ゆやまやかた

湯山館

兵庫県神戸市

別名 : 湯山御殿
旧国名 : 摂津

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岩風呂跡
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ぴーかる

太閤秀吉の湯 (2023/08/12 訪問)

【湯山館】
<駐車場他>専用駐車場はなし。池之坊有料駐車場に駐車しました。
<交通手段>車

<見所>石垣・岩風呂跡
<感想>太閤秀吉の湯として知られた湯殿館は阪神・淡路大震災の際に、極楽寺の庫裏が損壊してしまった時に発見されました。現在は入館料200円の資料館になっていて、関西のTVの旅番組では有馬温泉の旅を紹介するときにはよく太閤の湯殿館の資料館は結構一緒に紹介されていますよ。外湯の金の湯または銀の湯に入館すると湯殿館は無料で入館できるので、朝9時前に行って先に太閤橋・秀吉やおねの銅像⇒銀の湯に行きました。関西在住なので勿論有馬温泉には行ったことがありましたが、金の湯の泉質があまり好きではないので有馬には25年以上ぶりの来訪です。銀の湯の方は無臭無色透明なので好み。
 資料館は館前に庭園跡、館内に岩風呂跡とその向い側に蒸し風呂の建屋跡、発掘品等が展示されています。資料館の山側の法面に現存石垣が残っています。資料館には誰もいませんでしたが、温泉街の方は混雑を避けるために真夏に行ったにもかかわらず外国人観光客もいて結構な人出でした。

<満足度>◆◆◇

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勝野武士

再訪、錦秋の有馬。 (2018/11/17 訪問)

瑞宝寺公園の紅葉が見頃とのことで、何度目かの有馬にやってきました。
神戸電鉄有馬温泉駅から温泉街を歩くのですが、流石に土曜日、観光客が超多いです。
足湯も座る場所がないぐらい大盛況でした。
古い町並みにも人、人、人。でも、土産物がいっぱいあって、町並みに風情もあって、歩いているだけでも楽しくなります。流石兵庫屈指の観光地。炭酸煎餅の甘い香りに何度籠絡されそうになったことか。

さて、そんな温泉街を少し横道に逸れて温泉寺方面に階段を上ると、念仏寺のすぐ下に出ます。そこには立派な高石垣が!所々石材が斜めに積まれてたり算木も何か曖昧ではありますが、何となく豊臣大坂城の石垣の積み方に似てる気がします。念仏寺は北政所御殿(奥御殿?)の跡であると伝わっていますし、湯山御殿の遺構である可能性は高そうです。
そして念仏寺の隣、温泉寺の裏手に極楽寺があります。ここには『太閤の湯殿館』という展示施設があり、建物内部に岩風呂と蒸風呂の遺構が露出展示されています。建物の外には露地庭園の跡と秀吉ゆかりの手水鉢があります。…が、この日は残念ながらまさかの休館日。あらかじめ開館日を確認してからの来訪をオススメします。
しかしガッカリする事なかれ。太閤の湯殿館のすぐ隣には立派な石垣!帯曲輪の跡で、隅櫓や多聞が造られていました。単なる館ではなく、防犯上の理由からか城としての機能も持ち合わせていたようです。
なお、極楽寺の裏手に極楽泉源がありますが、そちらは昭和29年に開削されたもので残念ながら当時からのものではありません。

さて、この日のお目当てでもある瑞宝寺公園へ。
ここは明治の廃仏毀釈により廃寺となった黄檗宗瑞宝寺の跡で、秀吉が「いつまで見ていても飽きない」と賞賛したことから『日暮らしの庭』と呼ばれ、古くから紅葉の名所として知られている所なのですが、訪れた頃にはすでに散り始めていて見頃はやや過ぎた感がありますが、それでも十分綺麗でした。散り紅葉も風情があって良いですね。
なお、ここには瑞宝寺の山門が残されていますが、伏見城から移築したと伝わっています。小ぶりで比較的簡素な唐門なのですが、屋根の曲線が優美です。細部をよく見ると上部にはさりげなく瓢箪のデザインが!遊び心がありますね。
あと、秀吉ゆかりの石の碁盤もあります。美しい紅葉を楽しみながら碁を打っていたのでしょうか。マイ温泉別荘を造り、仕事をしばし忘れて気ままに遊ぶ…天下人ならではというか、贅沢ですねぇ。

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勝野武士

三田市内に残る伝承の門。 (2018/10/31 訪問)

三田市内、九鬼家の菩提寺である心月院に、湯山御殿から移築されたと伝わる門が残っています。
全体的に堂々としていて、デザインはシンプルながらも梁の上部に菱形に組まれた建具が、豪壮な中にも軽やかなエッセンスを加えていて、カッコいい門です。
梁や柱も太くて、とても立派です。
三田陣屋に寄ったら、是非。

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勝野武士

秀吉の岩風呂とサウナ。

有馬温泉街の少し高台に温泉寺がありますが、その裏手に極楽寺があります。その極楽寺に隣接して『太閤の湯殿館』という展示施設があります。
内部は蒸風呂と岩風呂の遺構を露出展示しており、わずかながら湯山御殿の面影を偲べます。
周辺には露地庭園の跡と帯曲輪の石垣が!
そして隣接している念仏寺は北政所御殿(=奥御殿?)の跡だといいますが、細い道を通って念仏寺周辺を探ってみると、なんと帯曲輪の石垣の積み方によく似た高石垣が!
…あくまでも推測ではありますが、念仏寺と湯殿館との位置関係や石垣からみても、かなり広大な城構えの山里御殿のようなものだったようです。
まだまだ謎の多い湯山御殿。
それ故にロマンをかき立てられます。

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城郭情報

分類・構造 平城
築城主 豊臣秀吉
築城年 慶長3年(1598)
主な城主 豊臣秀吉
遺構 曲輪、石垣、岩風呂
指定文化財 市史跡(湯山御殿遺跡)
再建造物 庭園、蒸し風呂、説明板
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1642(極楽寺)