2023/11/21
お城EXPO 2023 徹底ガイド お城EXPO2023 徹底ガイド③ 城めぐり観光情報ゾーン ブース紹介 PART2
2023年12月16日(土)と17日(日)の2日間にわたって開催される、国内最大規模のお城の祭典「お城EXPO」。その注目コンテンツの一つ、全国から様々なお城が集う「城めぐり観光情報ゾーン」。今年ブースを出展するお城や団体、企業をご紹介していきます!この記事では、近畿・中国・四国・九州・沖縄地方、国宝五城、海外、企業のブースをご紹介します。 ※随時更新
お城にまつわる展示や情報に触れる!「城めぐり観光情報ゾーン」
お城EXPOの「城めぐり観光情報ゾーン」には城郭関連団体などのブースが並び、お城めぐりに役立つ情報や地元の周辺観光情報を知ることができたり、お城オリジナルグッズを購入できます。
※「城郭名(所在地):出展者」。原則提供情報を元に作成。ご紹介している御城印のデザインなどは変更になる可能性があります。 ※城郭名・団体名・企業名をクリックすると、そのブースの紹介記事に飛びます。
【近畿地方】
安土城・三雲城/国宝 彦根城・佐和山城/佐和山城/DELTA(バーチャル空間でひこにゃんと踊っちゃおう!)/大坂城・大阪城/岸和田城/郡山城/姫路城/西播磨の山城イレブン(感状山城、龍野古城、城山城、尼子山城、坂越浦城・茶臼山城、篠ノ丸城、長水城、楯岩城、白旗城、利神城、上月城)
【中国・四国地方】
【九州・沖縄地方】
【海外】西安城壁・南京城壁・平遥古城
■安土城・三雲城ほか(滋賀県):滋賀県・近江の城
安土城(画像提供:滋賀県文化財保護課)
三雲城(画像提供:滋賀県文化財保護課)
<お城紹介>
水陸の交通の要衝で京の都に近いこともあり、戦国時代には「近江を制する者は天下を制す」と言われるほど重要視された近江(滋賀)。天下統一を目指す織田信長が拠点とした安土城や、近江守護六角氏の重臣として活躍した三雲氏が築いた山城の三雲城など、名だたる武将たちが琵琶湖を囲むように城を築きました。
<ブース内容>
ブース店頭では滋賀県立安土城考古博物館第1期展示改修にかかる寄附金を募集。1,000円以上寄附いただいた方の中から先着500名様に、近江の城-滋賀県中近世城郭分布図1枚、安土城跡赤色立体図クリアファイル1枚、近江ゆかりの武将カード16種16枚1セットを返礼品として差し上げます。また、EXPOサロンでは講座「戦国近江の魅力−徳川家康と近江の城−」(講師:滋賀県文化財保護課の松下浩)を開催し、お城シアターでは「謎に包まれた安土城 令和の大調査開始!」などを上映します。
さらに、鎌刃城・三雲城・八丈岩・猿飛佐助の御城印(各1枚300円。両日合わせて各30~100枚)と、三雲城・猿飛佐助の御城印帳(三雲城1500円、猿飛佐助2500円。両日合わせて各20冊)も販売します。
「滋賀県立安土城考古博物館第1期展示改修」寄付の返礼品セット。左上:安土城跡赤色立体図クリアファイル 右上:近江の城-滋賀県中近世城郭分布図 下:近江ゆかりの武将カード
■国宝 彦根城・佐和山城(滋賀県彦根市):滋賀県彦根市
左:彦根城 右:佐和山城(画像提供:滋賀県彦根市観光交流課)
<お城紹介>
江戸時代の初めに井伊家の城として築かれた彦根城には、国宝の天守だけでなく、重要文化財の櫓や馬屋、名勝の庭園、石垣・堀・御殿跡・藩校跡・武家屋敷がよい状態で残されています。江戸時代の政治や教育、文化のことがよく分かるものがこれだけたくさん残っているのは彦根城だけです。
佐和山城は、鎌倉時代初期、近江源氏・佐々木定綱の六男・時綱が、佐和山の麓に館を構えたのが始まりと伝えられています。南北勢力がぶつかる境目の城として、織田信長・豊臣秀吉の時代には代々有力家臣が配置され、石田三成が城主となってからは、五層の天守を構え、鳥居本を大手とする城であったと言われています。
彦根市のご当地ゲームをアレンジした「城攻めカロム」。手玉を使って各城の縄張図に配置された櫓や曲輪等のコマを弾き、ゴールを目指す
<ブース内容>
ブースではパンフレット配布やSNSフォローキャンペーンを行うほか、御城印や武将印をはじめ彦根城・佐和山城などのオリジナルグッズを販売(枚数限定の手書き御城印は抽選販売)。また、彦根市のご当地ゲームをアレンジした城攻め体験ゲーム「城攻めカロム」を実施。ゴールに入ったコマに応じてステッカーをプレゼントします。
会場限定のお城EXPO 2023バージョン御城印。左:佐和山城御城印(300円) 中央:彦根城博物館版彦根城御城印(400円) 右:「ひこにゃん」版彦根城御城印(300円)
新発売の武将印。左:石田三成武将印 中央:井伊直政武将印 右:井伊直孝武将印(各300円)
<来城者へのメッセージ>
数量限定の手書き版御城印や初登場の武将印のほか、会場限定デザインの御城印も各種ご用意しております。お城EXPO恒例となった「城攻めカロム」も登場しますので、ぜひ「国宝 彦根城・佐和山城」ブースへお立ち寄りください。
■佐和山城(滋賀県彦根市):びわ湖・近江路観光圏活性化協議会
画像提供:びわ湖・近江路観光圏活性化協議会
<お城紹介>
石田三成は全国各地の奉行を務め、太閤検地などにより各地の礎を築いた名官僚であり、秀吉への忠義を胸に関ヶ原の戦いを起こした「義の智将」と言われた人物です。三成の出身地である長浜市には、石田三成屋敷跡に石田会館が建っていて、光成と秀吉との出逢い地である米原市には、有名な「三献の茶」の舞台となった大原観音寺があります。そして秀吉に仕えた光成は、その後彦根市にあった佐和山城を居城としました。
<ブース内容>
当日のブースでは、石田三成に関するパネル展示や動画放映のほか、三成を主人公とした大河ドラマ実現に向けた応援活動(署名など。ノベルティも配布)を実施。また、長浜市・米原市・彦根市の石田三成ゆかりのスポットを分かりやすく説明したパンフレットなどを、三成デザインのビニール袋に入れて配布します。
過去開催時のブースの様子。ひこにゃんや武将隊も署名活動を応援!
ブースで配布予定の近江路ノベルティ
<来城者へのメッセージ>
びわ湖・近江路観光圏活性化協議会では、「石田三成19万4千石の故郷」として、石田三成を主人公とした大河ドラマの制作実現に向けて各種事業を展開しております。ぜひ、署名活動にご協力をお願いします!!
