日本100名城

しらかわこみねじょう

白河小峰城

福島県白河市

別名 : 白河城、小峰城
旧国名 : 陸奥

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白河小峰城
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にのまる

⑧本丸 (2023/06/24 訪問)

搦手から竹之丸東側の平櫓台、二重櫓台石垣をかっこいいなーっと見上げながら藤門へ向かいました。石垣ばかり何時間も眺めているのに全然飽きないのは、このお城が駆け抜けてきた歴史をいくらかでも知っていることに加えて、波打つような石垣模様が醸し出す温かみの故でもあるかと思います。

竹之丸、前御門を通って本丸へ。
今日もまた三重櫓を拝める幸せと安心感。
この景色が120年ぶりによみがえったということがどういう風に歴史に刻まれていくのか、100年後の人たちは“平成の復元ブーム”をどう評価するのか、そして令和の復元は如何に……などさまざまのことを考えさせてくれます。

三重櫓内を見学したあと、富士見櫓跡、雪見櫓跡へ行きました。
少し前に歩いた帯曲輪、だいぶ前に歩いた蛇頭堀を見下ろし、今日もよく歩いたなぁと思うと同時に、小峰城の魅力をたくさん知れてよかった!と満足度Maxになりました(・∀・)/ 

桜之門から退出し、見学終了。最後に駅向こうの大手門跡をさがしに行きました。
歴史館前に平成5年の発掘調査で発見され位置が特定された大手門の礎石が移設されていたので、ぜひその場所を確かめたいと思ったのです。大体の場所はわかりましたが期待していた「大手門跡」の碑などは見あたりませんでした。しかし、大手町で大手門通りに接していたし、何かを探して歩くこと自体が楽しいのでOKです!

白河駅に戻ったのは午後4時。なんだかんだで6時間の城さんぽでした。

<おわり>

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にのまる

⑦尾廻門・和党門 (2023/06/24 訪問)

修復された本丸石垣を鑑賞しながら帯曲輪をひとまわりし、矢之門から退出、搦手門(尾廻門)へまわりました。
緑に覆われひっそりとした枡形はここまで見てきた高石垣とは一変、秘密の抜け道のような空気が漂っています。
歴史館のジオラマ解説に「外から見ると二階建てに見えるが、二階のように見える部分は板塀」とあり、寄せ手を撃退するくふうがちりばめられているようでした。
門を抜けると、約2時間前に蛇頭堀の外から渡りかけた土橋にようやくたどり着きました。ここから城外に出てしまってはまたぐるっと一周しなければなりませんので戻ります。
(堀の近くにお住まいの方は駅へ出るのにこの土橋を通って城内を抜けていらっしゃるのではないかしら?)

搦手門の近くには和党門があります。ジオラマの説明には「花畠」ともあり、平場になっているところがお花畑だったのかなー?という感じもしましたが、和党門は未だ修復の途次にあるようでした。立ち入り禁止ギリギリのところから石垣を見上げると草に覆われた天面は崩れたままのように見えます。土塁に見えたところにも石が覗いており、復活までの長い道のりを思いました。

まだ本丸へ行っていないので藤門へ向かいます。
長寿院から移された薩摩藩士の墓所、鎮護神山へ行くのを失念してしまったのですが、おつかいをお願いしたピクミンがポストカードを持って帰ってきてくれました。次回は真っ先に行こう。

<つづく>

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にのまる

⑥本丸西面・北面石垣~矢之門 (2023/06/24 訪問)

東日本大震災で大きく崩れた本丸石垣。
西面と北面合わせて1,826個の石が崩落し、修復に3年かかったそうです。
見事によみがえった目の前の石垣と崩落箇所の写真を見比べながら解説文を読みました。
崩れた石をひとつひとつ元の位置に戻すことがどれほど大変なのか想像すらできず、ただただ、すごいなぁ……と見上げるばかりです。
お城の現役時代に加え平成時代に刻まれた歴史を未来に伝える役割をもって新たなスタートを切った石垣が平和のうちにあり続けますように。

城外の眺望も爽快。遮るもののない中ではやぶさ&こまちが走り抜ける眺めも新たな発見でした。
水懸口、最古の石垣を見つつ矢之門から一旦退出しました。

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にのまる

⑤清水門・帯曲輪門 (2023/06/24 訪問)

歴史館、二の丸茶屋に寄ったあと清水門へ足を進めました。
清水門は「白河城御櫓絵図」により外観だけでなく内部構造までもわかっているそうで、復元へのプロジェクトが進んでいます。
今でもここを通るといよいよ本丸だ!とワクワクしてきますが、櫓門が甦ったらどんなに素晴らしいことでしょう❣️
復元の日を楽しみに待ちたいと思います……と、いつでもどこでも待っているだけなので、このたびはふるさと納税で一石城主に申し込みました。

今まではここから右手の竹の丸→前御門→三重櫓へと進んでいましたが、今回は帯曲輪へ行けるようになったので、左手へ進みます。右側の桜之門を過ぎると帯曲輪門。この門には杮葺きの櫓門があったそうです。石垣のみとなった今でも、“ちょっとここどうなってるの?”というおもしろさがありました。
美しくよみがえった石垣は近くに寄って見ると補修の跡がわかるところがあり、以前訪れた際の石工さん方の姿や一つ一つに番号が振られていた石を思い出しました。

これまでの石垣復元工事の流れを知りたくてみなさま方の投稿写真をじっくりと見させていただきました。この頃はこのあたりはこういう状態だったんだ……ということがわかって、改めて城びとの投稿欄に集まったみなさま方の訪問記録や現地情報、写真は財産だなと思いました。感謝m(__)m
〈つづく〉

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概要

築城名人として名高い丹羽長重が築いた総石垣の城。なかでも石垣が立派で、本丸内だけでなく、水堀・蛇頭堀越しからも見ておきたい。天守の代わりだった三重櫓と、本丸の大手口にあたる前御門が、江戸時代の絵図に基づき木造建築で復元されている。

城郭情報

城地種類 梯郭式平山城
築城年代 興国元年〔南朝〕/暦応3年〔北朝〕(1340)
築城者 結城親朝
主要城主 結城氏、蒲生氏、丹羽氏、松平氏、阿部氏
文化財史跡区分 国史跡(小峰城跡)
近年の主な復元・整備 丹羽長重
天守の現況・形態 複合式望楼型御三階櫓[3重3階/1632年築/焼失(落城)]、複合式望楼型御三階櫓[3重3階/1991年再/木造復元)
主な関連施設 三重櫓、太鼓櫓、門、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、石垣、土塁、横堀
住所 福島県白河市追廻46
問い合わせ先 白河市教育委員会文化財課文化財保護係
問い合わせ先電話番号 0248-27-2310