市の「明石城」は、2019年に築城400周年を迎えます。それにともない、著名な先生方による講演会や、文化財の特別公開。さらには、地域の人や観光客が一緒に盛り上がる「お城フェスティバル」など、2019年は明石城がアツイのです!!

明石城ってどんなお城?

明石城は、元和5年(1619)に小笠原忠政(のちに忠真)によって築かれた城。西国街道、明石海峡と水陸交通の要所にあり、西国の大名を牽制する重要な役目を担いました。2基の貴重な現存櫓や、高さ20mの石垣が見どころのお城です。明石城の詳しい紹介は【日本100名城・明石城(兵庫県)】西国の抑えとして築かれた、現存三重櫓が煌めく城 をご覧下さい。

注目1:2019年1〜3月「ちょこっと関西歴史たび 明石城」開催

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「ちょこっと関西歴史たび」観光キャンペーンパンフレット(提供:西日本旅客鉄道株式会社)

「ちょこっと関西歴史たび」というJR西日本の観光キャンペーンをご存知でしょうか? 2018年度の冬は、兵庫県明石市にある明石城が選ばれ、キャンペーン期間中の2019年1月12日(土)〜3月22日(金)の間、著名な先生方による講演会をはじめ、明石城坤櫓や明石市立文化博物館、高家寺(こうけじ)などで、特別公開が実施されるのです!

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明石城の本丸には、坤櫓と巽櫓が現存する。なんとも惚れボレする美しさだ(提供:一般社団法人 明石観光協会)

ちょこっと関西歴史たび開催期間中は、2つの特別講演会が予定されています。まずは、滋賀県立大学教授であり(公財)日本城郭協会・顧問の中井 均 先生! 明石城と徳川幕府との関連性についてをテーマにお話されます。

そして、もうおひと方、明石市文化振興課文化財担当課長の稲原 昭嘉さんによるテーマは、明石城にまつわる文化財を中心とした明石の歴史。なんと、どちらも料金は無料。明石城に関連する面白そうな内容です!

▶︎中井均さんの講演会
・日時…2019年1月14日(月・祝)13:30~15:00
・場所…あかし市民広場

▶︎稲原昭嘉さんの講演会
・日時…2019年3月21日(木・祝)13:30~14:30
・場所…あかし市民広場

注目2:ビバ!「明石・お城フェスティバル」で盛り上がろう

2019年2月11日(月・祝)は、あかし市民広場で明石城祭りが開催! お城ジオラマ復元堂の二宮博志さんや、アプリ・ニッポン城めぐりの坂本昇治さんらによる明石城クイズ大会。さらには『明石城完全攻城ガイド』を作成した攻城団による裏話エピソードトークも予定されています。

そして、城びとでもおなじみの城郭ライターの萩原さちこさんをゲストに迎え、明石城、篠山城、大和郡山城の関係者によるトークイベントも開催! 3つの城の共通点って何? ヒントは藩主・藤井松平家……おっと、これ以上は会場で聴いてくださいね。

▶︎明石・お城フェスティバル
・日時…2019年2月11日(月・祝)10:00~16:00
・場所…あかし市民広場
・入場料…無料

ちなみに、カッコイイお城のジオラマが並ぶ「戦国城ラマ展」も市民広場にて同日開催される予定とのこと。城好きがワクワクするイベントDayになりそうですね!


注目3:【特別公開①】現存する明石城坤櫓に入ろう!(要予約)

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 明石城・坤櫓。なお、2019年3月15日まで土塀や城壁の修復工事と石垣の清掃をおこなっている

明石城に現存する2基の櫓は重要文化財になっています。その一つ、坤櫓(ひつじざるやぐら)は、天守代用として使われました。なんと、下記日程の7日間に限り、通常は非公開となっている坤櫓の2階、3階部分が公開されます。しかも、歴史ガイドによる案内つき! お城ファンなら行くしかないです。

▶︎明石城坤櫓の特別公開
・日程…2019年1/13(日)、20(日)、27(日)、2/3(日)、10(日)、17(日)、24(日)の計7日間
・時間…1日3回 (11:00~ / 12:00~ / 13:00~)
・申し込み…<要予約>078-918-5080(明石観光協会)
・料金…500円
※雨天時は中止。
※なお1回の案内につき定員は20名まで。早めに予約しておきましょう!