■DELTA
画像提供:DELTA
<ブース内容>
「ひこにゃんとおどろう」は、クリエイティブチーム「DELTA」による体験型の観光コンテンツです。グリーンバックを背景に体験者が音楽に合わせてダンスをし、動きを感知する装置により、体験者のダンスを採点化、ゲーム感覚で何度も挑戦できるコンテンツです。また、体験後は360度AR化された「ひこにゃん」とのダンス動画を個人の端末に保存することができ、SNSでの発信も可能となっています。
■大坂城/大阪城(大阪府大阪市):大阪城パークマネジメント株式会社
画像提供:大阪城パークマネジメント株式会社
<お城紹介>
豊臣秀吉が天下統一の拠点として築城した大阪城。城内には、大坂の陣で落城した後に徳川幕府によって築き直された石垣や、重要文化財に指定された櫓や門など13の古建造物が現存しています。中央にそびえる天守閣は豊臣時代・徳川時代に続く3代目のもので、昭和6年(1931)に市民の寄付金によって復興されました。内部は博物館施設となっており、秀吉の生涯や大阪城の歴史などを学べるようになっています。
過去開催時のブースの様子
<ブース内容>
ブースでは豊臣期大坂城と徳川期大坂城の石垣が比較できるバナースタンドを展示。徳川家康と上方とのつながりや上方での活動に焦点を当てた図録「特別展 上方の家康」(1200円)や、豊臣大坂城の歴史に光を当てた展覧会の資料全114点の写真・解説を掲載した図録「テーマ展 豊臣大坂城史」も販売します(いずれも各日20冊)。また、豊臣石垣公開施設プロジェクトの一口募金(1000円)に協力するとオリジナル記念メダル「太閤通宝」がもらえます(各日300枚限定)。
<来城者へのメッセージ>
大阪城天守閣の情報をはじめ、大阪城の櫓や石垣などの最新情報も取り揃えております。ぜひ大坂城/大阪城ブースへお越しください。
■岸和田城(大阪府岸和田市)
画像提供:岸和田市魅力創造部観光課
<お城紹介>
関西空港から約20分と“世界に一番近い城下町”岸和田にあり、続日本100名城にも選ばれた岸和田城。時代を感じる石垣や天守閣望楼からの眺望は格別です。また、天守閣前の作庭家、重森三玲の手による庭園「八陣の庭」は国名勝にも指定されています。岸和田城周辺には城下町のたたずまいが感じられる歴史的建造物や町並みが残っており、城下町さんぽもおすすめです。
左:過去開催時のブースの様子 右:岸和田市イメージキャラクター「ちきりくん」とじゃんけんで勝負
<ブース内容>
ブースでは岸和田城にまつわる展示のほか、岸和田市イメージキャラクター「ちきりくん」とのじゃんけん大会を開催。また、会場限定の御城印と岸和田城再建70周年記念の新作缶バッチ(200円。各日200個)を販売します。さらにSNS投稿キャンペーンも実施し、ハッシュタグをつけて岸和田城ブースを撮影した写真を投稿した方に限定トートバッグをプレゼントします。
お城EXPO限定の岸和田城御城印
<来城者へのメッセージ>
岸和田城は来年、再建70周年という節目を迎えます。それに合わせて様々なイベントや企画の実施を予定しております。関西空港から車で20分、気軽に立ち寄れる日本の文化遺産。ぜひお越しください。ブースでは記念缶バッチも販売しています。
■郡山城(奈良県大和郡山市):大和郡山市/一般社団法人大和郡山市観光協会
画像提供:大和郡山市/一般社団法人大和郡山市観光協会
過去開催時のブースの様子
<お城紹介>
郡山城は、天正8年(1580)に筒井順慶が築城を始め、天正13年に豊臣秀長が入城して大規模に整備されました。関ヶ原の戦い後に城主不在となりますが、大坂の陣の後に水野勝成が城主となり復興します。以後、松平、本多、柳澤といった譜代大名が城主を務め、明治に廃城となるまで畿内の要所として重要視されました。城郭の主要部分では、堀や転用石材を多数用いた石垣がよく残っています。廃城時に城郭建築は失われましたが、追手門や一部の櫓、極楽橋が再建されています。
<ブース内容>
郡山城御城印帳:1800円(税込)、御城印 お城エキスポ2023Ver 300円(税込)を販売予定。
歴代郡山城主一を明記したポケット付御城印帳です。御城印と併せてどうぞ。
<来城者へのメッセージ>
令和4年11月に郡山城跡が国史跡に指定され、現在郡山城跡公園として整備が進んでいます。今年の11月には緑曲輪と厩に当たる部分が郡山城跡公園として開園しました。最新の郡山城跡情報をご覧ください。
■姫路城(兵庫県姫路市):世界遺産・国宝姫路城
画像提供:姫路観光コンベンションビューロー
<お城紹介>
姫路城は17世紀初頭の日本の城郭建築を代表する史跡建造物として評価を得て平成5年12月11日に日本で初めて世界文化遺産となりました。白漆喰総塗籠の優美な姿は季節や見る方向ごとに違った顔を見せます。
左:姫路城断面図 中央:絵番付 右:字番付 番付とは、建造物を建築する際の建造物自身の各場所を示す記号や座標で、梁や柱に書かれたり刻まれたりしている
<ブース内容>
姫路城で実際に使われていた木材に残る絵番付と字番付を展示。姫路城を築いた大工たちの工夫と遊び心を見ることができます。また、お城EXPO 2023のロゴカラーをモチーフにした限定御城印(1枚500円・税込。各日300枚)も販売します。
<来城者へのメッセージ>
今年で世界遺産登録30周年を迎えた姫路城ですが、まだまだ皆さんに知られていないことがたくさんあります。様々な姿の姫路城を何度でもご覧いただけるように、姫路城ブースでは姫路城のPRはもとより、世界遺産登録30周年記念イヤーの様々なイベントのご紹介をしています。建物が残っているから、資料があるから見える歴史や姿をぜひご覧ください。
■西播磨の山城イレブン(感状山城、龍野古城、城山城、尼子山城、坂越浦城・茶臼山城、篠ノ丸城、長水城、楯岩城、白旗城、利神城、上月城):西播磨ツーリズム振興協議会
西播磨の山城3兄弟(画像提供:西播磨ツーリズム振興協議会)
<お城紹介>
西播磨ツーリズム振興協議会では兵庫県西播磨地域に130以上ある山城をはじめとする史跡や伝統文化体験を活用し、西播磨への誘客を図るため、「西播磨の山城」の魅力発信に取り組んでいます。多くの山城の中でも主要な山城を「山城イレブン」と銘打ちPRしています。戦う目的で建造された軍事施設としての山城は、500年以上の時を経て一部風化しているものもありますが、当時の武将の知恵や戦場のありさまがリアルに垣間見え「歴史の追体験」を楽しめます。
左:往時の山城を体感できるARアプリ「西播磨の山城へGO」 右:「特別版 お城EXPO in 姫路」でのブースの様子
<ブース内容>
ARアプリ「西播磨の山城へGO」の開発者で城郭研究家・城郭CGディレクターであるユーザックシステムの本岡勇一氏がブースで特別解説を実施。城郭研究家・木内内則氏による「創造復原図」の展示も行います。
また当日は、お城EXPO 2023で新登場となる「西播磨の山城御城印」のクリア版7種類(1枚500円。各山城200枚)を販売。さらに「西播磨山城3兄弟」のトートバッグを各日先着300人に、さらにARアプリをダウンロードすると「山城ピクトグラムコースター」をプレゼントします。
<来城者へのメッセージ>
このお城EXPO 2023を通して「西播磨の山城」を知って、足を運んでいただけたら嬉しいです。当日は西播磨の山城の魅力をたっぷり詰め込んだブースで多くの方々のご来場をお待ちしております。
■晴れの国おかやま(岡山県)
<ブース内容>
歴史ロマンあふれる「晴れの国おかやま」への旅行情報をご提供します。岡山県の観光に関するアンケートに回答した人には、お城EXPO限定の岡山五名城御城印(1日200枚)をプレゼント!
