言わずと知れた紀州徳川家14代の居城。明治維新以降も天守はじめ多くの建物が残っていたそうですが、戦災によりほぼ焼失、残念です。現在の天守は1958年に鉄筋コンクリート造での復元ということで、今年でめでたく再建60年、遠目にはわからないレベルで風格が出ています。史実無視のいかにも観光目当の天守(各まちの事情はあるんでしょうけど)がまま見られる中、往時の連立式天守の姿を徳川御三家の名城の名に恥じぬ形でちゃんと外観復元した姿勢は好感がもてました。まあ戦前まで残っていて写真や資料が多かったこともあるんでしょうけど。あと珍しい斜めに掛かる「御橋廊下」というのも復元されているので、忘れずに見学を。これと天守が一緒に入ったショットは個人的にお気に入りです。また、まだ新しい施設の「わかやま歴史館」は和歌山城の歴史がサクッと学べるので、まず登城前の予習で寄り、登城後にもう一度、1階の観光物産館でお土産を買っていきましょう(笑)。
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