国の史跡、西宮砲台は文久3年(1863)~慶応2年(1866)の4年をかけてこの地に築かれました。
まさに幕末の真っただ中で、幕府も大慌てで建造を命じたと思われますが
基礎部部は土堤に松クイを1000本以上も打ち込んで、その上に花崗岩の大岩をくみ上げるという念の入りよう。
本体には11も砲眼を備え、360度四方を狙うことが出来たと思われるが
天井がふさがれているので一発撃ったら内部はえらいことに…。
大急ぎで作っていた割には、えらく時間をかけてトンチンカンなものを作ってしまい…
突っ込みどころ満載ですが、この珍妙な国の史跡は
不思議と周囲の景色に溶け込んでいるような気がします。そう思うことにします。
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