昨年11月、桐生宝徳寺の床もみじとセットで、群馬県太田市の新田金山城へ。
上野国の新田郡。足尾山地から関東平野に飛び出た比高約180mの金山を城郭とした城。
新田は東山道の上野国府と下野国府を結ぶ中継点で、古くは東山道武蔵路の分岐点。戦国期も南へ向かうルートが存続していたことでしょう。
1469年に新田一族の岩松家純が築城し、主な城主は岩松氏家臣から下剋上を起こした横瀬氏(後に由良氏に改姓)。
1584年に調略で小田原北条氏が没収し、秀吉の小田原征伐で廃城に。
現在は発掘調査をもとに大手虎口周辺から西城エリアに掛けて石垣の城を復元。
二ノ丸は竹林、三ノ丸は民家のため立入不可で、本丸は新田神社。
比高130m地点に駐車場があり、隣は西城筋違城門の食い違い虎口。本丸に向けて尾根上を進むに連れ、徐々に石垣が増すコース料理のような城。
メインの大手虎口は、直進を阻む正面土塁石垣もポイント。デザートに日ノ池が現れ、本丸は食後のコーヒー?
ゆっくりしすぎて北城等には行けず、訪問時間は3時間。
関東を代表する石垣の城が、私の城巡りの136城目となりました。
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