【近畿編】国宝・世界遺産の城と織田信長に敗れた武将ゆかりの御城印

近年、登城の記念となる「御城印」が注目を集めています。多数の書籍が刊行されたり、テレビなどでも取り上げられたりすることもしばしば。どのような特徴の「御城印」が、どこで購入できるのかなど、一城ずつ城びと編集部が丁寧にご紹介! 今回は【近畿編】。国宝天守を構える姫路城・彦根城や、豊臣家と徳川家が争った大坂(阪)城など知名度抜群の城が多い近畿地方には、どのような御城印があるのでしょうか…!?




御城印って? 近畿地方ではどこのお城が出しているの? その特徴は?

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近畿地方の御城印の一部

「御城印」とは、 半紙(和紙)に城名やゆかりある城主の家紋や花押などの印を押したもの。お寺や神社でいただける御朱印を参考にして作られ始めて、今では多くのお城で登城の記念として頒布されています。「御城印」以外にも、「登閣記念印章」「登城記念御朱印」「城郭符」「御城朱印」など、呼び方は城によってさまざまです(本記事では「御城印」で統一します)。
細かな説明はこちらのページでは割愛しますので、詳しくは、お城のご朱印!?登城記念に「御城印」を集めてみませんか? の記事をご覧ください!

織田信長と争った武将ゆかりの城の御城印が名を連ねる近畿地方。浅井長政、松永久秀、佐々木六角氏などそうそうたる面々! さらに、姫路城や彦根城、明石城など徳川時代を象徴する名城の御城印が多いのも特徴です。どんなお城のどんな御城印があるのか、見ていきましょう!※掲載内容は、令和2年(2020)10月5日現在の情報です。掲載以外でも御城印を領布しているお城をご存知でしたら、編集部までご連絡ください。城郭名は、100名城、続100名城に続き、北から南、もしくは東から西の順に掲載。掲載の許可を得られなかったお城の御城印はご紹介しておりませんので、ご了承ください)

小谷城/彦根城/八幡山城/京極氏館/上平寺城/弥高寺/長比城/八講師城/佐和山城/三雲城/水口岡山城/水口城

<京都府>

二条城/勝龍寺城

<大阪府>

大阪城/飯盛城/池田城

<兵庫県>

竹田城/姫路城(※イベント限定版追記)/明石城/洲本城

<奈良県>

高取城/大和郡山城/信貴山城

<和歌山県>

和歌山城/新宮城/猿岡山城(猿岡城)


【近畿地方の御城印】

<滋賀県>

■戦国時代屈指の堅城「小谷城

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日本100名城の一つ小谷城の御城印は、 浅井氏の家紋「三つ盛亀甲」に花菱があしらわれています。
収益の一部は小谷城跡環境整備等の協力金に充てられます。

小谷城(滋賀県長浜市)
領布場所:小谷城戦国歴史資料館 
価格:300円


■井伊家の居城にして国宝天守「彦根城

 御城印、彦根城

井伊の赤備えにちなんだ朱い紙が目を引きます! 井伊家の歴代当主が冠する「直」の字もかっこいい!

彦根城滋賀県彦根市)
領布場所:彦根城
価格:300円

彦根城では休城期間限定の「御籠城印」を頒布。頒布元である国宝・彦根城運営管理センターの松岡様からいただいた籠城中のお城ファンへ向けたメッセージとともにご紹介いたします。

彦根城,籠城印

「現在(4/28)、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、5/31(日)まで彦根城公開を中止させていただいております。外出自粛にご協力いただいている皆様への感謝と労い、事態の一日も早い終息と、皆様とご家族の健康を祈念し、入城記念符(御城印)を「御籠城印」として、通信販売のみで恐縮ですが、ご用意させていただきました。皆様が元気に、笑顔でお越しいただけるまで、日々しっかりと国宝の維持管理に努めて参ります。どうかご自愛ください。」

また、令和2年(2020)9月に開催された「出張!お城EXPO in 滋賀・びわ湖」にあわせて、彦根城初の夜間公開が行われています。夜間公開期間に訪城した人限定で、特別御城印が頒布されています。
夜間公開日は、9月19日(土) ・9月20日(日) ・9月21日(祝)・ 9月26日(土)10月3日(土)・10月10日(土)。詳しくは国宝・彦根城運営管理センターのHP(https://www.knt-ks.co.jp/ec/2020/hikone/)をご覧ください。

彦根城,夜間,限定御城印

▼彦根城に関する記事はこちら

■北近江の戦国大名・京極氏の居館「京極氏館」  

京極氏館,御城印

北近江の戦国大名・京極高清の家紋「平四ツ目結」と、館跡がある米原市上平寺地区の地名を配置。手書きの御城印です!

