お城のご朱印!?登城記念に「御城印」を集めてみませんか?

近年、若い女性を中心に神社や寺院の御朱印がブームとなっていますが、城にはそれに似たような登城の記念となる「御城印」なるものがあることを知っていますか? 今回の特集では、各城にどのような「御城印」があるのか、「御城印」が城のどこでもらえるのかなどを徹底紹介。城主の花押が象られた松本城や月に祈る山中鹿之助が印象的な月山富田城など、個性豊かな「御城印」が盛りだくさんです! ※2019年4月11日更新。34城紹介

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さまざまな花押や家紋が押印されている御城印

近年増えた「御城印」とは?

ここ2〜3年で「御城印」を発行するお城が急増しているのを知っていますか?

「御城印」とは、 半紙(和紙)に城名やゆかりある城主の家紋や花押などの印を押したもの。見た目はお寺や神社でいただける御朱印を参考にされていて、登城の記念にいただけます。「御城印」以外にも、「登閣記念印章」「登城記念御朱印」「城郭符」「御城朱印」など、呼び方は城によってさまざまです(本記事では「御城印」で統一します)。

御城印のはじまりは、漆黒の国宝天守で有名な松本城。平成2年(1990)頃から頒布をしています。なぜ御城印をはじめたかについては、当時の資料が残っていないため不明とのことですが、現在では御朱印ブームも相まって、多い時には1日数百枚もの御城印が頒布されるそう。

会津若松城(福島県)や二条城(京都府)では、オリジナル御朱印帳の販売も。また、郡上八幡城大垣城(ともに岐阜県)、唐津城(佐賀県)などでは、御城印の売り上げの一部を熊本城復興へ寄付する取り組みも行っています。

会津若松城,御朱印帳
会津若松城の御朱印帳。歴代城主の家紋がズラリ!

御城印は登城の記念にいただける

じゃあ、さっそく御城印を集めてみよう!というその前に、いくつか注意点をお知らせします。

1:お城の「御城印」と寺社の「ご朱印」は、意味合いが全く異なります。
「御朱印」は寺社への参拝の証としていただくものであり、参拝するのが大前提なのに対して、「御城印」は登城の記念スタンプのようなもの。意味合いがまったく異なるので、寺社の「御朱印」と「御城印」は混同しないようにご注意を!御朱印帳も分けるようにしましょう。

▼お城にある寺社のご朱印については、こちらの記事をチェック!

▼「御城印」専用の城びとオリジナル御城印帳については、こちらをチェック!

2:「御城印」のほとんどは印刷です。
「御朱印」のように御朱印帳に直接書いていただくことは、ほぼできません。「御城印」は、ほとんどが印刷されたものをいただきます。

3:領布場所は事前に確認を!
「御城印」の頒布場所は、城内、資料館、観光案内所とさまざま。お城によって異なるので、あらかじめチェックを忘れずに。

では、御城印をいただける34城をご紹介しましょう! なお、こちらは2019年4月11日更新の情報です。上記以外でも御城印を領布しているお城をご存知でしたら、編集部までご連絡ください。

(注)寺社の「ご朱印」で「〇〇城跡」など記載されるているものは、「御城印」ではなく「ご朱印」ですので、今回の記事では取り上げていません。また、掲載の許可を得られなかったお城の御城印は紹介していません。

■伊達の重臣・片倉家の城「白石城

御城印、白石城

白石城の城主・片倉家の家紋(九曜紋)と、馬印の釣鐘の印が入っています。

白石城(宮城県白石市)
領布場所:白石城歴史探訪ミュージアム
価格:300円

▼白石城に関する記事はこちら

■戊辰戦争150周年の節目を迎えた「会津若松城

御城印、鶴ヶ城、会津若松城


オリジナル御朱印帳を購入すれば、直書きされた御朱印をゲットできます!さらに2018年は「戊辰一五〇年」の記念印入り。

会津若松城福島県会津若松市
領布場所:鶴ヶ城観光案内所
価格:300円

会津若松城に関する記事はこちら

■幻の五重の天守があった「沼田城

御城印、沼田城

ポストカードに印刷された御城印。真田信幸が建造したという幻の五重の天守が存在感あり!

沼田城群馬県沼田市)
領布場所:沼田市観光案内所
価格:3枚100円

▼沼田城に関する記事はこちら


■平成の大改修を終えた「小田原城

小田原城、御城印

「江戸時代の小田原城」をコンセプトに、後期大久保氏の家紋と、歴代から崇敬された「摩利支天」と梵字をあしらっている。2018年12月から。

小田原城(神奈川県小田原市)
領布場所:小田原城天守閣入場券販売所
価格:300円


■御城印発祥の国宝天守「松本城

御城印、松本城

上に最後の松本城城主・戸田光則(みつひさ)、下に戸田光行の花押が印字されています。

松本城長野県松本市)
領布場所:松本城管理事務所
価格:300円

松本城に関する記事はこちら

■大河ドラマ真田丸で有名な「上田城

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緑色のお城の印に、真田家など歴代城主の家紋があしらわれた華やかな御城印。真田神社が1枚ずつ手作りしています。


上田城(長野県上田市)
領布場所:上田市観光会館2階と眞田神社(上田城跡公園内)
価格:300円(税込)

▼上田城に関する記事はこちら


■越前の朝倉氏の猛攻を耐えた「佐柿国吉城

御城印、佐柿国吉城

2018年7月7日に頒布スタート! この御城印を持っていれば、難攻不落だった城にあやかって試験に合格できる!?

