小浜宿を見たついでに寄ってみました。
JR新三田駅近く、国道176号線の大原交差点から東に入るとすぐそれとわかる地形に出くわします。
なぜか案内板も説明板もありませんが、その場所こそが大原城跡です。
比高約20m程の小高い丘陵の突端にあり、主郭の東に二の郭が並び、それを帯曲輪と水堀(空堀?)で囲んだという小さなお城です。
南西には武庫川が流れています。
この城の主であったという大原氏は、大原村と川除村の二か村を所領していた豪族であったそうです。
天正年間の初め頃に、摂津の平定を目指していた荒木村重によって攻められ落城した、ということ以外詳しいことはあまりわかっていないようです。
正直、あまり期待せずに行ってみたら、まずそのいかにも城跡って感じの雰囲気にまず驚きでした。
大半が竹藪と化してはいるものの、登城道の下には帯曲輪のような地形がしっかり残っていました。
そして主郭と二の郭を分けるように大堀切があって思わず「お~」と声が出てしまいましたw
そして主郭まで登ってみると、小さな神社があって、そんなに敷地自体は広くはないが櫓台のような高まりや土塁がしっかり残っていて、思ってた以上に良好に遺構が残っていました。
土塁の一部が凹んでいたのですが、おそらく大堀切の上を木橋が架けられていて二の郭と行き来出来るようになっていて、凹んでいる部分がおそらく門があったのかなぁなんて想像を巡らせる事が容易に出来ます。
どこへ行くにしても、正直行ってみないと実感なんて湧かないものなのですが、やはり行ってみないとわからないもんですね。
予想以上の収穫といいますか、一日の最後に充実感を得ることができた、そんな大原城跡でした。
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