なんといっても姫路城の平成の大修理が印象的でした。
大きな素屋根で天守が覆われる前、最後に大天守を見たいと思い、平成22年5月27日に訪れました。
工事が始まって半年以上の月日がたっていましたが、やっと素屋根を建設するためのプラットホームが一部完成し、そのプラットホーム上で使う大きなクレーンを、更に大きなクレーンで下から釣り上げる作業をしていたころでした。
しかし、このプラットホームのデカイこと!下から見上げると、大きなビルが建っているように見えました。まだ工事の準備段階。大変な工事になるんだろうな!と感じたことをよく覚えています。
そして素屋根も完成し、大天守はスッポリ素屋根の中に。工事見学スペース『天空の白鷺』もオープンし、テレビ、新聞でも姫路城の平成大修理の様子が取り上げられるようになりました。
岡山に住んでますので、いつでも行けるだろう!って思いながら、年月が過ぎました。工事も最終段階に近づき、そろそろ行っておこうかなと思い、雨で仕事が休みになった平成26年1月15日に初めて天空の白鷺に。
なんと、姫路城に着いてから、その日が天空の白鷺公開の最終日!だと知り、胸を撫で下ろしました。
この平成の大修理、その時にしか見れない視線で大天守を間近に見れたことが本当によかったと思います。
素屋根がすべて撤去され、中から真っ白な大天守が現れた時もビックリ!
ちまたでは、白すぎる!って批判の声も上がっていましたが、真っ白な天守を見れるのも今の時期だけ!池田輝政が姫路城を新たに築いた時も、きっと真っ白に輝く天守を見て、領民達はあの時の私たちのように度肝を抜かれたのでは!と考えながら見ていました。
姫路城の平成の大修理に立ち会えたこと。これが私の「平成のお城の思い出」です。
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