この日は平野郷の大念佛寺と杭全神社がお目当てということで、今回はついでの訪問となりました。
杭全神社のお隣の市立平野小学校一帯がその跡地です。
天明年間(1781年~1789年)に時の下総古河藩主である土井利厚が、古河藩が領していた平野郷の領地の管理の為に築いた、所謂『采地陣屋』です。
以後明治まで土井氏が治めた後に明治二年(1869)の版籍奉還と同時に廃止され、建物は次第に取り壊されましたが、陣屋の正門だけは平野小学校の正門として昭和二年(1926)まで使用された後、昭和三十七年(1962)に大念佛寺の南門として移築されました。
跡地である平野小学校には石碑が陣屋跡を示すのみとなっていますが、大念佛寺に移築された陣屋門だけが当時を偲ぶことができる唯一の遺構となっています。
この陣屋門に注目していただきたいのは、やはり扉でしょう。楠の一枚板ですよ!
流石は幕府の側用人を務めるほどの譜代の家柄、存分にその権威を示してくれます。
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