とことん江戸城(JR飯田橋駅)
(2023/06/09 訪問)
この日は日帰り出張。雨予報でもあり、前週(6月2日)のような豪雨で新幹線が遅れても困るので、1時間ほど早めに家を出たら定刻通りに着いてしまい、その分、飯田橋駅周辺を散策しました。
前回、牛込門を訪れたのは早朝で、開館時間前だったためJR飯田橋駅西口の史跡展望テラスには上がれず、総武線ホームにある外堀の堰の説明板なども未確認でしたので、今回はその辺を見てやろうとJR飯田橋駅に降り立つと、目の前にそびえる牛込門枡形の石垣! 地上から見ても大きく感じましたが、外堀跡を走る総武線のホームから見ると倍以上の高さがあります。飯田橋駅なんてこれまでに数え切れないくらい通過しているはずなんですが…意識していないと気付かないものですね。ホームの北側からは北隅の枡形石垣の下部分も覗いています。また、ホームの移設工事に伴う発掘調査では、牛込濠の水位を調整する堰の一部とされる石敷が確認されています。石敷はホームの下に埋め戻されていますが、ホームの舗装の色を変えて石敷の位置がわかるよう表示されています(説明板もあります)。
ホームから改札を出て、西口2階の史跡展望テラスへ。あいにくの雨で眺望はききませんでしたが、説明板と見比べながら牛込門を上から見ることで枡形の構造がよくわかるようになっています。また、北隅の枡形石垣からのびる土塁も上から眺められますが、まだ整備工事中のようでした。ただ、昨年よりは工事は進んでいる様子なので、いずれ開放されるのが楽しみです。
…と、前回に見学した西口1階駅前広場の江戸城外堀跡の解説コーナーとあわせて、JR飯田橋駅だけでもなかなか見どころがありますので、ちょっとした時間ができた方にはおすすめです。
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