日本100名城

まつまえじょう

松前城

北海道松前郡

別名 : 福山城、(福山館)
旧国名 : 蝦夷

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松前城
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HARU

北海道旅行 (1988/05/02 訪問)

北海道函館方面の旅行の折に、松前城を訪れました。

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しんしんちゃん

海防に特化した近世城郭。 (2017/05/04 訪問)

松前城の前身は慶長5~11年(1600~1606)に松前慶広氏によって築かれた福山館とされています。福山館は堀や石垣を有し本丸以外にも二の丸など複数の郭を有する城と呼べるものだったそうですが松前氏が城持ち大名の待遇では無かったため館名義で通されたようです。
嘉永2年(1849)松前崇広の代に異国船に対抗して海防を強化するため幕府から築城を命じられ、縄張りは高崎藩の市川一学(当時78歳)に協力を依頼しました。築城は福山館を拡張する方式で決定がなされ安政元年(1855)に完成したとのことです。
南側に7台の砲台を配置した海防に特化した近世城郭でしたが、明治元年(1868)ひじ方歳三を指揮官とする旧幕府軍の攻撃を受け南側では門が開くのを待っていた敵方がなだれ込み、北方では敵方が堀や塀を乗り込んで来て、城内にいた兵力では支えきれず落城したとのことです。翌年には官軍が「甲鉄」「春日」などの軍艦とともに松前城を奪還しましたが城中は廃墟と化してしまったようです。

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虎の子

城への交通手段実践レポート (2022/06/26 訪問)

※志苔館城、上ノ山勝山館と共に登城、前日青森駅近く宿泊
7:34青森(JR)、7:39,7:56新青森(新幹線)、8:45木古内 ※9:00-14:00駅レンタカー
 木古内駅-車60分-松前城(百名城スタンプ 9:00-16:30休館12月下旬-3月上旬)
 松前城-車60分-上ノ山勝山館(続百名城スタンプ 10:00-16:00月休))※スタンプは閉館時総合福祉センター
 上ノ山勝山館-車45分-木古内
14:19木古内(新幹線)、15:01,15:11新函館北斗(JR),15:28函館、15:33(路線バス6番乗場)函館駅前、16:08志海苔
(徒歩2分)志苔館(続百名城スタンプは東屋 24HOK)
17:30志海苔(路線バス)、18:06函館駅前

※JR東日本+JR北海道フリーパス利用

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ペドロ

松前城をほぼ貸切見学 (2019/11/19 訪問)

Covid-19が収束していない頃でしたが、新聞記事で松前藩家老 松前 勘解由氏のご子孫が刀2振りを松前町に寄付し、松前城に展示してあるとの記事を発見しました。「すぐに見にいかなくては」と私のお城スイッチが入った瞬間でした。金曜日の仕事を終え、札幌から松前まで向かい車中泊しました(381キロ)。
 松前城は、戊辰戦争のおり落城の憂き目にあいました。そもそも同城は、福山館と呼ばれており松前藩が無城待遇であったことによります。幕府からの築城命令により、箱館の地が候補となったが、費用負担から断念し福山館を拡張することになったそうです。
総工費は約15万両と概算され、築城の最大の課題は費用捻出であり、家臣俸禄一割献上、御用商品からの献金、町内会、町民からの献金や労働力提供が行われたそうです。御用商人の中には櫓一基分もの巨費を献金した者もいたそうです。1855年(安政元年)9月末に工事は完成し、松前福山城と呼ばれることとなりました。町人や商人、領内各村のそれぞれ有力者や多額の献金者が集められ、完成の祝宴が行われた。今で言うと、自治体、企業、町内会、市民(産学官民)皆で築城した「おらが町の城」とも言えます。11月の松前城は訪れる人も少なく、ほぼ貸切の状態で城を散策出来ました。城を独り占めした気分で楽しい登城となりました。
 最後に、松前城天守の木造再建計画が示されてから久しく新たな情報が出てきません。おそらく、財政面の問題が大きいのだと思います。令和の今、広く全国から募金を集めて計画を進めて欲しいです。完成時には、寄付者を募り令和の大宴会を本丸広場で行うのも楽しいですね。

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概要

江戸幕府が松前氏に築城を命じ、日本式城郭として安政元年(1854)に完成。海防のため城の内外に37基の大砲が備えられていた。日本式に造られた最後のものだった国宝の三重天守は昭和24年(1949)に焼失し、その後外観復元された。本丸脇の櫓門「本丸御門」は築城時から現存し、国の重要文化財に指定されている。

城郭情報

城地種類 平山城
築城年代 慶長11年(1606)(福山館)
築城者 松前崇広(福山館)
主要城主 松前(蠣崎)氏
文化財史跡区分 国史跡(松前氏城跡)、国重要文化財(本丸御門)、道有形文化財(御殿玄関)
天守の現況・形態 独立式層塔型[3重3階/1849年築/焼失(火災)]、独立式層塔型[3重3階/1960年再/RC造外観復元]
主な関連施設 外観復元天守、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、本丸御門、御殿玄関、石垣、土塁、横堀
住所 北海道松前郡松前町字松城144
問い合わせ先 松前町役場
問い合わせ先電話番号 0139-42-2275