水口岡山城は天正13年(1585)に豊臣秀吉の家臣・中村一氏によって築かれました。東海道を見下ろす要衝の地に築かれ「水口城」と呼ばれていたようです。以前登城してから随分時間がたちました・・なにもかも皆なつかしい・・というか良く覚えていない。
いやいや、マイナーだけど滋賀県にこんな凄い山城があったのかと感動したことは覚えています。当時は市の史跡でしたが、後に国の史跡に昇格し、一人ドヤ顔で喜んでいました。感動もひと塩(パッパ)です。
主郭には安土城に匹敵する高石垣が築かれていたと案内板には書かれています。城域は広く遺構も多い、関ヶ原に関する小説で長束正家が内府殿をこの城に宿泊させようとして断られた記述が有ったような気がします。
その長束正家は関ヶ原の合戦で西軍に付き敗れ、水口城に籠城するも、池田長吉・亀井茲矩らに攻められ降伏開城しました。長束兄弟は切腹を命じられ、水口城は廃城となりました。その後、水口城の石垣は将軍の宿所として新たに築かれた「水口城」に持っていかれて、本丸の周辺にちょこちょこ残っているだけです。
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