<来城者へのメッセージ>
魅力いっぱいの観光情報を取りそろえた岡山県ブースにぜひお立ち寄りください!
■津山城(岡山県津山市):岡山県津山市
画像提供:岡山県津山市観光振興課
<お城紹介>
津山城は吉井川と宮川の合流点を望む小高い山を利用して築かれた、日本三大平山城の一つです。本能寺の変で討死した森蘭丸の弟・森忠政が元和2年(1616)に築城し、明治の廃城令によって建造物はすべて取り壊されましたが、地上から45mに及ぶ立派な石垣が当時の面影を残しています。2005年には築城400周年を記念して備中櫓が復元され、石垣と共に新たな人気スポットとなっています。「日本100名城」「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
<ブース内容>
ブースでは津山城の整備状況や発掘調査の成果などを報告する年1回の発行物「津山城だより」を配布するほか、お城EXPO限定版の津山城御城印(1枚500円。2日間で約500枚)を販売します。
<来城者へのメッセージ>
日本三大平山城に数えられる津山城。地上から45mに及ぶ石垣が当時の面影を残しています。2005年には築城400年を記念して備中櫓が復元され、石垣とともに人気スポットとなっています。
■岡山城(岡山県岡山市)
画像提供:おかやま城下町物語実行委員会
<お城紹介>
岡山城は、慶長2年(1597)頃に五大老の一人・宇喜多秀家によって築城されたお城です。一説によると、豊臣秀吉の指導の下で建てられたとも。外壁は黒塗りの下見板で覆われており、烏城(うじょう)の別名があります。戦災で天守は焼失しましたが現在は再建され、昨秋、リニューアルオープン。展示監修は、岡山市出身の歴史家・磯田道史氏です。
過去開催時のブースの様子
<ブース内容>
ブースでは素敵な景品がもらえる岡山城ミニクイズ大会(1日1回)や、岡山県から来た各ブースをめぐるとガラポン抽選会に参加できる「おかやま お城クイズラリー」(中学生以下対象)など楽しいイベントを実施。さらに、お城EXPO 2023限定デザインの御城印を枚数限定で販売(1枚600円。2日間600枚・一人2枚まで)。また、岡山城SNSをフォローすると岡山城グッズがもらえます。
<来城者へのメッセージ>
岡山城ブース史上、最も充実した内容で皆様のお越しをお待ちしております。お気軽にお立ち寄りいただき、魅力あふれる岡山城をこの機会にお楽しみください!!
■備中松山城(岡山県高梁市):(一社)髙梁市観光協会 高梁支部
画像提供:(一社)髙梁市観光協会 高梁支部
<お城紹介>
国指定重要文化財の備中松山城は「現存12天守」の一つで、天守が現存する“唯一の山城”です。標高430mの臥牛山小松山山頂にそびえ、岐阜の岩村城、奈良の高取城と共に日本三大山城にも数えられています。9月下旬から4月初旬(特に10月・11月)には雲海に包まれる幻想的な姿を見ることもでき「天空の山城」とも形容され親しまれています。また、今年で5御在位5周年を迎えた大人気の猫城主さんじゅーろーが住む城としても有名です。
過去開催時のブースの様子
左:雲海に浮かぶ備中松山城をイメージしてデザインしたお城EXPO 2023限定御城印(1枚500円。全日800枚) 右:くまみね先生描き下ろしによる猫城主さんじゅーろー御在位5周年記念御城印(1枚300円。全日500枚)
上:オリジナル御城印帳(2800円) 下:猫城主さんじゅーろー卓上カレンダー(1320円)
<ブース内容>
岡山城とのコラボ企画「おかやまお城クイズラリー」を開催。対象ブースを巡ってクイズに全問正解し、岡山城ブースでガラポンを回すと、猫城主さんじゅーろーのラバーキーホルダーや備中松山城のフレークシールなどのグッズがもらえます。また、限定版となる各種御城印、新発売の御城印帳、猫城主さんじゅーろーの卓上カレンダーなどのグッズも販売します。
<来城者へのメッセージ>
お城EXPOに備中松山城が出展します。備中松山城を愛するお城ファン、そして備中松山城をまだ知らない方にも楽しいブースとなっています。お城EXPO 2023にお越しいただき、備中松山城へ来城するきっかけにしていただけると幸いです。当日はブースで皆様をお待ちしております。ぜひお立ち寄りください。
■郡山城・広島城・福山城(広島県):広島の三名城(郡山城・広島城・福山城)
郡山城(画像提供:広島市文化財団)
広島城(画像提供:広島市文化財団)
福山城(画像提供:広島市文化財団)
<お城紹介>
毛利一族の本拠地であり、江戸幕府が西国の防御拠点として重視した広島県を代表する3つの名城──。毛利元就が生涯の居城とした西日本最大級の戦国山城・郡山城。毛利元就の孫・輝元が五重五階の望楼型天守に2基の小天守を連ねて壮大に築いた広島城。そして譜代大名の水野勝成が西国鎮衛の拠点として築き、昨年には天守北側鉄板張が復元された福山城。いずれも豪壮な姿やスケールを今もとどめ、日本100名城に選定されています。
左:郡山城VRゴーグルによる登城体験 右:郡山城の模型も展示予定
<ブース内容>
郡山城:郡山城の赤色立体地図などのパネル展示やVRゴーグルによる登城体験のほか、学芸員による法螺貝と郡山城のディープな解説を行います。また、通常は安芸高田市歴史民俗博物館でしか手に入らない安芸高田市歴史民俗博物館図録(1000円)や郡山城赤色立体地図クリアファイル(400円)を出張販売します。
広島城:広島城について紹介するブースでは、各日先着250人に広島城キャラクター「しろうニャ」のクリアファイルが配布されるほか、お城EXPO 2023限定「広島三名城御城印」(1枚500円。各日800枚)を販売。また、質問を受けるフリートークも楽しめます。
福山城:ブースでは令和の大普請で復元された福山城北面の鉄板張について紹介するほか、福山城切抜御城印の冬バージョンを販売(1枚600円。各日500枚)。質問を受けつけるフリートークも楽しめます。
お城EXPO2023限定「広島三名城御城印」
