史上初の層塔型天守
(2022/08/18 訪問)
今治城は徳川家康公より伊予半国20万石を与えられた藤堂高虎公が新たに建設した、輪郭式平城です。関ヶ原の戦いの2年後に築城を開始し、約6年の歳月を経て完成しました。地の利を生かし、海水を引き入れた堀で大変珍しいお城です。一番の特徴は、海水を引いた三重の堀で囲まれ、軍港があること。城の規模は、3本の堀を含めて、一辺が約900mの正方形で、城下町は東西300m、南北500mの縄張りでした。
今治城のある地は、地盤が弱いため、杭を打ち込み、その上に石を並べるという方法がとられています。軟弱な地盤を補うため、本丸、二の丸の石垣の下に、犬走りを巡らせ城の重量に耐える目的で今治城の犬走りは造られています。
天守は、日本初の層塔型天守で積み上げ形式のため、設計と施行に手間がかからず工期の短縮が図れます。現在の今治城天守は丹波亀山城の古写真、今治城絵図、藤堂家の家譜「宗国史」などの資料を元にして城郭研究の権威者、藤岡通尾夫博士の指示を受けて再建されたそうです。
この日、宇和島を出発し大洲城をスルー(+o+)、松山城をスルー(>_<)し、向かったのが今治城でした(*^▽^*)。この日の日程が今治城、能島城(スタンプ押印のみ)、備中松山城(大松山含む)、岡山城であったことから大洲城・松山城を泣く泣く(T_T)諦めました。何故今治城にしたかというと、次の目的地能島城へのアクセスが良く30分程で能島へ到着できることと、前回今治城に訪問した際、カメラの充電切れでガラ携での撮影となり、カメラの画像と比べ小さく細長く迫力に欠けた画像となり、何時か再訪しようと考えていました。
今治城内堀を一周し、城内をくまなく散策(*^▽^*)天守、御金櫓(郷土美術館)、山里櫓(古美術館)、鉄御門(内部公開)、を一通り見学し、当時天守があったとされる吹揚神社に参拝し、今治城を満腹で後にしました。
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