10月の函館旅行で寄った幕末の城を、築城順で振り返り。
3つ目は北海道函館市の五稜郭。
江戸期終盤の1803年、箱館港に面した箱館山の麓に築かれたのが箱館奉行所の始まり。
時は流れて幕末の箱館開港決定後、防衛の観点から奉行所を移転することに。
海からは当時の大砲の射程外となる3kmの位置。
東には赤川(現亀田川)が流れ、周囲は沼地だったとのこと。
箱館港からも遠すぎないその場所に、西洋式土塁の五稜郭は築かれました。
十字砲火を可能とする稜堡を5つ持ち、正面出入口には半月堡(馬出塁)を設置。
出入口の内側に見隠塁を置くのは日本の特徴でしょうか?
現在は五稜郭公園として函館のシンボルに。
建物では兵糧庫が現存し、2010年に奉行所庁舎の1/3を復元。
訪問時、その庁舎に入る時間はありませんでしたが、郭内・土塁上・水堀を回り、そして五稜郭タワーに上り滞在時間は2時間半。
幕末を代表する城郭が、私の城巡りの133城目となりました。
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