福山城の冬季限定切抜御城印。雪の模様と鉄板の組み合わせが美しい
広島城キャラクター「しろうニャ」。比翼千鳥破風に見せかけた耳と下見板張り風の首輪がチャームポイント
<来城者へのメッセージ>
安芸毛利氏の本拠で毛利元就が生涯を過ごした郡山城は、戦国山城の到達点と言える城です。山麓には元就の墓所や歴史民俗博物館もあり、城好きならば、ぜひ一度お越し下さい!(郡山城)
美しい天守で国宝に指定されていましたが原爆で倒壊という数奇な運命をたどった天守です。今後の新たなスポット「三の丸歴史館」についても紹介します。ぜひご覧ください。(広島城)
昨年リニューアルオープンすることで、往時の姿を取り戻した福山城ですが、北面鉄板張は全国でも例のないものです。そうした復元工事についても紹介します。ぜひご覧ください。(福山城)
■赤穴瀬戸山城(島根県飯石郡):尼子十旗 赤穴瀬戸山城
赤穴氏の家紋「並び矢」(画像提供:飯南町観光協会)
<お城紹介>
歴史書「雲陽軍實記」には、戦国大名尼子氏の重要家臣十人の居城を「尼子十旗」と記しています。赤穴氏の居城・赤穴瀬戸山城は第四の支城として重要視され、また彼自身も忠義に厚い武将として宿敵の毛利元就から一目置かれたエピソードが残ります。現在も石垣、虎口、土塁などの遺構が往時の様子を物語っています。
<ブース内容>
coming soon
■月山富田城(島根県安来市):島根県安来市
画像提供:安来市観光協会
<お城紹介>
戦国時代の中期、出雲国の風雲児尼子経久は守護代から戦国大名に駆けのぼり、山陰・山陽にまたがる一大勢力を築いた名君。その本拠が、日本一の山城とも賞される難攻不落の月山富田城です。群雄割拠の世、毛利元就による徹底的な兵糧攻めを一年半耐え抜いたが、遂に開城し尼子氏は滅亡を迎えました。その後、「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈り、主家再興と領地奪還に奔走した家臣山中鹿介の逸話は有名です。
月山富田城の御城印と御城印帳をセットで販売
月山富田城ポロシャツ
当日開催のクイズ正解者にはクリアファイル(左)や尼子経久ウッドスタンド(右)をプレゼント
<ブース内容>
ブースでは月山富田城関係の展示やパンフレット配布のほか、正解するとオリジナルグッズがもらえるクイズを実施。また、通常は現地でしか手に入らない御城印と御城印帳をお城EXPO限定で販売!(1セット2500円。350セット限定)さらに、月山富田城のロゴマークを金色でプリントしたポロシャツをM・L・LL各サイズ限定30枚(3000円)でご用意します。
<来城者へのメッセージ>
新たな発見があります。山陰の雄尼子経久と悲運の家臣山中鹿介に会いに、日本百名城月山富田城ブースへお越しください!
■国宝松江城(島根県松江市):(一社)松江観光協会
画像提供:(一社)松江観光協会
<お城紹介>
関ケ原合戦の戦功によって出雲・隠岐二国の領主となった堀尾氏によって築城された国宝松江城。堀尾氏は当初、安来市広瀬町の月山にあった富田城に入城しましたが、松江の地に新たな城と城下町の建設を決意し、慶長12年(1607)に築城を始め、同16年(1611)に完成しました。
全国に現存する12天守の一つで、別名「千鳥城」とも呼ばれています。2015年7月、国宝に指定されました。最上階の望楼まで登ると、松江市街や宍道湖が一望できる絶景スポットとなっています。城山公園内には散歩道があり、松や竹林、桜や椿、梅など四季折々の自然が楽しめます。
“まつえ若武者隊”や“まつえ時代案内人”による「天下一やさしい!お城歴史講座」
<ブース内容>
お城EXPOでも毎年大好評の“紙芝居風武者話”をグレードアップ! 松江城にて普段おもてなしやガイドをしている“まつえ若武者隊”“まつえ時代案内人”が、「天下一やさしい!お城歴史講座」と題して講座形式にて分かりやすく解説します(演題は「松江城」ほか4つ。所要時間は各30分ほど)。他にも、半紙に書いた「悪」の一文字とともに今年一年の悪縁を文字通り一刀両断する「運気上昇!悪縁斬り」や、武者たちが出題する問答(クイズ)に答えて景品をゲットする「松江城ご当地クイズ」などイベントが満載です。
松江市在住の書家「路上詩人こーた」氏がブースで「松江城御城印EXPO特別バージョン」を書き下ろし
またブースでは、松江観光大使でもある地元書家こーた氏書き下ろしとなる「松江城御城印EXPO特別バージョン」(1000円・税込)を1日1種限定で販売。1日目は“銀色の分銅紋と千鳥”に“金色の文字”で鮮やかにしたためた黒色のお城EXPO限定デザイン(200枚)、2日目は今年のGW期間中に限定販売した朱色の1日限定復刻版(100枚)です。松江城御朱印帳(2420円・税込)と合わせてお買い求めください。
<来城者へのメッセージ>
今年も、まつえ若武者隊本間亀二郎が参陣して、松江城や周辺のお城の魅力をお伝えしますので、気軽にお声がけください。大好評の紙芝居風の講座に力を入れつつ、お城EXPO限定デザインの御城印も販売しますので、お楽しみに‼ なお当日のタイムスケジュールは「まつえ若武者隊のブログ」や当日ブースにてご確認ください。
■宇和島城(愛媛県宇和島市)
画像提供:宇和島市商工観光課
<お城紹介>
慶長20年(1615)に伊達政宗の長男、秀宗が入城後、「南海の伊達」9代の居城となった宇和島城。かつては築城の名手として名高い藤堂高虎が慶長6年(1601)に建築した望楼型の天守がありました。寛文4年(1664)から宇和島伊達家2代藩主の宗利が天守以下城郭の大改修を行い層塔型天守に改修し、現在に至ります。周囲をめぐっていた堀は埋め立てられましたが、城内には藤堂時代から幕末まで多種多様な石垣が残ります。
宇和島城クリアファイル
宇和島城タオルハンカチ
<ブース内容>
ブースでは解説パネルの展示やお城関連グッズの販売を行うほか、来場者へのアンケートも実施。回答した人には各日先着150人にお城EXPO 2023限定デザインの宇和島城限定缶バッジ(全5種類・ランダム)をプレゼント!
