続日本100名城

きしわだじょう

岸和田城

大阪府岸和田市

別名 : 岸ノ和田城、滕城、蟄亀利城、千亀利城
旧国名 : 和泉

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岸和田城
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スミヤキ

芸術を愛でる城 (2025/01/31 訪問)

街中から不意にとびこむ平城の天守が、岸和田城です。
1954年(昭和29年)11月竣工した、3層3階の復興天守ですが、堀に囲まれた城郭は、どの方向から見ても様になる、見栄えのするお城です。

大手櫓門をくぐると、天守の前面に独特な石庭が表れます。よくお城の大名庭園に見られる、池のある基本スタイル「池泉回遊式庭園」に対して、「砂庭式枯山水庭園」と呼ばれる様式で、このお庭は平面的な視覚のみでなく、天守など上空から鑑賞される事も意図して、緻密に設計された物らしく、必然的に天守から、じっくり眺めないといけませんよね。

新しいお城の魅せ方、楽しむ方法として、町のシンボルとして羨ましく、素敵ですね。

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イオ

岸和田城冬の陣 (2025/02/24 訪問)

岸和田城冬の陣に行きました。公式からアナウンスのあったとおり、天守復興70周年を記念して開催されたイベントで、二の丸広場には「きしわだ天正楽市」として日帰り圏内のお城のブースや地元グルメの出店があり、ステージイベントでは各地のお城自慢や武将隊の演武が披露されたり、時折雪が舞う寒空の下ではありましたが、多くの人で賑わっていました。

冬の陣のメインは天守復興時以来70年ぶりに実施されるという武者行列です。まず武将隊のみなさんが岸和田城から出陣して天性寺に向かい、蛸地蔵伝説になぞらえて天性寺から紀州街道を練り歩いて岸和田城に入城するというルートで、紅白ののぼり旗を先頭に子ども武者や各地の武将隊が続き、トリを務めるは中村一氏役(たぶん)の田村淳さん。大河ドラマ「功名が辻」で一氏を演じられ、蛸地蔵伝説はまさに一氏が岸和田城主の頃の出来事なので、今回の武者行列の大将にはこれ以上ないほどの適任ですね。また、先日のおしろツアーズで、一氏を演じるにあたって乗馬の練習をしたが馬に乗るシーンは結局なかった、と話しておられましたが、19年越しで一氏として馬に乗る機会となった上に、その当時の練習の甲斐あってか、馬上の姿はなかなか様になっていました。

武者行列の後はまたステージイベントを観覧するつもりでしたが、傘を持ってきてなかったため吹き付ける雪で身体が冷えてしまい、武者行列までで切り上げて帰途に就きました。名古屋おもてなし武将隊の演武を観たかったんですが…またの機会に期待するとしましょう。
 

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岸和田城

岸和田城冬の陣 (2025/02/24 訪問)

2月24日開催「岸和田城冬の陣」
情報がフルオープンになりました。

HPもこれに合わせて更新済みですので既にご確認いただきました方も再度ご覧下さい。
https://kishiwada-castle-70th.jimdosite.com/

お城好き、武将隊ファン、御城印コレクター・・・皆様のお越しをお待ちしております。

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【武者行列参加武将隊】
(ステージもあります)
○名古屋おもてなし武将隊 ○京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ
○甲援隊 ○勢州津高虎隊 ○信長隊安土衆 ○雑賀衆甲冑隊

【お城自慢ゾーン】
○大坂城/大阪城 ○国史跡 飯盛城 ○竹田城 ○津山城
○勝龍寺城 ○綾井城址 ○和歌山城 ○岡山城

【ファンゾーン】
○千糸繍院 ○戦国武将隊 ○戦国魂 ○IKUSAワークショップ ○城郭合体オシロボッツ

【グルメゾーン】
きしわだ・先週の美味しいもの、地元食材を取り入れた豊かなグルメをご用意。
現在実施中の「きしわだスイーツコンテスト」参加店舗も登場します。

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*岸和田城武者行列*

会場:蛸地蔵天性寺~紀州街道~岸和田城
時間:13:30~

【協力】
吉本興業株式会社
岸和田観光バス株式会社
公益財団法人大阪観光局

【後援】
NHK大阪放送局

*きしわだ天正楽市*
会場:岸和田市二の丸広場
時間:10:00~16:00

【協力】
株式会社岸和田グランドホール

*岸和田城冬の陣*
【協賛】
公益社団法人日本観光振興協会

【協力】
株式会社テレビ岸和田
株式会社アース
認定NPO法人ラヂオきしわだ
岸和田城下町サミット実行委員会

【後援】
大阪府
公益財団法人大阪観光局
公益社団法人日本観光振興協会

【主催】
岸和田市
(072-423-9486:魅力創造部観光課)
岸和田市観光振興協会
(072-436-0914:事務局・岸和田だんじり会館内)

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イオ

城下町めぐりと岸和田古城 (2024/10/27 訪問)

(続き)

市営駐車場の東側一段上にある展望ポケットパークからは紀州街道の街並みが見渡せます。ここから紀州街道を端緒に城下町(と岸和田古城)をめぐってみるとしましょう。

紀州街道(岸和田市本町)
紀州街道は松平康重期に整備され、後に紀州徳川家の参勤交代道となり、城下町は街道沿いに発展しました。本町地区は岸和田市の歴史的まちなみ保全地区に指定され、古い街並みが遺っています。街道沿いには一里塚跡や吉田松陰の逗留地なども見られます。また、紀州街道の海側には同じく松平康重期に約800mにわたって整備された惣構の防潮石垣がわずかに遺っています。

蛸地蔵天性寺(岸和田市南町)
中村一氏期に岸和田城が紀州勢に攻められ落城の危機となったとき、大蛸に乗った法師と数千の蛸が現れて城を救ったとする蛸地蔵縁起絵巻と、法師に化身した地蔵菩薩像(鉄砲の傷跡が残る)が伝えられています。

松平康重墓(岸和田市南町)
岸和田城を近世城郭として完成させた松平康重の墓所です。心蓮寺跡とのことですが、柵で囲われた空き地に五輪塔と説明板だけが立っています。

岸和田藩薬園跡(岸和田市岸城町)
江戸後期にはあぶみ郭(馬出郭)に薬園が設けられ、様々な薬用植物が栽培されていました。現在は駐車場になっていて、説明板が立てられているのみです。

岸和田古城(岸和田市野田町)
岸和田古城(城びと未登録)は、南北朝期に南朝方として活動した岸和田氏が拠点とした城館で、戦国期に現在の岸和田城の位置に移って廃城となったと考えられます。三つの曲輪群を水堀で囲んだ平地城館で、近年まで本城が遺っていたようですが、宅地化により現在は本城跡に石碑と説明板が見られるのみです。

…というところで城下をひとめぐり。時間の都合で取りこぼしもありますが(だんじり会館とか?)、近場なのでその辺はまたいずれ。
 

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城郭情報

城地種類 輪郭式平城
築城年代 応永年間(1394〜1428)
築城者 信濃泰義?
主要城主 小出氏、岡部氏
文化財史跡区分 府史跡(岸和田城跡)
近年の主な復元・整備 三好義賢、小出秀政、岡部宣勝
天守の現況・形態 複合式望楼型[5重5階/1597年築/改築]、複合式層塔型[5重5階/1619年改/焼失(落雷)]、連結式望楼型[3重3階/1954年再/RC造外観復興]
主な関連施設 復興天守、櫓、門、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、石垣、横堀(水堀)
住所 大阪府岸和田市岸城町9-1
問い合わせ先 岸和田市商工観光課
問い合わせ先電話番号 072-423-9486