鉢形城から八高線で小川町へ移動。「青山城」も登城口の「見晴らしの丘」の文字もどこかで見たような…。
「あの時のあそこのあれだよね。」と同行者と記憶が一致。
「あの時のあそこのあれ」とは、
「比企城館跡群巡りをした時に彷徨った小倉城の奥の方のうら寂しい三叉路にあった道標に書かれていた手書きの文字」です。
昨年4月の小倉城の投稿に書いて写真も載せたのですが、調子に乗って歩いていたら小倉城域から外れてしまい、「←青山城、見晴らしの丘」などの案内を見て、「行こうか?でも帰れなくなるかもしれないからやめておこう。」となった、その青山城ではないか⁈ワクワクが止まりません!
麓から見晴らしの丘まではヘアピンカーブの車道ですがショートカットできる歩道もあります。その先は遊歩道が整備されていて前進あるのみ。20分程で仙元山山頂に到着。スカイツリーも浅間山(多分…)も望めました。山頂からさらに10分程進んで青山城に到着。堀切→三郭→堀切→本郭。本郭を囲む土塁にうっすら浅い虎口のような窪みがあり、少し降りてみたところそこにも竪堀のようなものがありました。二郭へ降りようと思ったら本郭を囲む石垣だったと思われる、小倉城と同じ緑泥石片岩の石積みの名残りが!
そしてその先、小倉城へと続く遊歩道がありました。2.5kmくらいで着くそうです。その場の勢いで行くには遠すぎて行きませんでしたが、青山城と小倉城が10ヶ月を経てリンクしたのは結構感動でした。
遊歩道沿いではありませんが、山の中に「割谷(青山)板碑石材採掘遺跡」というのがあるそうです(平成26年に国史跡指定)。緑泥石片岩の破片が一面にあるそうで、聞いただけで垂涎モノです。いつか行ってみたいです。
ちなみに「青山城」と呼ぶか「割谷城」と呼ぶかは地元意識による違いのようです。
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