以前、にのまるさんの仙台城の投稿に「鹿児島県人七士の墓」があり。それを見た時に「オレ、桑名の薩摩義士について触れとらんやん」と頭をはたかれた気分でした。
桑名駅から桑名城へ向かう八間通りの途中に法性山海蔵寺があり、ここに薩摩義士の墓があります。
初めて桑名を訪れた時に、薩摩は幕末の会桑同盟(会津藩と桑名藩)の敵藩であるのに、薩摩義士の墓が桑名にあるのは不思議だなと思ったのですが、それは私の知識が不足していただけで、木曽三川の大治水工事である「宝暦治水」で自害した薩摩藩士51名のうち24名の墓所でした。※詳しくは「宝暦治水事件」参照
境内には治水工事の責任をとって自害したとされる薩摩藩家老・平田靭負(ゆきえ)公の供養塔を中心に24の墓碑が建立されており、寺の中にも平田靭負公の木像があります。
また、桑名から少し離れますが、岐阜県海津市にある治水神社も薩摩義士を祀っており、平田靭負公が主祭神となっています。
城に関する投稿がほとんどなくて申し訳ないですが、城から歩いて行ける距離の桑名市博物館で桑名城の鬼瓦を見ることができます。
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