油日駅のレンタサイクルで自転車を借り、油日駅より自転車で10分くらいで、説明板前(34.878886、136.226597)に着きました。
和田一族の本拠である和田城は甲賀城郭群の代表的な城です。平安時代末期の築城ですが、戦国時代に入ってから本格的に整備されたようです。
和田の地は、のちの15代将軍足利義昭が潜伏していたことでも知られています。
和田氏の祖先は応和年間(961~64年)に和田を領有した源満政といわれ、室町幕府3代将軍足利義満の頃に和田に移住したと伝えられています。近江国守護佐々木氏の重臣であり、五反田や毛枚を領有する土豪でした。
戦国時代の武将として和田惟政(1530~71年)がいます。惟政は1565年(永禄8年)興福寺から亡命してきた一乗院覚慶(後の足利義昭)をかくまったことで知られ、後に15代将軍となった足利義昭に仕えました。
しかし、同時に織田信長にも仕え、三好三人衆を撃退した功により摂津国守護として任じられ、茨木・高槻城の城主を兼任、京都所司代となりました。
1571年(元亀2年)摂津国白井河原(現大阪市茨木市)で同じく摂津国守護であった池田氏の家臣荒木村重と戦い敗死しました。
油日駅に置いてある「和田城館群」のパンフレットが便利です。
登城口は山の北側で、曲輪、土塁、横堀(空堀)などが確認できます。
主郭南辺の巨大な土塁が見所です。
攻城時間は30分くらいでした。次の攻城先=和田支城郡(城びと未登録 滋賀県甲賀市)へ自転車で向かいました。
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