千早城は金剛山城とも呼ばれ、元弘の乱(1331~1333)において楠木正成が籠り、鎌倉幕府の大軍相手に戦ったことで有名な城です。金剛山への登山道から裏参道を通って社務所のある三の丸下まで登り、そこから本丸を目指しました。千早神社は二の丸の跡とされ、その上が本丸になりますが、櫓台と見られる最高所は聖域とされているので登ることは出来ません。
千早城の籠城戦では、大石や大木を落としたり、矢を四方八方から射かけたり、火攻めを行ったりと、あらゆる奇策を以て、幕府の大軍をさんざんに手こずらせたようです。一説には例の最終兵器を煮詰めて敵に撒いたりしたとか・・「フン尿」を戦に用いたというのは後にも先にも「千早・赤坂城の戦い」でしか聞かないエピソードですが、当人の騎馬像が皇居の前にカッコ良く鎮座しているのを見ると、結局何でも有りなのか? という気持ちにならんこともないです。
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