<来城者へのメッセージ>
現存12天守の中で最南・最西に位置する宇和島城が、今回お城EXPOに初出展します。藤堂高虎が築き、伊達宗利が改修した名城。ぜひブースでその魅力を感じてください。
■阿波一宮城・勝瑞城(徳島県):徳島市/藍住町
左:阿波一宮城 右:勝瑞城(画像提供:徳島市教育委員会)
<お城紹介>
阿波一宮城は徳島県における最大規模の山城。東西800m、南北500mの範囲に曲輪が配置され、竪堀、堀切などの防御施設を随所に構えた堅城です。
勝瑞城は細川氏や三好氏が本拠とした城郭。周囲に水堀を巡らせ、一部に土塁が残っています。また、庭園跡や会所跡などが発掘調査で見つかっています。
<ブース内容>
ブースでは阿波一宮城・勝瑞城に関する展示のほか、発掘調査の成果報告や楽しいVR体験を実施。また、藍染和紙に一品ごとに手書きで製作したお城EXPO限定オリジナル御城印(1枚2000円。150枚)も販売します。
<来城者へのメッセージ>
今回、徳島県から初めて出展いたします。この2城は泡の戦国時代を代表する城郭です。歴史や景観など見どころがたくさんありますので、まずは知っていただくとともに、ぜひ現地徳島へも足をお運びください。
■小倉城(福岡県北九州市):一般社団法人まちはチームだ
<お城紹介>
小倉城は福岡県唯一の天主閣であり、その規模は全国有数。慶長7年(1602)に細川忠興公が築城した名城で、1959年に再建された北九州のシンボル。天守閣ライトアップ、庭園でのレーザーショーは毎日開催。他にも天守閣バー、ナイトショー、2022年10月にデビューした小倉城武将隊など様々なコンテンツを楽しめ、イベントも豊富。行くたびに出逢いのあるエンターテイメントエリアです。スタッフが江戸時代風コスチュームで出迎える「おもてなし」も嬉しい!
<ブース内容>
ブースでは小倉城に関する展示や北九州市の観光案内のほか、普段は実際に登城しないと購入できない御城印(500円。3000枚)などのグッズを販売・さらに小倉城武将隊のメンバーがブースでお迎えします。
<来城者へのメッセージ>
日本一面白き城・小倉城ブースへぜひ足をお運び下さい。小倉城武将隊もお待ち申し上げております。
■名護屋城(佐賀県唐津市):肥前名護屋城跡(佐賀県・唐津市)
画像提供:唐津市地域交流部肥前名護屋城室
<お城紹介>
佐賀県唐津市にある肥前名護屋城跡は、当時の大坂城に次ぐ規模のお城を誇っており、豊臣秀吉の号令で、徳川家康や前田利家、伊達政宗など全国から150を超える名だたる大名や武将が一堂に集結したお城です。
<ブース内容>
ブースでは肥前名護屋城跡にまつわる展示やVR名護屋城体験のほか、唐津観光LINEアカウントお友だち登録かつアンケートに答えるとオリジナル肥前名護屋城グッズが当たるハズレなし抽選会を実施。また、「名護屋城へカモーン」お城EXPO限定トートバッグ(1500円・税込)などのグッズも販売します。
お城EXPO限定オリジナルトートバック。豊臣秀吉や徳川家康・前田利家など全国から名だたる武将が集結したことにちなんだデザインで、武将家紋バッジ9種付属
<来城者へのメッセージ>
佐賀県唐津市にある肥前名護屋城跡は、全国から150を超える名だたる大名や武将が集結したお城です。茶の湯や能など、現在に繋がる桃山文化が花開き、大きく発展したはじまりの地という、メッセージを込めて「はじまりの名護屋城。」をコンセプトに、魅力をPRしています。地元にゆかりのある大名や武将を探しに、肥前名護屋城跡(佐賀県・唐津市)のブースへぜひ、お立ち寄りください!
■福江城(長崎県五島市):(一社)五島市観光協会
画像提供:(一社)五島市観光協会
<お城紹介>
黒船の来航に備え、五島家第30代領主盛成公によって建てられた福江城(石田城)。文久3年(1863)の完成から9年後に明治政府によって解体された、日本最後の海城として知られています。築城当時は日本で唯一の三方を海で囲まれた海城で、幕末期の海上防衛や異国船の来訪に備えるため城内には台場(砲台)が設けられていました。城の裏門である蹴出門と五島氏庭園が現存しています。
<ブース内容>
当日は福江城35代当主が来場! 殿とのおしゃべりを楽しめるほか、楽しいお城クイズも開催します。また、初めて殿自らデザインした御城印とファイル冊子セット(いずれも500円。500枚限定)も販売します。
<来城者へのメッセージ>
現35代殿がブースに登場します。お楽しみに。
■原城(長崎県南島原市):原城跡(南島原市世界遺産推進室/南島原市世界遺産市民協働会議)
画像提供:南島原市教育委員会世界遺産推進室
<お城紹介>
原城といえば「島原・天草一揆(島原の乱)」の主戦場です。南島原市は南蛮船来航にはじまり、キリスト教信仰が盛んな地域でした。しかし、幕府によるキリスト教を排除する政策や飢饉によって、日本史史上最大の一揆である島原・天草一揆が起こります。天草四郎を総大将として約2万人を超えるキリシタンが原城に籠城し、12万の幕府軍によって鎮圧されました。
過去開催時のブースの様子
世界文化遺産登録5周年記念の木製絵図プレート
世界文化遺産登録5周年記念の限定御城印2種類
<ブース内容>
ブースでは原城に関する資料展示のほか、世界文化遺産登録5周年記念の限定御城印2種類(1枚1000円。700枚)や木製絵図プレートの販売を予定。御城印は作家・柏本龍太氏が原城の風景を切り取って描いた、とてもデザイン性の高いものです。
<来城者へのメッセージ>
長崎県南島原市の原城跡です! よく隣の島原市・島原城と勘違いされやすいのですが、この機会に<南島原市の原城跡>と<島原市の島原城>と覚えていただけたら嬉しいです☆彡
■島原城(長崎県島原市):株式会社島原観光ビューロー
画像提供:島原観光ビューロー
<お城紹介>
松倉重正が元和4年(1618)から約7年の歳月をかけて築いた島原城。本丸・二の丸・三の丸が並ぶ連郭式で、五重五階の層塔型天守を中心に3棟の三重櫓・33棟の平櫓が建っていました。石垣の延長は約4kmにも及び、折を多用した高石垣の美しさが実に見事です。また、2024年には築城400年を迎え、年明けから色々なイベントや特別展を計画しています。
過去開催時のブースの様子
<ブース内容>
ブースでは島原城築城にまつわる展示や築城400年の案内、島原城をはじめとした観光PR、お城EXPO限定「島原城築城400年御城印」(1枚400円。2日間400枚)など島原城グッズの販売を実施。さらに島原城七万石武将隊がPRのために参陣します!