佐柿国吉城福井県美浜町)
領布場所:若狭国吉城歴史資料館
価格:200円

■出世城と呼ばれる家康の居城「浜松城

浜松城、御城印、御朱印

別名出世城と呼ばれる浜松城、御城印にも出世のご利益があるかも? 再建された天守と三つ葉葵が押されています。

浜松城静岡県浜松市)
領布場所:浜松城入城窓口
価格:300円 


■御三家筆頭の名城「名古屋城

御城印、名古屋城
 
大きく印字された三つ葉葵が、名古屋城天守と同じくらいインパクト大。

名古屋城愛知県名古屋市)
領布場所:名古屋城天守閣売店
価格:300円


■関ヶ原の戦いで西軍の本拠になった「大垣城

御城印、大垣城
 
職人手漉きの美濃和紙を使用。収益の一部は熊本城災害復旧支援金に当てられます。

大垣城岐阜県大垣市)
領布場所:大垣城受付
価格:300円

▼大垣城に関する記事はこちら

■日本最古の木造再現天守「郡上八幡城

郡上八幡城、御城印

歴代城主の家紋が押された、家紋好き、武将好きにはたまらない御城印。これも売り上げの一部が熊本城の復興支援に当てられます。

郡上八幡城岐阜県郡上八幡市)
領布場所:郡上八幡城受付
価格:300円

■森蘭丸ゆかりの城「美濃金山城

御城印、美濃金山城

美濃金山城の城主であり、信長の家臣・森家の家紋である鶴丸紋が、まるで城名を包み込むよう。

美濃金山城岐阜県可児市)
領布場所:可児市戦国山城ミュージアム
価格:300円

美濃金山城に関する記事はこちら

■巨岩に築かれた天空の城「苗木城

御城印、苗木城

苗木城歴代城主の家紋を印字。シールタイプの御城印で、好きなところにペタッと貼れます。

苗木城岐阜県中津川市)
領布場所:遠山史料館
価格:300円

■本丸の6段の石垣が見事な近世山城「岩村城

岩村城、御城印

「日本百名城」「日本三大山城」と書かれた御城印は、2018年8月15日から領布を開始したばかり。

岩村城(岐阜県恵那市)
領布場所:岩村山荘(岩村城跡登城坂の入口)、まち並みふれあいの舘(岩村町本通り・恵那市観光協会岩村支部)
価格:300円

▼岩村城に関する記事はこちら

■大坂に対峙するため築かれた「伊賀上野城

御城印、伊賀上野城

少し崩した筆致が印象的。城のすぐ近くにある伊賀流忍者博物館でも記念の御朱印をいただけます。

伊賀上野城三重県伊賀市)
領布場所:伊賀上野城
価格:200円

▼伊賀上野城に関する記事はこちら

■九鬼水軍の本拠地「鳥羽城

御城印、鳥羽城

亀山城津城などと同じように、中央に大きく家紋を配置。鳥羽城は水軍の九鬼氏の居城でした。

鳥羽城三重県鳥羽市)
領布場所:鳥羽市観光協会
価格:200円

■井伊家の居城にして国宝天守「彦根城

 御城印、彦根城

井伊の赤備えにちなんだ赤い紙が目を引きます! 井伊家の歴代当主が冠する「直」の字もかっこいい!

彦根城滋賀県彦根市)
領布場所:彦根城
価格:300円

彦根城に関する記事はこちら

■戦国時代屈指の堅城「小谷城

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日本100名城の1つ小谷城の御城印は、 浅井氏の家紋、三つ盛亀甲に花菱があしらわれています。
収益の一部は小谷城跡環境整備等の協力金に充てられます。

小谷城(滋賀県長浜市)
領布場所:小谷城戦国歴史資料館 
価格:300円


■世界遺産の本丸御殿が出迎える「二条城

御城印、二条城

「世界文化遺産」と書かれた御城印。二の丸御殿の障壁画をモチーフにした御朱印帳もあわせていただきたいところ!

二条城京都府京都市)
領布場所:二条城
価格:300円


■高石垣が見事な近世山城「高取城

高取城、御城印

奈良県初の御城印は、藩主の植村家の家紋がデザインされています。2018年11月から領布開始。

高取城(奈良県高取町)
領布場所:高取町観光案内所「夢創舘」
価格:300円

高取城に関する記事はこちら

駅前の城下町発!苔むす石垣探しに、高取城で山城トレッキングデビュー! 


