明石海峡大橋を渡って淡路島(洲本城)へ行った翌日、今度はしまなみ海道を通って大島(能島城)へ向かいました。
「洲本城と同じ瀬戸内海に浮かぶ島。もしかしたら行けるかも?」と能島上陸ツアーのサイトを開いたのが2日前の夜。心の準備も下調べも何もしていなかったのですが、開催決定かつ空席ありの便がちょうどあったので、これは躊躇している場合ではないと、HP上で仮予約→翌日に予約確定のメールを受け取りました。
福山駅前の東横インに前泊。(空いていて助かりました🙏)
翌朝09:00発の今治桟橋行きの高速バスに乗り10:05に大島BSで下車、10:44発の友浦行きの路線バスに乗り換えます。
【離島の高速道路上で高速バスを降りて路線バスに乗り継ぐ】
初めての経験でなかなか緊張するミッションでしたが、いざかの地に降り立つと穏やかで温かい空気に包まれ、ひとりベンチでバスを待つ時間を幸せに感じるほどでした。それでもやっぱり坂道を上ってお迎えに来てくれる路線バスの姿が見えてくると嬉しくて!
村上海賊ミュージアム(旧村上水軍博物館)で続100名城スタンプを押しました。これまでは城址見学を終えてから押していましたが、最近は忘れたら大変(忘れそうな気がする)なので、現地に着いたらすぐに押すようにしています。
集合場所の「能島水軍」には個人参加者のほかに団体さんもいらして大賑わいでした。参加費を支払い救命胴衣や防寒カッパなどを装着していよいよ船に乗り込みます。
ガイドさんのお話を聞きながら約15分で能島に到着。いくつもの条件が揃って叶った上陸に只々感謝で、第一歩を踏み入れた時の感動は忘れられません。
予備知識として持っていたのは何年か前に読んだ和田竜さんの「村上海賊の娘」と検定の勉強で記憶した「岩礁ピット」だけでしたが、ガイドさんのとてもわかりやすくて興味深いお話に引き込まれながら城内を見学しました。
整えられたそれぞれの郭、出土した生活用品などから伺い知ることのできるいにしえの人々の日々の営み。そこには歴史として語り継がれる大きな出来事ばかりではなく現代人と同じように泣いたり笑ったりの日常があったんだろうなとしみじみ思いました。
帰りの便では最後部に座らせていただき、軌跡や波しぶきに酔いしれ、潮流体験もできました。
港に帰還後、帰りのバスまでの時間にミュージアム内を見学して終了としました。
台風被害からの復旧も桜の木の伐採もご苦労があったことと思います。
城址を目指して全国津々浦々めぐり続ける城びとを迎え入れてくれる海賊の島。お城との出会いも一期一会だなと改めて思うこの頃です。
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