浜田城は西は浜田川、北は松原湾、外ノ浦に面した丘陵上に築かれており、江戸時代は浜田藩の政庁として機能していました。登城道には津和野藩の武家屋敷から移築した門が建っていて石垣しか残っていない城に良い風味を加えています。北の最高所に本丸が有り海を良く見渡すことが出来ます。南に二の丸が配されていて総石垣の枡形を備えた二ノ門跡は城址で最も見ごたえのある場所だと思います。
慶応二年(1866)の第二次長州征伐では長州藩の大村益次郎の進軍を受け、藩主・松平武聡は戦わずして逃亡し、残存の藩兵が城と城下に火を放ちことごとく灰燼と化したそうです。
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