七松環濠とも呼ばれる中世以来の環濠集落で、織田信長の有岡城攻めに際して織田信忠が陣城として改修しました。有岡城が落城すると、荒木村重の家臣妻子ら六百数十名は七松城に移送されて処刑されたと伝わります。
JR神戸線・立花駅から徒歩で登城。七松八幡神社あたりが城跡とされ、境内にはこの地で処刑された武士及び家族の慰霊碑が建てられています。明瞭な遺構は見られませんが、七松八幡神社は微高地にあり、境内東辺の道が環濠跡、昭和公園東辺の道路脇が堀跡とも云われています。なお、七松八幡神社の北隣にある弘誓寺の太鼓楼(?)は、唯一お城っぽさを感じさせる建物でした(むろん遺構ではありませんが)。
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