石材で装飾された鳥羽山城
(2024/12/29 訪問)
「100名城・続100名城に負けない名城」の記事で知り、昨年末に二俣城とセットで訪れた静岡県浜松市の鳥羽山城。
天竜川が山地から遠州平野へ流れ出るポイント。
嘗ての二俣川の合流点で、その二俣川を挟み二俣城の対岸に位置する比高約60mの鳥羽山に築かれた城。
東西に長い鳥羽山は3つのピークそれぞれに遺構が存在するようだが、明瞭な形を残すのは西のピーク。
1560年の桶狭間の後に二俣城の関連施設が置かれたかもしれないが、1575年には徳川家康が武田信玄に攻略された二俣城の奪還に鳥羽山を本陣としたとのこと。そのため本格的な整備は1576年以降の可能性が高く、1590年に堀尾氏が浜松に入ると石垣を導入した迎賓機能のある領主の居館的な施設に改修されたと推測される模様。
現在は鳥羽山公園として整備され、南の丸が駐車場になるなど改変も多いようだが、本丸は土塁と石垣に囲まれ門跡を残す国指定史跡の城跡。
訪問時は二俣城西の丸から天竜川の堤防を通り鳥羽山の北西部から遊歩道で本丸へ。遊歩道の入口付近では枡形のようなものを含む小規模な石積みが見られたが、後の時代のものでしょうか。
周囲の曲輪と比べて本丸だけが広く、大手門と東門は石垣の下部に排水用の暗渠があるなど先進的な印象。
堀切や枡形虎口の形態が見られるものの、公園化の影響なのか先入観のためなのか、石垣の表情が優雅に感じられた、私の城郭巡りの194城目でした。
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