<来城者へのメッセージ>
来年築城400年を迎える島原城では様々なイベントが計画されています。今回の出展では島原城魅力を知っていただき、足を運びたくなるブースになっておりますのでお楽しみに!!
■金田城(長崎県対馬市):(一社)対馬観光物産協会
画像提供:(一社)対馬観光物産協会
<お城紹介>
金田城は、中大兄皇子(天智天皇)が西日本各地に配置した古代山城群の最前線として667年に築きました。三方を取り囲む海をお堀代わりに、天然の断崖絶壁および2.2kmもの石塁により守られ、おもに関東から派遣された防人が国境監視の任にあたりました。
明治期には対ロシアを想定した城山砲台として再整備され、山頂近くの砲台跡に物資を運ぶための約2.4kmの馬車道(軍道)は現在、格好のトレッキングルートとして利用されています。城壁のほぼすべてが石塁で構成され、排水のための水門、城の出入りを管理する城戸などの遺構も確認され、長崎県初の国特別史跡に指定されました。
金田城を守った防人や清水山城の石垣をモチーフにした御城印を3種類販売
<ブース内容>
当日はブースで観光パンフレットやお城パンフレットを配布するほか、金田城(新・旧)と清水山城の御城印3種類の販売(各1枚500円。3枚セット1000円)、お城情報の提供などを行います。
またEXPOサロンでは「金田城まるごと探訪トークセッション」を開催。お城ライターで対馬お城大使の萩原さちこさんを招き、金田城の概要、見どころ、特別な楽しみ方(マイナールート、船から見る金田城など)、いまなお残る謎、昨年度の現地踏査の様子などを、スライドを交えながら楽しくお伝えします。
<来城者へのメッセージ>
九州と朝鮮半島の間に浮かぶ国境の島・対馬には、常に外国との交流と攻防の歴史が刻まれてきました。7世紀に築かれ、防人が守った国防の最前線・金田城をはじめ、国境の歴史ロマンをぜひお楽しみください。
■熊本城(熊本県熊本市)
画像提供:熊本城総合事務所総務管理課
<お城紹介>
加藤清正が慶長12年(1607)に完成させた熊本城。歴史的建造物の復元整備を行っている中、平成28年熊本地震では甚大な被害を受けました。現在、長い歳月と多大な経費を要する熊本城の復旧に取り組んでいます。令和3年6月に天守閣が復旧し、内部をご覧いただけるようになりました。
今なお、熊本城域の一部では立ち入り規制が続いていますが、地上高さ約6m、長さ350mの空中回廊「特別見学通路」から今しか見られない復旧過程を段階的に特別公開しています。
ブースでの「復興城主」申込者への特典。左上:城主証 右上:城主手形 左下:デジタル芳名板(天守閣4階他1カ所に設置) 右下:熊本城内の伐採木で作成した楠ブロック(当日先着50名)
<ブース内容>
ブースでは現在の熊本城の復興状況をパネル展示し、1回1万円以上の寄附で熊本城主になれる「復興城主」の寄附出張窓口を開設。また、お城EXPO限定の御城印(1枚500円。各日500枚)や熊本城グッズセット(1セット3000円。各日300個)を販売し、楽しいじゃんけん大会も予定しています。
<来城者へのメッセージ>
震災から7年が経過していますが、復旧・復元には長い年月を要します。ブースでは現在の熊本城の状況を展示します。また、熊本城初の限定レアグッズを数量限定で販売しますので、ぜひ熊本城ブースへお越しください。
■首里城(沖縄県那覇市):一般財団法人沖縄美ら島財団
上:焼失前の首里城正殿 下:復元工事中の首里城。「見せる復興」の一環として、復元予定の首里城正殿のイメージ絵が木材倉庫の壁面に描かれている(画像提供:首里城公園)
<お城紹介>
琉球王国は1429年から1879年までの450年間続いた独立国家で、中国、日本、東南アジアとの貿易を通じて独自の文化を発展させました。その王国の政治・外交・文化の中心として栄華を誇ったのが、首里城です。
2019年10月31日未明に、正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめする9施設が焼失しました。現在は2026年の首里城正殿完成を目指して、日々復元工事が進められております。素屋根見学エリアでは正殿工事の様子を窓ガラス越しにご覧いただけます。
<ブース内容>
ブースでは「復興の歩み」を記録したパネルを中心に、首里城にまつわる展示を実施。さらに「首里城公園VR体験」で現在の復興状況を見ることもできます。また、世界遺産に登録されている5つのグスクが連携して作った「世界遺産 琉球王国のグスク コラボ御城印」(1枚500円)も販売します。
左:世界遺産 琉球王国のグスク コラボ御城印 右上:過去開催時のブースの様子 右下:復元工事エリアの中の様子をVRで体験できる
<来城者へのメッセージ>
首里城公園ブースでは首里城復興の歩みをご紹介します。VR体験コーナーでは復元工事エリアの中の様子をご覧になれます。
■座喜味城(沖縄県中頭郡):世界遺産 座喜味城跡【沖縄県 読谷村】
画像提供:一般社団法人 読谷村観光協会
<お城紹介>
座喜味城は、琉球王国が日本・中国・東南アジア諸国との交易を通して繁栄した15世紀初頭、築城の名人と言われた読谷山按司『護佐丸』によって築かれたと言われています。標高120m余の丘陵地に立地しており、最も高い所からは読谷村のほぼ全域を眺望することができます。2つの郭で構成される城壁にはアーチの石門が造られ、重厚で美しい曲線になっているのが特徴です。
<ブース内容>
ブースでは座喜味城オリジナル御城印、武将印(各1枚500円)、御城印帳(3000円)のほか、お城EXPO 2023限定デザインの御城印(700円。各日300枚)を販売します。
左:座喜味城オリジナル御城印 右:血気盛んな30代の護佐丸のイラストが描かれた武将印
お城EXPO 2023限定デザインの御城印。左が初日の12月16日、右が2日目の12月17日に販売されるタイプ
<来城者へのメッセージ>
琉球の築城家として名高い「護佐丸」が先進的な建築技術で築城した、見事な曲線が美しい世界遺産「座喜味城跡」。その魅力を知れるブースとなっているので、多くの皆様のご来場をお待ちしております!
