白旗城は播磨・備前・美作の守護大名赤松氏の本城として嘉吉の乱で赤松氏が一時滅びるまで使用されています。目立った遺構はそれほどありませんが、尾根上に腰郭を含め多くの郭を持っています。二の丸から本丸まで尾根上になだらかな郭が続き、なかなかに広い城域を持っています。
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2025/06/21 08:41
2025/06/19 21:42
落ちない城だって? ふっふっふっ (2025/04/20 訪問)
白旗城は南北朝時代に赤松円心が新田義貞の大軍相手に耐え抜いたことで「落ちない城」として受験生の皆さんに人気があるらしい。
まあ「嘉吉の乱」で〇〇してるんだけどね。ちなみに私、ありとあらゆる「落ちない城」とやらを訪問していますが、人生でさんざん「奈落」「転落」「落選」「堕落」を経験しています。「逆」に今のうちにいっぱい〇〇〇おいて、しぶとさを身に着けた方が良いかもよ。
この城は比高が400mあって、それだけでもなかなかのボリューミーなんだけど、それ以上に登城道が岩だらけでヒザに厳しいです。これだけ登りにくい登城道もなかなか無いですわ。しばらく登って行くと、道が城址方面に折れて、その先に堀切があります。
まずは四郭とされる、櫛橋丸を攻略します。この辺の道も急で滑りやすいので注意。その先は尾根上に二の丸・馬場・本丸と続いて、その先に三の丸があり、周囲には複数の腰郭が付いているようです。
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2023/06/11 10:25
2022/11/20 16:13
西播磨の山城「落ちない城:白旗城」 (2022/11/19 訪問)
「西播磨山城11」の投稿です。
まずは登城口に「落ちない城 白旗城」とタイトルのある説明板が目を引きます。
「落ちない城」であるから受験生向けに上郡町の何か所かで白旗城の絵馬が販売されており、
ふもとと山頂の絵馬掛所で願掛けするのだそうです。
獣除けの柵の中に入りほどなく進むとふもとの絵馬掛所があり、それを過ぎると登りとなります。
尾根までは踏みしめる足元の石や山肌に散らばる石、立っている大岩も青く、また周りの杉の木も
幹が青く、幻想的な青い森の中を進んで行きます。不思議な場所に居るような感覚に包まれました。
その途中には石垣や木に止められた大岩などがあり、ここで既に見どころ満載。
石垣は斜面に長く伸びており、登り石垣のような造りとなっているように見えます。
尾根に上がると様子は一変して、山城の領域と入って行く。
堀切があり、櫛橋丸跡や二の丸、本丸と山城の遺構を満喫しながら歩いていると広い三の丸に到着。
青い森の上にこんな広大な曲輪があり、またその先まで進むと、また堀切や竪堀も残っており、
最後まで飽きさせません。
山頂の広大な山城跡を十分に楽しんだ後、登ってきた幻想的な青い森、途中にあった石垣や大岩を
山下りの目線で見て下りると二重の楽しみを味わえる印象的な山城です。
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分類・構造 | 連郭式山城 |
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天守構造 | なし |
築城主 | 赤松則村 |
築城年 | 元弘3年(1333) |
主な城主 | 赤松氏 |
廃城年 | 嘉吉元年(1441) |
遺構 | 曲輪、土塁、堀切、井戸 |
指定文化財 | 国史跡(赤松氏城跡) |
住所 | 兵庫県赤穂郡上郡町赤松、野桑他 |
問い合わせ先 | 上郡町教育委員会社会教育課文化財係 |
問い合わせ先電話番号 | 0791-52-2912 |