織田信長が美濃進出のため築城し、小牧長久手の戦いでは徳川家康の本陣となった城です。れきしるこまき企画展「史跡小牧山大手道発掘調査と石垣復元パネル展」が開催されていることを知り登城して来ました。石垣は信長が築いたと推定されています。高石垣ではなく段々に構築される構造となっていて、今は一部が復元整備され少しですが、当時の状況を知ることができます。この城が使われたのは信長のいた時代(約4年)と小牧長久手の戦いの時だけなのですが、他にも空堀や曲輪跡、井戸跡などもあり思った以上に見どころのある城址です。
小牧山の山頂には信長の時代には物見櫓のような建築物があったという説がありますが、現在の建物は無関係の模擬天守です。パンフレットにも天守閣ではなく小牧市歴史館となっていました。この模擬天守は平松茂氏が私財を投じて建設し小牧市に寄贈したものです。そのモデルは西本願寺の飛雲閣というユニークな天守閣です。模擬天守は好きではないのですが、この話を知って少しだけ愛おしくなりました。今では小牧市のシンボルです。
名鉄小牧駅から、こまき巡回バス「こまくる」に乗り小牧市役所前もしくは小牧山前下車。目の前が城址です。「こまくる」は一日200円で乗り放題です。以前に小牧駅から歩いて登城しましたが、20分くらいでした。
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