下屋敷に本丸東角の土塁上に9尺(約2.7m)の石垣に載った重箱型の二階櫓が移築されて居ます、田中城には天守閣は有りませんでしたからこの二階櫓が土塁と石垣に載って物見櫓の様な役目をして居たのでしょうか?
安政の大地震にも耐えて残った現存建物です、明治維新に成って田中城は静岡藩の領有として幕末三舟の一人高橋泥舟が入り預かった、明治3年に泥舟の4男を養子に迎えた配下の村山氏に払下げ住居として使用、今回の下屋敷整備に村山氏から市に寄贈されたもの。(案内板に由る)
現存本丸二階櫓は下屋敷冠木門の西隣、往時の様に9尺の石垣上に移築されている、一階二階とも同じ部屋間取りの重箱型、室内はどちらも各種資料が展示されている、一階入口には本丸二階櫓の模型が飾って有り、二階櫓、田中城を勉強するのに十分の資料が有ります、冠木門受付にパンフレット各種あり。
二階から庭園内を見下ろせて眺望良好です、桜の時期は西側の六間川沿いの桜並木が咲き揃いさぞ見事な事でしょう。
下屋敷庭園に続きます。
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