京極氏館(滋賀県米原市) 
領布場所:米原市伊吹山文化資料館
価格:300円(税込)

■京極氏館の“詰の城”「上平寺城」  

上平寺城,御城印

築城主である京極高清の家紋「平四ツ目結」と、織田信長の近江侵攻に備え改修した浅井長政の家紋「三つ盛亀甲に花菱」を配置。手書きの御城印です!

上平寺城(滋賀県米原市) 
領布場所:米原市伊吹山文化資料館
価格:300円(税込)

▼上平寺城に関する記事はこちら

■京極氏・浅井氏により城郭的施設が加えられた軍事的要素の濃い山寺「弥高寺(やたかじ)」  

弥高寺,御城印

奈良時代創建の山寺。本尊とする大日如来(金剛界・胎蔵界)を表す梵字に加え、戦国時代、ここに陣を張った京極家の家紋「平四ツ目結」を配置。手書きの御城印です!

弥高寺(滋賀県米原市) 
領布場所:米原市伊吹山文化資料館
価格:300円(税込)

▼弥高寺に関する記事はこちら

■中山道を押さえる近江と美濃の国境の城「長比(たけくらべ)城」  

長比城,御城印

織田信長の近江侵攻に備えて浅井長政が改修したものの、竹中半兵衛の調略により戦わずして開城させられた長比城。織田家の家紋「織田木瓜」と竹中家の「笹の丸」を配置。手書きの御城印です!

長比城(滋賀県米原市) 
領布場所:米原市伊吹山文化資料館
価格:300円(税込)

■5方向の尾根すべてに曲輪が配置された連郭式縄張構造の「八講師城」  

八講師城,御城印

戦国末期に改修された巨大城館で、戦国京極家の最後の拠点だった八講師城。京極家の家紋「平四ツ目結」と、城主であったと伝わる重臣・多賀家の家紋「酢漿草(かたばみ)」を配置。手書きの御城印です!

八講師城(滋賀県米原市) 
領布場所:米原市伊吹山文化資料館
価格:300円(税込)

■石田三成の居城「佐和山城」  

佐和山城御城印

城主が目まぐるしく変わるも、石田三成が居城としたときには5層の天守など最大規模となった佐和山城。御城印の文字は、路上詩人こーた氏によるもの。三成が使った旗印「大一大万大吉」が全体的に大きくデザインされています。

さらに、佐和山城本丸跡(佐和山頂上)にあるQRコードをスマートフォン等で読み取ってアンケートに回答すると、三成の花押を模したスタンプ入りの御城印を購入できます。

佐和山城御城印,三成花押

佐和山城(滋賀県彦根市) 
領布場所:彦根市観光案内所
価格:各300円(税込)

▼佐和山城に関する記事はこちら

■今も壮大な雰囲気が漂う総石垣造の山城「八幡山城」  

八幡山城

中央及び右上の紋は、初代城主・豊臣秀次の家紋「福島沢瀉(ふくしまおもだか)」。
左上と左下には秀次の菩提寺である瑞龍寺の紋と印が配置されています。

八幡山城(滋賀県近江八幡市) 
領布場所:本山村雲御所瑞龍寺門跡の御朱印所
価格:300円(税込)

▼八幡山城に関する記事はこちら

■佐々木六角氏の亡命拠点で猿飛佐助のふるさと?「三雲城」  

三雲城,猿飛佐助,御城印

左上に佐々木六角氏の家紋「隅立て四ツ目結」、右下に三雲氏の「軍配団扇に一文字」を配置。真田十勇士の一人・猿飛佐助のモデルとされる武士が育ったといわれているため、紫色で佐助のシルエットがデザインされています。奉書紙使用。

また、城址内には絶妙なバランスで立つ巨岩「八丈岩」があり、「落ちそうで落ちない」という姿にあやかり受験生の合格祈願岩となっています。その八丈岩の“御岩印”も頒布中!左下には金色の八丈岩をデザイン。

