勢いだけで踏み込んで大丈夫?
きちんとと縄張を理解できる?
体力的に大丈夫?
など心配ごとが次々に浮かんでなかなか一歩を踏み出せないでいたのですが、遂に“その時”がやってきました。
いざ、行ってみると“なんで今まで来なかったんだろう!”っていうほどの居心地のよさ。登城途中ですでに「また来る!絶対また来る!!」って誓うくらい感動しました。
体力的なことで言えば、常々思っていることですが、体力のなさをまだ見ぬ世界への好奇心でカバーしているうちに頑丈な肉体(!)が出来上がったのではないかと感じています。
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広島バスセンターから郡山城(安芸高田市役所前)行きのバスは、途中何ヶ所かJR駅前を通ります。
今回は18きっぷの旅だったので広島から可部までJR線で移動し、可部駅前で広島バスセンターから来たバスに乗り込みました。(バス代節約です。)
安芸高田市役所前で降車すると、目の前の山に「一文字三星」が!
早くも気持ちが高揚してきました。
毛利元就公の凛々しい像のある歴史民俗博物館でスタンプを押してお土産のタオルを購入。スタッフの方に現地の状況などを伺い登城開始しました。
モデルコースとは少しずれますが、最初に三矢の訓跡へ。続いてお二人目の毛利元就公像と伝火葬場跡へ。歴史上の人物にぐっと近づいた気持ちになりました。
酉谷石垣、毛利隆元墓所お参りと進み、毛利元就墓所へ。
倒木による石灯籠破損のニュースの記憶も新しく、この日も枯木伐採作業をしていらっしゃいました。ご挨拶すると「気をつけて行ってらしゃい!」と爽やか〜に見送ってくださり、とっても嬉しかったです。
いよいよ本丸へと向かいます。モデルコースを歩く分には全体を通して特にきついということもなくハイキング感覚で歩けました。
目の前が開け、本丸が迎えてくれた時の安堵と達成感。この瞬間があるから、城から城へと渡り歩きたくなるのだなぁとしみじみ思います。
本丸上段からの眺め、二の丸通路の石垣痕、三の丸の石塁、住居跡を伝える井戸。さらに御蔵屋敷から勢溜の壇の曲輪の連なり。展望ポイントでは現在の展望の素晴らしさだけではなくかの時代の人たちの息遣いまで感じられるようで感動がとまりませんでした。
満願寺跡の幽玄さに心洗われ、尾崎丸の堀切に写真撮影の難しさを感じながら、歩を進めます。女子(🤨)単独でもお城に包まれ守られている心持ちで全然不安はありませんでした。
そしていよいよ旧本城です。事前に城友さんに危険を伴うと教えられていたのですが、パンフレットにも展望ポイントと紹介されており、道標も設置されていたのでとりあえず行ってみました。
が!かなり歩きにくく、ヒヤヒヤです。それでも何とか堀切まで行きました。しかし、ここから先は私レベルでは行けないと判断、ここまでで勇気ある撤退をしました。
そして下山道中の展望台に向かっていると後ろから人の気配。
私の先を歩いていたはずの方です。後ろから来ているということは本城へ行かれたとしか考えられず、思わず「本城に行ったんですか⁉︎」と声をかけてしまいました。
お話を伺って、やはり私には無理だったなぁと思いました。
その方は岡山の方で、やはり全国の城めぐりをされている方でした。車でいらっしゃっていたので郡山公園でお別れしましたが、展望台で“生存確認”用の写真を撮っていただきました。(多分)城びとさんではないと思いますがお城の出会いも一期一会。ありがとうございました。
帰りも可部駅前までバス。可部から電車で広島バスセンターまで戻りました。
この日は赤い東横インが取れなかったので福山の青い東横インに宿泊。その前に駅ビルでお好み焼きをいただきました。新駅ビル「minamoa」オープン前日だったので、次回は違った景色が見られるかな。
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