18きっぷでの訪問を狙い温存しておりましたが、このたび晴れて「♡行ってみたい」から「✔︎行った」へと昇格いたしました。
興津駅からバスで小島へ。まずは移築保存されている書院建物を探さねばと意気込んでおりましたらバス停の真ん前にありました。現在は使用されておらず、時代を感じる建物でした。
「酒瓶(さかべ)神社」を過ぎたところに「←大手門はこっちから」と案内があり、裏門から入る無礼を回避できたのはありがたかったです。大手門への道では住宅の間からチラチラと石垣がのぞき、テンション↑↑でしたが、タイムトリップのスイッチが入ったところでワンワン攻撃にあってしまいました🐕(この子がマロンちゃんですね!)
大手は枡形で戦国期さながらの石垣が聳えており、壮観でした。打込み接ぎと落とし積みの面があり後年積み直されたのかもしれません。内部の石垣は高さはありません。スペースを仕切る塀がわりなのですよね。山を切り崩してつくられており土留めの役割も大きそうですが、段々になっており、小牧山城のような高く見せる視覚効果がありました。広々として御殿が建ち、これだけの石を積み、お稲荷さんや馬専用の通路もありで、江戸中期にはこんな陣屋もあったんだとたいへん勉強になりました。(小島藩主松平氏は1万石の譜代大名です。)
石垣のおかげで城攻めした感が得られる陣屋でした。
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