戦国時代、日向国(宮崎県)で勢力を誇った伊東氏が都於郡城(とのこおりじょう)と共に本城にしていた歴史あるお城です。二の丸跡に資料館の鶴松館があり、無料駐車場(20~30台くらい)もあります。
関ヶ原の合戦に佐土原城主・島津豊久公は西軍として参戦しますが、西軍の敗色が濃厚となり、島津軍大将・島津義弘公を戦場から離脱させる為、捨て奸(すてがまり=本隊を逃がす為、退路にとどまり自らの命を犠牲にして敵兵の追撃を遅らせる)の戦法をとり、義弘公の代りに戦死しました。関ヶ原の合戦関連の映画やドラマ等でよく見る西軍を追撃する東軍の井伊直政や松平忠吉が銃撃され負傷するシーンはこの時の豊久公以下、島津兵最期の働きになります(捨て奸に参加した島津兵はおそらく全滅)。
遺構は切通し、堀切、堀、曲輪、天守台跡が残っていました。南九州で唯一天守があったとされる城ですが、残念ながら現在は天守は存在しません。
城跡に所々設置してある説明板のパネルが、漫画「ゲームセンターあらし」(私より少し上の世代なので読んだことはないのですが名前は知ってます)で有名な「すがやみつる」先生のイラスト付きで丁寧に説明されており、とても分かりやすくて感心しました。
島津豊久公を主人公にした中世ファンタジー風の異世界に召喚されるアクション系歴史ファンタジー作品である「ドリフターズ」という漫画が人気があるようなので、豊久公に興味がある方はどうぞ。
また、豊久公は物語序盤で討死してしまいますが、しまたけひとさんの「敗走記」という関ヶ原から大阪までの「島津の退き口」を実際に歩いて辿るというおもしろい漫画もありますので、「島津の退き口」に興味がある方にはこちらもおすすめです。
佐土原城と関係なく申し訳ありませんが、千葉県下で台風の影響による被害が長引いているようで気になっています。被害にあわれた方々の一日も早い日常生活の復旧をお祈りします。
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