堀越城は津軽氏の城とされています。慶長16年(1611)に津軽信牧が弘前城に拠点を移した後、元和元年(1615)に一国一城令により廃城になりました。周囲に宅地が広がり国道7号線が城址の真ん中より東をぶったぎってはいますが、二重の堀と土塁は健在で二の丸、三の丸の北側の高い土塁が目を引きます。本丸は周囲を水堀と土塁で囲まれ内堀木橋で東側の三の丸と繋がっています。
本丸西側にも本丸西門跡があり、土橋で二の丸と繋がっています。本丸には熊野宮が鎮座し本丸御殿大広間の礎石や建物跡がわかりやすく展示されています。各郭にも掘立柱建物跡の展示がされており、往時の姿を窺い知ることができます。
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