歴史好きの仲間たちとの福島方面の旅、二日目は田村郡三春町へ。天然記念物の「三春滝桜」で有名なこの町、春には桜目当ての観光客で大層混み合うらしい。攻城にあたり、先ずは三春城の基礎知識を得るために歴史民俗資料館へ。教育委員会作成の「三春城跡」のパンフレットをいただいた。これには田村氏(戦国・安土桃山時代の城主、伊達政宗の正室愛姫・陽徳院の実家)時代、松下氏時代、そして本丸周辺が総石垣でその上に白壁の城壁が巡る、おそらく秋田氏以降の図が掲載されている。
三春の城は永正元年(1504)に三春田村氏によって築かれ、会津藩の支城・与力大名の居城を経て、正保2年(1645)から秋田氏の居城として維新まで続いた。まさに中世の土の山城に始まり、会津蒲生氏による石垣構築、藩政時代初期の総石垣・瓦葺建物の構築と永く利用された城である。
今回は本丸西下の駐車場まで車で登ったため本丸の周辺だけとなった。次回は街中の追手門跡から二の門、三の門、本丸表門へのコースを歩いて登り、西側の二の丸跡、南東側の三の丸(東館)跡なども確認したいと思う。
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