続日本100名城

かねやまじょう

金山城

岐阜県可児市

別名 : 美濃金山城、兼山城、烏峰城
旧国名 : 美濃

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金山城
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いたち

山城へ行こう!へ行ってきました (2024/12/08 訪問)

本日12月8日に可児市のイベント、山城へ行こう!に参加しました。午前中に加藤理文先生、中井均先生、春風亭昇太師匠他による楽しいシロトークを聴いて、気持ちが昂ったところで美濃金山城へ!午前中の雨が上がり、澄み切った青空と紅葉の山城は、秋の休日の思い出となりました。
山城は初めてでしたがよく整備され、迷わず登れました。シロトークで予習出来たおかげで、破城の痕跡と綺麗に積まれた石垣、天守からの眺めなど格別でした。
今回はイベント会場からシャトルバスが運行されアクセスの心配はありませんでしたが、普段は車が必要だと思います。

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しんちゃん

本丸周囲の石垣 (2024/06/15 訪問)

破城の痕跡が残るとはいえ、金山城の石垣は十分魅力的です。出丸の石垣は、奥手の方は、この城で最も古い石垣が残っているようです。
三の丸にも石垣が残り、石造りの大手枡形を経て、二の丸に至ります。本丸の南西端は天守台になっていますが、ここの石垣も崩されています。本丸南東部には石造りの本丸虎口があり、本丸東側の石垣は巨大なチャートの岩盤の上に乗っているようにも見えます。
また本丸虎口の良く見える部分に縞模様の入ったオシャレな石があります。いわゆる「見せる」ための石というやつでしょうか?
さすがは織田氏の重臣・森氏の城ですね。

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しんちゃん

破城の痕跡 (2024/06/15 訪問)

出丸から三の丸、二の丸を経て本丸に向かいます。三の丸には破城の痕跡が痛々しく残っています。天端(上側)と隅部を崩す方式がとられています。江戸時代に「天草の乱」が起きた後、全国の戦国期の山城(特に石垣の残っている城)が念入りに破壊されたとする説があり、金山城の石垣もその時に崩されたのかも知れません。痛々しい姿ですが、部分的にでも残ってくれているのは有難いことです。
二の丸に向かう途上に「古城山払下げ記念碑」が立っています。江戸時代には兼山の地を治めた尾張藩の「お留山」となっており、明治時代には皇室の御料林(ごりょうりん)となっていたようです。昭和28年にようやく住民への払下げが行われたのですが、長い間人手が入らなかったことが城址の遺構を残すことになったと案内板には書かれています。
とはいえ、それ以外にも小里城など遺構を良く残す城もあることから、地元住民にも城址に対する理解のある人も多かったのではないかと考えます。結局、山城などの遺構が残り、それを訪問できるのは地元の方々の理解と協力があったからなのだと思います。
近年荒れ放題の城址を訪問するたびにそれを痛感します。たいてい道が倒木で塞がれていることが多いので(マイナーな山城を訪問することが多い)。

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しんちゃん

出丸の石垣の奥の方も見るべき。 (2024/06/15 訪問)

金山城にやって来ました。といっても訪問したのは6月ごろ、紫陽花の咲いている時期です。金山城は中腹まで車で行けるので私は大堀切の周辺の空きスペースに車を置いて、そこから徒歩で城址に向かいました。
西の出丸が駐車場になっており、そこに向かう道には紫陽花が咲き誇り、周囲の眺望と合わせてなかなか良い景色です。
文禄8年(1565)織田信長は烏ヶ峰城を奪取し、家臣の森可成に与え、可成はこの城を金山城と称したとされます。現在の石積みの遺構は安土城の築城期と同じころに改修したと見られ、破城の痕跡が痛々しいものの、本丸周辺には見事な石垣が残ります。チャートの岩盤がむき出しになっており、この山自体がチャートの岩山であることを感じさせます。
駐車場となっている出丸にも見事な石垣がありますが、正直違和感を感じました。積方や色合い、石材などから後世の物と判断してほどほどに写真を撮って本丸に向かいました。あとで可児市の文化財課に確認したところ、私が見た部分は後世に積まれたものだけど、奥手の方に最も古い石垣が残っているそうです。しまった‥だまされた。これは四回目の訪問もありですね。
良い城は何回行っても新しい発見が有るものです。

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城郭情報

城地種類 山城
築城年代 天文6年(1537)
築城者 斎藤正義
主要城主 斎藤氏、森氏、石川氏
文化財史跡区分 国史跡(美濃金山城跡)
天守の現況・形態 複合式層塔型[2重2階/築年不明/解体]
主な関連施設 石碑、説明板
主な遺構 曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)、井戸、移築門
住所 岐阜県可児市兼山町古城山
問い合わせ先 可児市文化財課
問い合わせ先電話番号 0574-62-1111