注目4:【特別公開②】藩主のくらしがまるわかり!?「明石城御殿平面図」が初お披露目

明石城で藩主が政治・生活の場にしていた御殿は、寛永8年(1631)の火災をきっかけに、三の丸に建設され明治を迎えるまで使用されました。明石市指定文化財の「明石城御殿平面図」によると、東西216m・南北140mの広大な規模で、周囲に水堀を巡らせた堅固な造りだったそうです。

下記期間中、「明石城御殿平面図」の特別公開を実施! 明石城の御殿を解明するには欠かすことのできない貴重な史料です。しかも、公開されるのは初めてということですよ。
・期間…2019年1月12日(土)~3月22日(金)
・場所…明石市立文化博物館
・料金…大人 200円/大学・高校生 150円/中学生以下無料
 ※ただし1/12 ~2/3は特別展「竹久夢二展」が開催されるため特別料金の大人1,000円、大学・高校生は700円となります。 
・休館日…キャンペーン期間中は2月4日(月)のみ

その他、藩主・松平氏の家臣、黒田家に伝わる甲冑や刀剣、さらには明石城の大手にあたる太鼓門で時を知らせていた大太鼓(市指定文化財)も展示予定! 明石市立文化博物館は明石城のすぐ隣にあるので、併せて訪れたいスポットです。

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(写真提供:お城ジオラマ復元堂)
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 天守がなくとも、立派な櫓が明石城の威厳を示している

明石市立文化博物館では、特別公開に併せて、復元マイスター・二宮博志さん制作の「明石城ジオラマ」も展示されます。1/1500のスケールといえども、石垣の一つ一つまでとても細かい!往時の姿の明石城を隅々まで俯瞰できるなんて贅沢ですね。

注目5:【特別公開③】明石城・初代藩主ゆかりの品々が公開

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明石城とゆかりのあるお寺・高家寺(写真提供:一般社団法人 明石観光協会)

JR明石駅から徒歩20分の場所にある天台宗 太寺山 高家寺は、初代藩主・小笠原忠政が再建したお寺です。仏堂は市内現存最古の市指定文化財、本堂は県の有形文化財に指定されています!

高家寺では、①小笠原氏によって再建された歴史を物語る、松皮菱(三階菱)の家紋が刻まれた本堂向拝の蟇股の見学、②小笠原忠政(のちに忠真)による「修正会前書(しゅしょうえまえがき)」などの公開、③小笠原忠政(のちに忠真)の正室・五姫(いつひめ)(円照院(えんしょういん))の位牌公開を実施と、特別公開が3つも予定されています。

▶︎明石城ゆかりの高家寺での特別公開
・期間…2019年1月12日(土)~2月4日(月)
・時間…13:00~16:00
・料金…無料
・アクセス…JR「明石駅」、山陽電鉄本線「山陽明石駅」より徒歩20分

まだまだある!明石の街歩きツアーや名物・明石焼(玉子焼)も

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「明石・魚の棚商店街」の起源は、明石城下町ができた400年前まで遡る(写真提供:一般社団法人 明石観光協会)

講演会・イベント・特別公開の他にも、1月〜3月の5日間限定で開催される地元ガイドによる街歩きを実施! 明石駅をスタートし、明石城、月照寺、高家寺、長寿院、魚の棚商店街と、明石城ゆかりのスポットを散策します。予約制となっているので、詳細は明石観光協会(078-918-5080)までお問い合わせください。

▶︎地元ガイドによるまちあるき「明石城とゆかりの寺社巡り」
・日程…2019年1/12(土)、26日(土)、2/9(土)、23日(土)、3/9(土)
・時間…9:30~13:00頃までを予定

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明石名物といえば、明石焼(玉子焼)! 明石市内には専門店が70店舗もあるそう

明石を訪れたら、名物・明石焼(玉子焼)も忘れずに! 魚の棚商店街をはじめ明石駅周辺には、明石焼(玉子焼)専門店がたくさんあります。明石海峡のタコは速い海流に耐えるため、太くてガッチリとした足が特徴的。その分、食べ応えがあります。明石だこを使ったお菓子や食べ歩きグルメも見逃せませんよ!

築城400周年の明石城を訪れて一緒に盛り上がろう

講演会や特別公開など、年明けから予定満載の明石。初めて訪れる人も、再訪問の人も、明石城をお祝いすべく訪れるしかありません! 地域の人々や観光客が一丸となって盛り上がる、2019年。きっと明石城がしゃべれたら「みんなに囲まれてボクは幸せ者だ」と、そう話すような気がします。さぁ、あなたも明石城に会いに行こう!

いなもとかおり
 執筆/いなもと かおり
 お城マニア&観光ライター
 30歳になる城マニア。國學院大學文学部史学科古代史専攻卒。19歳の時に、会津若松城に一目惚れしてから城の虜となる。訪城数は450ほど。国内旅行業務取扱管理者、日本城郭検定1級、温泉ソムリエ、夜景鑑賞士2級の資格をもつ。城めぐりの楽しみ方を伝えるべく、テレビやラジオにも出演中。

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