三雲城,猿飛佐助,八条岩,御城印

三雲城(滋賀県湖南市) 
領布場所:長谷商店、(土・日・祭日のみ)旧青少年自然道場(三雲城址展示場)
価格:各300円(税込)

▼三雲城に関する記事はこちら

■地元の人々が復元した巨大バルーン天守で有名に!「水口岡山城
水口岡山城,水口古城


通常版(墨色)と、巨大バルーン城が出現するイベント時のみに販売される限定版(白色)の2種類。
通常版、限定版ともに、上から初代城主・中村一氏の「立ち沢瀉 」、第2代城主・増田長盛の「升」、第3代城主・長束正家の「花菱」と、歴代城主の家紋が配置されています。
さらに、本丸東櫓台跡より出土した鬼瓦の文様から作られた蝶揚羽蝶文鬼瓦スタンプも押印。
長束の子孫である花輪竹峯(はなわちくほう)氏による揮毫です。

限定盤右下にあるのは、ランドマークとしての魅力発信を目的にバルーンで作られたお城のシルエット。

水口岡山城(滋賀県甲賀市)
領布場所:【通常版】甲賀市ひと・まち街道交流館     
     【限定版】バルーン城出現時。不定期販売
価格:各200円(税込)

■賤ヶ岳の七本槍の一人、加藤嘉明が藩祖「水口城」  

水口城

三代将軍家光の上洛に先立ち、宿館として築城された水口城。
その成り立ちにちなみ、御城印には水口藩主・加藤家の家紋「下り藤」のほかに、徳川家家紋「徳川葵」も配置されています。
ひと際目を惹く十字形洋剣は、国内で唯一伝世したものと考えられている水口レイピア。
加藤家の祖である戦国大名加藤嘉明を祀っている藤栄神社の社宝です。
「水口城」「年月日」の文字は、代々藩医を務めた巖谷家血筋にして明治三筆の一人である巖谷一六の書から抽出。 

水口城(滋賀県甲賀市) 
領布場所:甲賀市ひと・まち街道交流館、水口城資料館 
価格:300円(税込)

<京都府>

■世界遺産の「二条城

御城印、二条城

「世界文化遺産」と書かれた御城印は「入城記念符」として販売されています。本丸御殿の障壁画をモチーフにした御朱印帳もあわせて頂きたいところ!

二条城京都府京都市)
領布場所:二条城
価格:300円(税込)

■細川忠興と明智光秀の娘・玉(ガラシャ)が新婚生活を送った「勝龍寺城

勝龍寺城,御城印

通常版(左)と限定版(右)の2種類を頒布。
通常版の文字は勝龍寺住職によるもので、限定版は『細川藤孝書状』から城主・細川藤孝の文字および花押を写したもの。
限定版の御城印には、『細川藤孝書状』の解説と読み下し文が同封されています。
通常版・限定版ともに、中央に配置されているのは細川家の家紋「九曜」。

勝龍寺城(京都府長岡京市)
領布場所:長岡京市観光情報センター、長岡京市観光案内所、長岡京@Navi
価格:各300円(税込)
※限定版は毎月第2日曜日のみ販売。

▼勝龍寺城に関する記事はこちら

<大阪府>

■シンボルとなった太閤さんの城「大阪城

御城印、大坂城

押し印のみのシンプルな御城印。御朱印帳などを持参して、自分で押しましょう。

大阪城大阪府大阪市)
領布場所:大阪城天守閣2階事務所
価格:無料


■織田信長に先駆けて天下人となった三好長慶の居城「飯盛城」  

飯盛城,御城印

令和2年度の大河ドラマにも登場した三好長慶の居城、飯盛城。越前和紙を使用した御城印は、山城をイメージさせる美しいウグイス色で、緑豊かな大東市の特徴も表しています。中央上部には三好氏の家紋「三階菱に五つ釘抜き」を配置。左下にあるのは長慶が掲げたスローガン「理世安民」。世に道理を広めて民を安らげるという意味です。

また、御城印が入っている袋には、甲冑画家・和田左衛門太郎氏による三好長慶のイラストが描かれています。細部まで描き込まれた甲冑は必見!
飯盛城,御城印袋


飯盛城(大阪府大東市) 
領布場所:歴史民俗資料館、キャンピィだいとう
価格:300円(税込)
※令和2年(2020)8月10日より頒布開始

▼飯盛城に関する記事はこちら

■池田市一帯を支配していた地方豪族・池田氏の居城「池田城 」  

池田城,御城印

御城印には珍しいイラスト風の動物は、ウォンバット。池田市の五月山動物園では日本一多くのウォンバットが飼育されているそうです。また、池田城跡公園では6月に白百合がきれいに咲くことから、中央には白百合がデザインされています。