■浦添城(沖縄県浦添市):日本遺産「浦添城跡」
画像提供:一般社団法人浦添市観光協会
<お城紹介>
13世紀末に造られたグスクで、中山(沖縄県本島中部)を勢力下に置く支配者の拠点と考えられています。14世紀後半から15世紀前半頃には大規模なグスクになりました。政権拠点が首里城に移った後の16世紀には第二尚氏第3代の尚真王の長男である尚維衡が住み、それ以降は彼の子孫が屋敷を構えていたようです。
しかし1609年の薩摩侵入の時に焼け落ちてしまいました。1945年の沖縄戦ではグスクがある丘陵は前田高地(米軍にはハクソー・リッジ)と呼ばれ日本軍の陣地となったことから激戦地となり、残っていた石積み城壁などが失われてしまいました。
過去開催時のブースの様子
<ブース内容>
当日はブースで浦添城跡にまつわる展示やパンフレット配布を実施。また、通常版の御城印のほか、お城EXPO限定デザインの御城印も枚数限定で初販売します(1枚500円。両日400枚)。
<来城者へのメッセージ>
日本遺産にも登録された琉球王朝発祥の地「浦添城跡」! お城好きの皆様の目に留まるような御城印もご用意しております♪ ぜひ「浦添城跡」ブースへ足を運んでいただきますよう、ゆたしくうねげーさびら~!
■中城城(沖縄県中頭郡):一般社団法人中城村観光協会
画像提供:一般社団法人中城村観光協会
<お城紹介>
沖縄県内には300ほどのグスクがあると言われていますがその中でも中城城跡は保存状態が良く、琉球石灰岩で造られた城壁やアーチ門などの遺構は約8割が築城当時のものです。14世紀後半から先中城按司が数世代にわたって築いたと言われ、1440年頃、それまで座喜味城主であった護佐丸が琉球王の命により中城城へ移り住み、北の郭と三の郭を増築したと伝えられています。
中城城跡は、野面、布及び相方の3つの石積み技法が使用されており、築城の過程を追うこともできることから「石積みの博物館」とも呼ばれています。2000年12月2日、琉球王国のグスク関連遺産群として世界遺産に登録されました。
左:グッズを購入するともらえる中城城跡関連グッズ(ペア入場チケット、紹介カード) 右:ブースでは琉球石灰岩3種切石サンプルを展示
当日は武将護佐丸がお出迎え
<ブース内容>
ブースでは中城城や城主護佐丸にまつわる展示のほか、城壁の素材である琉球石灰岩のサンプルを展示。また、15世紀頃の中城城と中秋の名月をテーマにデザインしたお城EXPO 2023限定御城印なども販売し、商品購入者には中城城跡関連グッズをプレゼントします。
<来城者へのメッセージ>
今年は15世紀頃の中城城をテーマに物販や展示物を展開します! お城EXPO限定御城印も販売しますよ。本土のお城とは違った琉球王国時代のグスクを存分に楽しんでいただきたいと思います。
■勝連城(沖縄県うるま市):沖縄県うるま市
画像提供:(一社)うるま市観光物産協会
<お城紹介>
勝連城跡は、琉球王国が安定していく過程で王国に抵抗した地方の有力城主・阿麻和利(あまわり)の居城として有名です。自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われる勝連城ですが、優雅な曲線を描く城壁は、芸術的な美しさを感じさせます。頂上に登るとコバルトブルーに輝く太平洋が一望できる沖縄有数の景勝地で、高い標高にある城からの眺めは絶景です。世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つで、続日本100名城。
<ブース内容>
ブースでは阿麻和利の人物像や勝連城跡の出土品を展示し、勝連城跡の絶景を大型バナースクリーンで再現した写真スポットを設置。うるま市教育委員会文化財課学芸員が講師を務める特別講座「~琉球のグスクって何?~」も開催し、グスクの歴史や構造を分かりやすく解説します(所要時間約20分。参加者にはお城EXPO 2023限定の講座資料をプレゼント)。他にも楽しいイベントとして、うるま市地域PRキャラクター「うるうらら」が阿麻和利に扮して登場したり、現代版組踊り「肝高の阿麻和利」のショートバージョンの演舞を実施します。
左:阿麻和利の半生を演じる現代版組踊り「肝高の阿麻和利」の演舞をブースで披露 右:うるま市地域PRキャラクター「うるうらら」の顏と目は、実は勝連城の城壁のカタチ!
また、普段は現地でしか手に入らない勝連城跡オリジナル御城印、勝連城跡コラボ御城印(各1枚500円。各日100枚)、勝連城跡オリジナル御城印帳(2500円。20冊限定。1冊につき御城印1枚プレゼント)を販売。さらに、勝連城跡&あまわりパーク無料入場券に近隣の人気飲食店や土産品店のクーポン券をセットにした「うるまで使える感動優遇チケット」を、勝連城跡オリジナルポストカードをセットにして配布します(2000セット限定)。
琉球王国の4つのグスクとコラボした勝連城跡御城印(写真中央)
<来城者へのメッセージ>
世界遺産勝連城跡は、今年で3回目の参戦となります。初めての試みとして、「グスク整備」を専門とする学芸員さんの講座を開催いたします。沖縄の土の中に詰まった夢とロマンのお話を存分にお楽しみいただける内容をご用意いたしました。また、ステージイベントとして、現代版組踊り「肝高の阿麻和利」のステージ(約20分)もあります。皆さまのご来城、心よりお待ちしています!!
■国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城):国宝城郭都市観光協議会
<お城紹介>
かつて全国に3万以上あったとされる城の中で、国宝に指定されているのは松江城、姫路城、彦根城、犬山城、松本城。これら「国宝五城」は、まさに日本の宝、日本を代表する城です。
<ブース内容>
coming soon
■西安城壁・南京城壁・平遥古城(中国):中国駐東京観光代表処
西安城壁(画像提供:中国駐東京観光代表処)
南京城壁(画像提供:中国駐東京観光代表処)
平遥古城(画像提供:中国駐東京観光代表処)
<お城紹介>
陝西省の西安城壁、江蘇省の南京城壁、山西省の平遥古城は明朝時代に築かれた城郭都市。かつて外敵から国を守るために作られた城壁たち。西安城壁はシルクロードの起点、南京城壁はかつては皇族のお城、平遥古城は金融都市として名を馳せました。彼らは現在、庶民の生活に溶け込み、その都市になくてはならない景観として、さらには観光地として、新たな歴史を刻み続けています。
<ブース内容>
ブースでは中国観光に関するパンフレットの配布、さらにSNSをフォローした人を対象にパンダなどのノベルティ抽選も行います!
