津幡城はかつての津幡小学校跡に建てられていて、周囲の建造物や
グラウンド一帯を含む丘地の上全体が城跡だったと思われます。
中央にある石碑のある小岡は物見台のようにも見え、その下側が
駐車場になっています。朝駆けで訪問しているので、城跡に建てられた
津幡ふるさと歴史館「れきしる」は訪れていません。
城域内には為広塚や清水八幡神社があり、八幡神社の階段を下りて
下から見上げると高低差によって城址の雰囲気を感じ取ることが出来ます。
津幡城の歴史は古く、平維盛が寿永2年(1183)倶利伽羅峠の戦いに際して
この地に砦を設けたことに始まるそうです。
天正4年には一向一揆が立てこもって戦いましたが、天正9年(1581)柴田勝家に
攻められ落城したと有ります。
天正12年(1584)前田利家が築城し直して、弟の前田秀継に守らせたとあります。
9月に、末森城が佐々軍に包囲されると、それを救出するための軍議が
ここで開かれたとされています。
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