 ■シンボルとなった太閤さんの城「大阪城

御城印、大坂城

押し印のみのシンプルな御城印。御朱印帳などを持参して、自分で押しましょう。

大阪城大阪府大阪市)
領布場所:大阪城天守閣2階事務所
価格:無料


■堅固で壮大な平山城「津山城

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「鶴の丸」の家紋とともに城主であった松平家の「三つ葉葵紋」が入ったデザイン(左)と、築城主であった森家の「鶴の丸」の家紋が大きく入ったデザイン(右)、2種類の御城印があります。

津山城(岡山県津山市)

■徳川幕府の西国経営の拠点だった「福山城

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城主をつとめた水野家家紋(丸に抱き沢瀉)と阿部家家紋(丸に違い虫喰い鷹ノ羽)があしらわれ、左下には福山城博物館のオリジナルスタンプも押印。

福山城(広島県福山市)
領布場所:福山城博物館天守閣受付
価格:200円

■山陰の覇者・尼子氏の居城「月山富田城

月山富田城、御城印、御朱印

三日月に山中鹿介が祈り佇む、情緒ある御城印。伝統的な広瀬和紙を使っているのもポイント。

月山富田城島根県安来市)
領布場所:安来市立歴史資料館
価格:300円


■登り石垣や竪堀などの発見で注目の「米子城

米子城、御城印

米子市在住の書家・森田 尾山(もりた びざん)さんの揮毫。歴代城主の吉川氏・中村氏・加藤氏の家紋をデザイン。

米子城(鳥取県米子市)
領布場所:山陰歴史館、米子まちなか観光案内所
価格:300円


■重要文化財から国宝へ「松江城

松江城、御城印

松江産の和紙で作られた御城印。歴代藩主の家紋があしらわれています。

松江城(島根県松江市)
領布場所:ぶらっと松江観光案内所
価格:350円

松江城に思いを馳せた一つ一つメッセージが異なる御城印も販売されています(500円)。どんなメッセージかは買ってからのお楽しみだとか。
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松江城に関する記事はこちら

■天守が高石垣の上にそびえる「丸亀城

丸亀城、御城印

斑入りの紙の御城印は、裏に史跡丸亀城についての解説付き(日本語、英語、台湾語の3種。※ハングル希望の方は伝えると、別紙でハングルの解説文の用意あり

丸亀城(香川県丸亀市)
領布場所:丸亀城天守の入口 ※入口での販売のみ
価格:300円


■連立式天守の平山城「松山城

松山城、御城印、登城記念符

歴代城主(加藤家・蒲生家・松平家・久松家)の家紋をあしらったデザイン。2018年10月から領布開始。

松山城(愛媛県松山市)
領布場所:松山城天守きっぷ売り場
価格:300円
※「年月日」のみ記載されたものが渡されるので、自分で売場に備え付けの筆ペンやスタンプで登城日を記します


■山内一豊が築いた近世城郭「高知城

高知城

土佐和紙を使用した御城印には、高知城の別名「鷹城」の名も。2018年12月から領布開始。

高知城(高知県高知市)
領布場所:高知城窓口(入口)※窓口販売のみ
価格:200円

高知城に関する記事はこちら

■海に浮かぶかのような姿が美しい海城「唐津城

唐津城、御城印、ご朱印

唐津城の歴代藩主(6代)の家紋をあしらった御城印。「唐津城」の文字は唐津城の二の丸にある早稲田佐賀高校の書道部による揮毫。2018年12月から領布開始。

唐津城(佐賀県唐津市)
領布場所:唐津城天守閣1階 入場券売り場
価格:200円

はがきサイズの和紙に印刷。日付を記入し、「唐津城天守閣の印」を押印して渡される。収益の半分程度が熊本城の復興支援に寄付されるそう。

唐津城、御城印、ご朱印

唐津城に関する記事はこちら

■シラス台地を利用して築かれた「清色城

御城印、清色城

独特の書体が味わい深い御城印。売り上げの一部はお城の保存活動資金に当てられます。

清色城鹿児島県薩摩川内市)
領布場所:入来麓観光案内所
価格:300円

■そのほかにも・・・

■三重県唯一の城郭建築が残る「亀山城

御朱印、亀山城
亀山城三重県亀山市)
領布場所:亀山市観光協会
価格:200円 

■藤堂高虎が大改修を行った「津城

御朱印、津城
津城三重県津市)
領布場所:津市観光協会
価格:200円

■蒲生氏郷が手がけた壮大な城「松坂城

御朱印、松阪城
松坂城三重県松阪市)
領布場所:松阪市観光協会
価格:200円 

いかがでしたか? 近年の寺社の御朱印ブームもあり、今後、御城印ももっと増えていくかもしれません。登城の記念に、はたまたちょっとしたお城・地域や熊本城の復興支援と思って、購入してみてはいかがでしょうか。

協力:若狭国吉城歴史資料館館長 大野康弘さん


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お城EXPOで制作した御城印帳。ポケットがあるタイプなので、御城印をそのまま保存できます

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執筆・写真/かみゆ & 城びと編集部
「歴史はエンタテインメント!」をモットーに、ポップな媒体から専門書まで編集制作を手がける歴史コンテンツメーカー。

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