本丸と二の丸の石垣と水堀が残っており、一周10分くらいで回れるので散歩がてらにちょうどいい大きさ。
コンパクトな城郭ながら、珍しい巻き石垣や積み直しの石垣、広めの犬走りもあり見どころ多し。
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2024/09/06 18:33
2024/08/12 17:22
八陣の庭と復興天守 (2024/02/24 訪問)
岸和田城は岸和田氏によって築かれたとされる古城を小出秀政が五重の天守を備えた本格的な近世城郭として整備されたとされています。
淡路洲本城と同じく、和泉砂岩で築かれた総石垣の城で、江戸時代から現代まで改修を繰り返して現在に至ります。
同じ砂岩でも名古屋城などに使用されている河戸石とは硬度が異なるようで、石の劣化の仕方にも特徴があります。要は「脆い」のが特徴で、年月を重ねてくるとボロボロに崩れてきます。表面が剥離している石も多く、これも特徴の一つのようです。
国の名勝とされる本丸の「八陣の庭」は昭和28年に築造された重森三玲氏による砂庭式枯山水庭園です。かつては五重の天守が築かれていましたが、文政10年(1827)落雷によって焼失し、以後再建がされずに近代に至り、昭和29年に鉄筋コンクリートで三重の天守として復興を遂げました。
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2024/08/11 17:42
和泉砂岩と桃色花崗岩 (2024/02/24 訪問)
岸和田城はかつて周囲を三~四重の堀で囲まれていました。今でも本丸の周囲と二の丸周辺に見事な水堀が残っています。石垣の部材の中でも最も脆い「和泉砂岩」を用いており、当然のように崩れてくるので延宝(1675)以降、花崗岩を用いて修復し続けてきた結果、複数の色が混在する石垣になっています。江戸時代の修復跡はそれほど目立たないですね。さすがに石垣が主体の時代の人達なので上手にまとめています。主郭北側に上側がうっすらと赤い石垣がみられますが、そのあたりですね。
問題なのが南東部分でモザイクみたいになってしまっています。地元ボランティア曰く「お金がないから」だそうです。違和感しかない。
「じゃあ、お金ちょーだい」と言われましたが‥返事は「出ません~」 こんな掛け合いが出来るのも大阪ならではです。
いろいろ地元自治体なりの事情があるようです。
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城地種類 | 輪郭式平城 |
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築城年代 | 応永年間(1394〜1428) |
築城者 | 信濃泰義? |
主要城主 | 小出氏、岡部氏 |
文化財史跡区分 | 府史跡(岸和田城跡) |
近年の主な復元・整備 | 三好義賢、小出秀政、岡部宣勝 |
天守の現況・形態 | 複合式望楼型[5重5階/1597年築/改築]、複合式層塔型[5重5階/1619年改/焼失(落雷)]、連結式望楼型[3重3階/1954年再/RC造外観復興] |
主な関連施設 | 復興天守、櫓、門、石碑、説明板 |
主な遺構 | 曲輪、石垣、横堀(水堀) |
住所 | 大阪府岸和田市岸城町9-1 |
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問い合わせ先 | 岸和田市商工観光課 |
問い合わせ先電話番号 | 072-423-9486 |