池田城 (大阪府池田市) 
領布場所:池田城跡公園売店
価格:100円(税込)

<兵庫県>

■幻想的な「天空の城」として有名な「竹田城」  

竹田城,御城印

竹田城,御城印

竹田城を築いた山名氏の家紋「桐に笹」版(上部左)、最後の城主・赤松氏の「二つ引きに左三つ巴」版(上部右)、そして両家の家紋が描かれた「山名・赤松氏家紋」版(下)の3種類があります。

竹田城(兵庫県朝来市) 
領布場所:竹田城跡料金収受棟、情報館「天空の城」
価格:各300円(税込)、山名氏版・赤松氏版の2枚セット500円(税込)、3枚セット700円(税込)

▼竹田城に関する記事はこちら


■世界遺産 天守群が美しい「姫路城

姫路城、御城印

満を持して、令和2年(2020)2月1日~2月29日の期間限定で姫路城から御城印が登場!
書かれているすべての文字と落款(らっかん)印は、藩主・酒井忠以(さかいただざね)のもの。中央には、酒井家家紋の剣酢漿草。周囲には、特産品の高砂染めの模様をデザイン。

1カ月間だけの販売でしたが、あまりの反響の大きさに、令和2年(2020)9月1日~9月30日の期間限定で再び頒布されました。
デザインは2月版とほぼ同じですが、家紋は、姫路市が大名行列の衣装を復刻する際に参考にした絵巻で使用されている家紋をモチーフにしたものに変更されています。

姫路城,御城印,9月

姫路城,御城印,9月
2月版と9月版

姫路城(兵庫県姫路市)
領布場所:―
価格:―

令和2年(2020)10月30日~11月8日に開催される姫路城の夜間展示イベント「himeji castle ninja night 2020」にてイベント限定バージョンの御城印が販売されます。入城者限定で、お1人様1枚限りで1枚300円(税込)。1日500枚ずつの数量限定です。イメージ画像はこちら! 詳しくはイベントHP(https://www.ninja-night2020.jp/)をご確認ください。

姫路城,御城印,限定版

また、姫路城の御城印帳が兵庫県姫路市「ふるさとひめじ応援寄附金」の返礼品になりました。なんと、ふるさと納税限定御城印つき! 詳しくは「ふるさとひめじ応援寄附金」のHP(http://www.citydo.com/furusato/official/hyogo/himeji/items/item564.html)をご覧ください。令和3年(2021)2月ごろから、姫路城売店にて一般販売もされるそうです。

▼姫路城に関する記事はこちら

■現存三重櫓12基のうちの2基を擁する城「明石城

明石城,御城印

築城主は、織田信長と徳川家康の曾孫に当たる小笠原忠政。信州松本より明石に移封後、幕府等の協力のもと、明石城を築城しました。坤(ひつじさる)櫓と巽(たつみ)櫓は、日本に現存する12基の三重櫓のうちの2基で、国の重要文化財に指定されています。

御城印の城郭名は、忠政直筆の「小笠原忠政寄進状」にある「明石城」の文字を転載したもの。小笠原家の家紋「三階菱」(上)と、長く藩主を務めた越前松平家の家紋「三つ葉葵」(下)を配置しています。
御城印が入っている袋の裏面のキャラクターは、講談師や絵本作家など多彩な肩書をもつ兵庫県職員のちんげんさいこと川東丈純氏より寄贈されたもの。
明石城,御城印2

明石城(兵庫県明石市) 
領布場所:明石公園サービスセンター受付窓口
価格:300円(税込)

▼明石城に関する記事はこちら

■上の城と下の城をつなげた「登石垣」がすごい!「洲本城

洲本城御城印


淡路水軍を率いた安宅(あたぎ)氏によって16世紀に築かれたとされる洲本城。
令和元年(2019)に国の史跡指定20年目を迎え、その記念として御城印の販売が開始されました。
はがきサイズで風景写真入り・無しの2種類あり、どちらにも「淡路水軍の城 洲本城」などと印刷されています。
配されている家紋は、お城を総石垣に改修した城主である脇坂安治の家紋「輪違い」です。

洲本城(兵庫県洲本市)
領布場所:洲本市立淡路文化史料館(洲本城「下の城」内) 
価格:各200円(税込)


▼洲本城に関する記事はこちら
萩原さちこの城さんぽ ~日本100名城・続日本100名城編~ 第15回 洲本城 水軍の将が築いた、「登り石垣」が残る絶景の城 
【兵庫県のお城】戦から平和へ!西国に睨みを利かせる徳川譜代の城!


