ちょっと不安を覚えるほど長い林道を進まなくてはなりませんが、1kmおきに表示があるのは嬉しい限りです。駐車スペースも潤沢でした。それなりに遺構が残っていて説明板にも縄張図が載っていて素晴らしいのですが、できれば郭を示す表示板なんかも欲しいかなと。この後、天気予報通りに雨が落ちてきたので、この日の攻城は此処までとしました。
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2022/01/17 19:47
2020/10/11 08:31
八講師城 (2020/10/03 訪問)
【八講師城】
<駐車場他>登城口前に広い駐車できるスペースあり。
<交通手段>車
<見所>堀切・竪掘・虎口・曲輪
<感想>伊吹山資料館の御城印巡り1城目。八講師城は登城口の説明板を要約すると、京極氏の家臣多賀高忠が拠り、澤田民部大輔の居城だったと伝えられている。京極氏の柏原館の詰め城や内紛の際の隠れ城だったともいわれています。
城郭は主郭部を中心に北・北西・南西に曲輪が伸びている。北に伸びる曲輪群は比較的急斜面の尾根に階段状に曲輪がある。北西の曲輪は堀切を挟みながら3つ程広い曲輪がある。南西に伸びる曲輪は行かなかったが、登城口の説明板縄張り図には舌状の広い曲輪になっているので馬場だったかもしれない。
主郭部は東西に3段構造になっており、東部が最上部で巨石や石碑がある。見立てではたぶん物見曲輪だったろうと思われる。整備がしばらくしてなく、シダが鬱蒼としていました。主郭部中心の曲輪が主郭で一番広い削平地となっている。北側に半月状の腰曲輪がある。曲輪南東隅に主郭部西の曲輪への虎口遺構が明確にわかります。西部は列石・散石があり、中心との曲輪との段差が石積みになっていたかもしれないと思った。ここもかなり崩れてはいるが、曲輪南東隅に東尾根への虎口遺構がある。
登城口の縄張り図には主郭部より東側の遺構はないが、東尾根方向にも登山道途中、尾根に沿って細長い曲輪があるように見えた。最初城跡遺構と間違えたので。城跡は随所に竪掘りがあるようだが、崩れたり、枯葉が堆積していたりおり、かなり薄くなっている。また石積み遺構もあるようだが、土の堆積で私は発見できなかった。しかし城の構造はしっかりと残っていて見応えある城跡でした。
暑さはだいぶ和らいできましたが、本格的な山城攻略の時期には少し早くて、シダや木々がまだ青々としていたのでもう少し経ってからという感じでした。
<満足度>◆◆◆
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分類・構造 | 山城 |
---|---|
築城主 | 沢田民部大輔? |
築城年 | 平安時代後期? |
主な城主 | 沢田民部大輔、多賀高忠 |
遺構 | 曲輪、石積、土塁、竪堀、虎口 |
再建造物 | 石碑、説明板 |
住所 | 滋賀県米原市梓河内 |