高尾城跡の本丸は当時は立ち入り禁止で訪問できるのは見晴らし台までになります。
見晴らし台から近場のいしかわ師範塾を見下ろすと、いかにも居館の雰囲気が漂っています。
せっかくなので訪れてみたのですが誰もいないようです。案の定、土塁があるのでここが
富樫氏の居館跡の可能性は有りそうです。人がいないので断りの入れようがなく、
写真だけ取ってそそくさ退散しました。
長享2年、加賀国守護富樫政親と一揆方の緊張は最高に達し、一揆勢が高尾城を取り囲みます。
6月8日、一揆方の了承のもと婦女子を逃がし、9日には総出で打って出て奮闘しますが、
敵わぬと見て城内に引き返し、自刃したとのことです。
このあと加賀国の支配は三山の大坊主・本泉寺蓮悟、松岡寺蓮綱、光教寺蓮誓と一揆勢力によって
行われ、百年にわたる「百姓の持たる国」となり全国でも類を見ない体制となったとのことです。
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