<来城者へのメッセージ>
古い歴史のある中国の代表的な城壁をご紹介します。また、中国全土の資料やノベルティの配布も致しますので、ぜひ中国駐東京観光代表処ブースへお越しください!!
■TOPPAN株式会社
画像提供:TOPPAN株式会社
<ブース内容>
「まちかどをミュージアムに!」最新のVR・AR技術を使って、歴史の世界へ旅に出よう!
ストリートミュージアム®は史跡を往時の姿に復元したVR/ARをその場所で見ることができる現地体験型スマホアプリ(無料)です。設定されたVR/ARポイントに行くと、その場所のVR/ARを見ることができます。さらに、スタンプラリーや音声ガイド、古地図を使ったまち歩きなども、楽しめます。
当日のブースでは、ストリートミュージアム®を使ったリアル宝探し「江戸城に隠された徳川家康の財宝を探せ!」が体験できます。アプリで手がかりを集め、宝のありかを解き明かして正解を導いたら景品をプレゼント! また、くずし字解読アプリ「古文書カメラ®」を使った古文書解読体験、アバター遠隔コミュニケーションサービス「NARiKiRÜ®」による忍者アバターの操作・配信体験も実施。体験者には、くずし字マスキングテープやクリアファイルなどがもらえます。
<来城者へのメッセージ>
「AR謎解き」「AIアプリでの古文書解読」「アバターで忍者にナリキル」が体験できます。AR謎解きの景品は、「手乗り江戸城天守」のARカードです。感動やワクワクを味わえます。ぜひ、お越しください!
■キャドセンター
画像提供:株式会社キャドセンター
<ブース内容>
キャドセンターは、3D空間制作や建築ノウハウをベースに、精緻な城郭CGの再現やそのデータを基に新たなお城の楽しみ方を提案するクリエイティブ集団です。今年は静岡県掛川市にある難攻不落の戦国の山城・高天神城で実際に展開中のAR/VRアプリ「バーチャル攻略 高天神城」体験と、高天神城での絶叫バンジージャンプをVRと専用装置で楽しめる「VR 高天神城バンジー」(整理券配布)をそれぞれ出展します。
<来城者へのメッセージ>
「高天神を制するものは遠州を制す」と言われた高天神城。落城から四百年余り、あの日の姿がよみがえる!
■クラブツーリズム株式会社
画像提供:クラブツーリズム株式会社
<ブース内容>
クラブツーリズム株式会社 カルチャー旅行センターでは、日本100名城、続日本100名城など全国にあるお城のツアー、また日本100名城には入らない全国の遺構等が残るお城や石碑などがあるお城のツアーを販売しています。
■戦国IXA(イクサ)
<ブース内容>
戦に勝利し、戦国の覇者となれ!
「戦国IXA」は、プレイヤーが織田家や徳川家などの大名家に所属する一員となり、天下統一をめざす本格オンライン戦国シミュレーションカードゲームです。武将カードと兵士を組み合わせて部隊を編成し、内政で国力を高め、合戦では他のプレイヤーと同盟を結び、大規模なオンライン合戦で天下統一をめざしましょう! 基本無料で、PC・スマホがあればすぐに遊べます!
『戦国IXA』に登場する「いくさにゃん」と会える
「吉乃」と「瀬名姫」もリアル姫としてブースに登場
当日のブースには、『戦国IXA』に登場する「吉乃」「瀬名姫」がリアル姫として出演! 一緒に記念撮影すると特製の「姫カイロ」(各日1000個)がもらえます。他にも来場者特典として、いくさにゃんの「お面」(約1600枚)や、戦国コメディ漫画「#つれづれIXA」から厳選した「4コマ漫画チラシ」(各日1000枚)をプレゼントします。
さらに当日はお得なキャンペーンも実施。公式Xのリポスト&投稿すると抽選で5名様に2,000円分のえらべるPayをプレゼント! さらに「#戦国IXA」をつけて、お城EXPO 2023『戦国IXA』ブースで撮影した写真をXに投稿すると、抽選で3名様に戦国武将デザインのポータブル加湿器が当たります。
<来城者へのメッセージ>
『戦国IXA』に登場する「吉乃」「瀬名姫」「いくさにゃん」が出演! 無料配布やキャンペーンも盛りだくさんの『戦国IXA』ブースに、ぜひ遊びに来てね!
■JR東海
当日配布予定のノベルティ。左:オリジナルデザイントートバッグ 右:「東海道新幹線で行く史跡めぐりの旅~家康公ゆかりの地を訪ねて~」の特別抜粋版ミニ冊子
<ブース内容>
JR東海の沿線のお城巡りをする際は、スマートEX、エクスプレス予約で便利にご移動ください! 当日のブースでは、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービスを用いたことが分かる証明書(今回はEXご利用票に限ります。EXご利用票は前日・当日のもののみ)を持参すればオリジナルデザイントートバッグがもらえます。さらに、新大阪~小田原間から乗車した方には、特別抜粋版ミニ冊子「東海道新幹線で行く史跡めぐりの旅~家康公ゆかりの地を訪ねて~」もプレゼントします(いずれも先着順。無くなり次第終了)。
<来城者へのメッセージ>
ぜひ、お気軽にJR東海のブースへお立ち寄りくださいませ。
■シヤチハタ(株)
右上:お城EXPO限定販売のスタンプOSMO(オスモ) 右下:重ね捺しスタンプ体験のイメージ(画像提供:シヤチハタ(株))
<ブース内容>
あの有名なお城が重ね捺しスタンパーで再現できる、シヤチハタの体験型ブースです。さらに、その場ですぐスタンプ加工のできるOSMOで、お城EXPOでしか手に入らない限定スタンプ(1100円・税込)を販売します。
■日本城郭検定
過去開催時のブースの様子
日本の財産である、城の奥深い魅力をより多くの人に知ってほしい──そのような思いのもとに立ち上がった日本城郭検定。これまでに約3万人以上の城好きが受験した、すべての城好きのための検定です。初級レベルの3級から、専門家レベルの最難関1級まで、自分の知識量に合わせて受験することができ、より上位級合格を目指すことで自ずとお城の知識がつき、さらにお城めぐりが楽しくなること間違いなし! 知の天守閣へ、いざ。
当日は公式キャラクターのシロッぷ(仮)がブースでお出迎えし、お試し日本城郭検定、抽選会を実施。また第24回日本城郭検定の申し込みも受け付けていて、申込者には限定オリジナルサコッシュをプレゼント! お城めぐりのお供にピッタリなサイズですよ。
<来城者へのメッセージ>
年に一度のお城の祭典も、お城の知識をつけることでさらに楽しめるかも!? 日本城郭検定各級にお試しで挑戦したり、はずれなしの抽選会や公式キャラクター「シロッぷ(仮)」とのグリーティングも実施します! ぜひお越しください!
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執筆/城びと編集部