以前からなんとなく気になっていた瓦林城にやってまいりました。
南北朝時代に築かれたというこのお城、立地的な点を鑑みて館城の様なものだったんじゃないかと推定されています。
時代は下って元亀元年(1570年)9月28日、三好方の篠原長房より不意打ちにあい、当時織田方についていた河原林三河守が守る瓦林城は劣勢ながらも必死に抵抗したものの、三河守以下106名が討ち死。その中には女子供も含まれていたそうです…。
そんな瓦林城、後の武庫川の氾濫と宅地化によって正確な場所の特定が困難なほどに、歴史の波に呑まれてしまいました。
しかし、その推定地には現在、日野神社が鎮座しております。
この日野神社、元々は瓦林城の守護神として創建されたんだとか。唯一、瓦林城を偲ぶよすがとなっております。
本殿の裏手に兵庫県の指定天然記念物となっている社叢が広がっており、よく見ると堀跡らしき凹凸が!
…しかし後で調べたら、武庫川の氾濫時に出来た堆積物の名残のようです。ささやかな期待は敢えなく崩壊orz
というわけで場所すらはっきりしない瓦林城ですが、境内のすぐ南側を阪急電車がビュンビュン走っているのにも関わらず、とても静かで落ち着きますよ。
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