今年2度目の遠征は福井県。岡山県に続いて日帰り圏内ですが、10月の三連休には丸岡城で「出張!お城EXPO in 坂井・丸岡城」と「丸岡古城まつり」、一乗谷で「一乗谷文化祭」、福井城で「越前若狭お城フェス」が開催されるため、城めぐりがてら各イベントをはしごしよう、ということで福井県に決定。ところが12日は丸岡城、13日は一乗谷、14日は福井城に行くつもりが、12日午後に外せない仕事が入ってしまい予定変更。せめて13日は朝イチから動けるようにと12日夜のうちに現地入りしました。
丸岡城では3年ほど前からNAKEDによるプロジェクションマッピングが実施されていて、せっかく泊まりで行くならぜひ観てみたいと思っていましたが、仕事を終え高速を飛ばして何とか2回目(21時~)の上映に間に合いました。10月からは特別篇「丸岡城が語る400年時代絵巻」と過去作品の二本立てで上映されていて、2回目の過去作品は「平和の祈り篇」でした。特別篇は丸岡城天守の破風を目に見立てて、天守が見守ってきた400年の歴史と四季が語られるという内容で、平和の祈り篇は戦災や福井地震、豪雪、豪雨から何度も復興を果たしてきた坂井市から、平和の祈りを復興の象徴であるフェニックスに乗せて世界に届けたい、という想いを込めたものなんだとか。上映前のカウントダウンには丸岡城ゆかりの武将たちも映し出されていました。
お天守マッピング上映後は、一筆啓上作品を施した行灯の灯された石段を下りてお天守前公園へ。公園の地面には人の動きに合わせて動くプロジェクションマッピングが上映されていました。そして、お天守前公園から天守を見上げて夜の丸岡城を後にしました。
NAKEDといえば二条城のプロジェクションマッピングで知られますが、丸岡城もさすがの美麗さでした。規模や上映時間が違うとはいえ、これほどのものが毎日無料で公開されているあたりに坂井市の力の入りようが窺えますね。2回目の上映中に背広姿の一団がやってきて、2回目終了後に3回目の上映があった(音声がお天守前公園まで聞こえました)のも、今にして思えば、お城EXPOや古城まつりに出展している姉妹都市・延岡市や現存天守のある自治体や観光協会の人たちに、丸岡城での取り組みを紹介していたんだろうな、と。城めぐりは基本的に日中のみなので、こういう夜の楽しみが他にも広がってくれると嬉しいな、とも思います。
…ということで、横浜に続いては2か月以上遡っての丸岡城です。考えてみれば、この時はお城よりも仕事を優先したんだから、横浜では仕事よりお城を優先しても罰はあたらないですよね、うん(自己正当化)。
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