<奈良県>

■高石垣が見事な近世山城「高取城

高取城、御城印

奈良県初の御城印は、藩主の植村家の家紋「丸に一文字割桔梗」がデザインされています。平成30年(2018)11月から領布開始。

高取城(奈良県高取町)
領布場所:高取町観光案内所「夢創舘」
価格:300円(税込)

高取城に関する記事はこちら

■お地蔵様や羅生門の礎石が石垣に使われている!?「大和郡山城

大和郡山城

来訪記念証と呼ばれている大和郡山城の御城印。郡山藩最後の藩主柳澤家の家紋である「花菱」を配置しています。

大和郡山城(奈良県大和郡山市) 
領布場所:柳沢文庫受付
販売価格:300円(税込)

▼大和郡山城に関する記事はこちら

■信長に謀反を起こした松永久秀が立てこもった堅牢な山城「信貴山城  

信貴山城, 松永久秀

信長の石上本願寺攻めに出陣中だった松永久秀が、突如戦線離脱して反旗を翻し、立てこもって最期を遂げた居城。
御城印は和紙風の用紙に、松永家の家紋「蔦」を中央に配置。

信貴山城(奈良県生駒郡) 
領布場所:信貴山観光iセンター
価格:300円(税込)

<和歌山県>

■さまざまな工法の石垣が残る紀伊徳川家の城「和歌山城」  

和歌山城,御城印

徳川家康の10男である徳川頼宣が55万5千石を拝領して入国し、紀州徳川家が成立しました。御城印中央に大きく配置されているのは、紀州徳川家伝来の金印「獅子紐印(ししちゅういん)」に8つある印影のうちの一つ「南海之鎮(なんかいのしずめ)」で、11代藩主徳川斉順の書で使用されています。御城印の用紙として、「しこくてんれい」という和紙調の特殊紙を使用。

通常版とは別に、月ごとの特別版御城印も頒布されています。

和歌山城,御城印
和歌山城,御城印

和歌山城(和歌山県和歌山市) 
領布場所:和歌山城天守閣券売所
価格:各300円(税込)

▼和歌山城に関する記事はこちら

■浅野忠吉によって築かれた「新宮城

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和歌山県初の御城印。発売した令和元年(2019)が水野家入部400年ということで、「水野家入部400年」の記念印が入っています。
あしらわれている家紋は、歴代の城主、浅野家の「丸に立ち沢潟」と水野家の「餅の内に杵」。
新宮城年表もついています。

新宮城(和歌山県新宮市)
領布場所:新宮市観光協会、阿須賀神社 
価格:300円(税込)

■築城の名手・藤堂高虎が初めて手掛けた居館「猿岡山城(猿岡城)」  

猿岡山城,御城印

戦国時代の築城の名手と名高い藤堂高虎の初城(居館)。 中央に藤堂高虎の家紋「藤堂蔦」が大きく配置されているほか、右上に兜、左上に旗印である「三つ餅」、右下に花押、そして築城名手・高虎の象徴として高石垣がデザインされています。

猿岡山城(猿岡城)(和歌山県紀の川市) 
領布場所:観光特産センターこかわ、紀州九度山真田砦
価格:300円(税込)

また、高虎の虎の城シリーズとして赤木城や、真田昌幸・信繁親子の隠遁地であることから真田砦の御城印も頒布されています。

高虎シリーズ

いかがでしたか? 登城の記念に、はたまたちょっとしたお土産にも最適!な御城印、ぜひコレクションしてみてはいかがでしょうか。

もちろん、ほかのエリアにも各お城のシンボルや城下のこだわりなどが活かされた御城印が多数!
ほかのエリアをチェックするならこちら!

執筆・写真/かみゆ (「歴史(はエンタテインメント!」をモットーに、ポップな媒体から専門書まで編集制作を手がける歴史コンテンツメーカー。)&城びと編集部
協力:若狭国吉城歴史資料館館長 大野康弘さん

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