日本100名城

かけがわじょう

掛川城

静岡県掛川市

別名 : 懸川城、懸河城、雲霧城、松尾城
旧国名 : 遠江

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掛川城
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天守無しがアツい

金箔ドクロはもう無い (2016/10/20 訪問)

掛川城の御殿に、「金箔ドクロ」というのがあるとこの間知った私。正直、掛川城と言うと地味な印象しかなかったので、休日を使ってまで行きたいとは思いませんでした。

しかし、金箔ドクロの存在を知ると、私の中の価値観が変化します。理屈よりも、「ただ見たい」という気分により…。というわけで、私は掛川まで赴きました。

入場券売り場でチケットを買い、ドクロはどこに展示されているかをついでに尋ねました。すると何と知らないという答えが…。

「ここにはそういうのはないです。」と言われ、「バカな!」と思いつつ、まず私は本丸に入り、各階を眺めました。城の古地図や甲冑はあるけれど、ドクロはありません。

4階にいたスタッフに聞いてみると、「聞いたことがない。ここにはそういうのはないと思う。自分は最近入ったばかりだからというのもあるけど…。」と言われました。

それから御殿に行き、本当にドクロは今はもうないのか確かめに行きました。御殿は広く畳十畳くらいの部屋がいくつもありました。

各部屋を調べ、御殿内を2周したのですが、やはりありませんでした。ちなみに先述の金箔ドクロは、大河ドラマ『巧妙が辻』の撮影用に作られたレプリカだったそうです。

2008年頃は普通に展示されていたようですが、それから年月が経過し、現在は行方不明。何せ城内のスタッフでさえ、存在を知らない有り様…。

せっかく見に来たのに、その結果は無情と言えばそうでした。ちなみに室内には俳句短歌の募集もあり、この気分を何かで表現したかった私は…

「神無月 金箔ドクロ 求めるも どこにもないよ オーマイガー」

と詠んで投函しておきました…(笑) 神無月が季語というわけです。

金箔ドクロを見れなかったことは残念でしたが、私なりに音声ガイダンスを日本語と英語それぞれで聞いたり、畳の部屋で少し仰向けになったり、ゴム製手裏剣を土産に買ったりして、せめてもの穴埋めをしました。

入場券は本丸と御殿セットになっていました。ここの本丸は小さめで小田原城のように記念メダル販売もありません。大きめの城だと本丸だけで500円はかかりそうですが、ここは小さめなので、御殿と合わせて410円。

つまり小さい分、維持費も安めになると解釈すればいいと思います。ちなみにこの城はかつて山内和豊が治め、関ヶ原の合戦以降は、徳川家譜代が治めたとスタッフが語っていました。

御殿は実は国内に4つしかなく、二条城・高知城・川越・そしてここ掛川だそうです。本丸に比べると、御殿はそこまで記憶に残ってなかったなと、振り返れば思います。ちなみに自分は、二条城と高知城の御殿なら、過去に訪れたことあります。

御殿訪問後、竹の丸という施設もついでに訪れました。ここはステンドグラスを2階の部屋にはめた家で、私が訪れた時、何かイベントの準備をしているようでした。

中をジロジロ見ていた私にスタッフが気づき、中に招いてくれました。入場券は100円ですが、小腹が空いていたので、ロールケーキセット(700円)を注文しました。

食べ終わった後、中をウロウロした私。トイレはリフォームされたと思える状態でした。ただ、花の展示イベントを近々おこなう予定で、各部屋にビニールシートが敷かれ、モノがあちこちに積まれていて、まるで引っ越しのように見えました。

「この状態で公開するくらいなら、いっそのこと、休業にして準備に専念したほうがよかったのでは?」と思えました。

入場料こそリーズナブルですが、見学中にスタッフが隣の室内で何かを撮影していたり、メジャーで測っていたり、弁当が積まれていたりと、まるで準備と一般公開を同時にやっている、そんな状態…。

客の見学中にスタッフが同じ部屋で作業している…というのは、何か異様な光景でした。

ま、別にいいんだけど。ちなみに画像は竹の丸。

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しんちゃん

御殿から 天守を眺める 嬉しさよ (2023/09/30 訪問)

掛川城は今川氏の臣・朝比奈氏によって築かれ、後に山内一豊によって近世的な
平山城に改修されました。現在は大手門と天守が木造で復元されていて、
二の丸御殿が現存しており1980年に国の重要文化財に指定されています。二の丸
御殿は文久元年(1861)に再建されたものですが全国でも珍しい遺構として
掛川城の大きなウリになっています。現存・再建と多くの木造建築物を有する
掛川城は江戸時代の城郭の雰囲気をリーズナブルに味わえるという点では
全国でも屈指と言ってもよいのではないでしょうか。

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じゅんじん

改修後 (2023/09/17 訪問)

改修が終わり登城。まだ土塀は補修中でした。木のお城はいいですね。

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じゅんじん

掛川古城 (2023/09/17 訪問)

今川 徳川攻防の地です。西郷の局(どうする家康 於愛の方 広瀬アリス)の碑がありました。

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概要

戦国大名今川氏の重臣・朝比奈氏の居城として築かれ、その後徳川家康から豊臣家臣の山内一豊の手に渡り、三重の天守を持つ近世城郭へと大幅に改修された。天守は幕末に取り壊されたが、平成6年に高知城を参考に復元。大変貴重な書院造の二の丸御殿や太鼓櫓が現存している。

城郭情報

城地種類 平山城
築城年代 文明年間(1469〜1487)
築城者 朝比奈泰煕
主要城主 朝比奈氏、山内氏、太田氏
文化財史跡区分 国重要文化財(二の丸御殿)、国重要文化財(油山寺山門(移築大手二之門))
近年の主な復元・整備 山内一豊
天守の現況・形態 型式不明[3重/1590年頃築/倒壊(地震)]、不明[3重/1621年再/倒壊(地震)]、複合式望楼型[3重4階/1996年再/木造復元]
主な関連施設 復元天守、復元門、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、二の丸御殿、太鼓櫓、石垣、土塁、横堀、井戸、移築門(油山寺)
住所 静岡県掛川市掛川
問い合わせ先 掛川市役所観光交流課
問い合わせ先電話番号 0537-21-1121